えっ!?銃を持つのが当たり前なのか、ここ!?   作:にわKA

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どうも、作者のにわKAです。

魔王ヒースきちゃぁぁ!!


稚拙な文章ですが、最後まで見てもらえたら嬉しいです。

よろしければ感想・評価お願いいたします!


5.制圧、発覚

 

 

 

 ''ホシノ、右後ろから2人来てるよ。''

 

「おっけ~。」

 

 撃つ、当たる。

 

 

 ''ユメは前に出てるロキのカバーお願い!''

 

「はい!」

 

 防ぐ、弾く。また撃つ、当たる。

 

 

 ''ロキ、右斜め前から増援、あと左横の障害物に1人隠れてるよ!''

 

「了解」

 

 躱す、近づく。打つ、当たる。

 

 

 

「...私たちの出番無いわね。」

 

「ん、先生と先輩たちだけでどうにかなる。」

 

『ですね...』

 

 

 

 巧みな連携から繰り出される迅速な制圧。もはや3人と先生たち以外は置物と化していた。

 

 

 

 ''リロードが終わったらそのまま前進。恐らくあと十数人だから一気に片付けよう。''

 

「「「了解!」」」

 

 

 一気に3人が前へと足を進める。

 

 

 

 ダダダダダダダッ!!

 

 

「ひっ...あ、当たらな...」ゴッ

 

「なんであんなに速...」バァン

 

 

 次々と倒れていくヘルメット団、次々に敵を倒していく3人。

 その状況はもはや''戦い''ではなく、''殲滅''に近かった。

 

 

 

 

 

 そこから数分もかからないうちにヘルメット団は撤退していった。

 

 

『敵の退却を確認! 並びに、カタカタヘルメット団の補給所、アジト、弾薬庫の破壊を確認。』

 

「これでしばらくはこっちに手出しできないだろ。」

 

「ナイスだったよ、ホシノちゃん! ロキさんも!」

 

「よーし、作戦終了。みんな、先生、お疲れー。」

 

 ''お疲れ様。''

 

 

「ん...結局、私たち何もできなかった。」

 

「ロキさんたちが強すぎるのよ。流石にヘルメット団の子たちが可哀そうに思えてきた...」

 

「あはは...」

 

 

「それじゃ、学校に戻ろっかー。」

 

 

 アビドス一行によるヘルメット団前哨基地襲撃は、あっさりと幕を下ろした。

 

 

 

 

 

 

「お帰りなさい。皆さん、お疲れさまでした。」

 

 いつもの対策委員会の教室に戻ると、アヤネが出迎えてくれた。

 

 

「ただいま~。」

 

「アヤネちゃんも、オペレーターお疲れ。」

 

 各々がいつもの席へ着く。

 

 

「火急の事案だったカタカタヘルメット団の件が片付きましたね。これで一息つけそうです。」

 

「そうだね。これでやっと、重要な問題に集中できる。」

 

「うん! 先生のおかげだね、これで心置きなく全力で借金返済に取り掛かれるわ! ありがとう、先生!この恩は一生忘れないから!」

 

 

 ''...借金返済って?''

 

 

 突然、セリカが『しまった』という顔をし、口を手で覆う。

 

 

「あ、わわっ...!」

 

「そ、それは......」

 

 何故かアビドスの面々が気まずそうな顔をする。

 

 

「ま、待って!! アヤネちゃん、それ以上は!」

 

 慌ててアヤネを制止するセリカ。

 

 

「...もしかして、あれ(・・)のことを説明してなかったのか?」

 

 

 ''あれ(・・)?''

 

 

「いいんじゃない、セリカちゃん。隠すようなことじゃあるまいし。」

 

「か、かといって、わざわざ話すようなことでもないでしょ!」

 

「別に罪を犯したとかじゃないでしょー? それに先生はロキさんみたいに私たちを助けてくれた大人でしょー?」

 

「そ、そりゃそうだけど、先生だって結局部外者だし!」

 

「...まあ、すぐに信用できなのはわかる。だが、少なからず昨日と今日でアビドス(ここ)のために指揮してくれたんだ。俺は少しくらい信用してもいいと思うぞ。」

 

「う、うぅ...でっ、でも! 昨日来たばかりの大人でしょ! 今までロキさん以外の大人たちがこの学校のこと気に留めたことなんてあった!?」

 

 

「...なんか出会った初めのホシノを彷彿とさせr...痛い痛い、悪かったからつねるのはやめろホシノ。」

 

 

「それにこの学校の問題は、ずっと私たちだけでどうにかしてきたじゃん! なのに今更、大人が首を突っ込んでくるなんて...私は認めない!!」

 

 

 そう言うと、セリカは勢いよくドアから出て行ってしまった。

 

「セリカちゃん!?」

 

「私、様子を見てきます。」

 

 そう言い、ノノミも教室を出て行った。

 

 

 

「......えーと、簡単に説明すると...この学校、借金があるんだー。まあありふれた話だけどさ。」

 

 ''そう...なんだ。''

 

「でも、問題はその金額でさ......」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9億円(・・・)くらいあるんだよねー。」

 

 

 

 

 

 ''......はい???''

 

 

 

 

 

 先生の口から腑抜けた声が出る。それがまるで前のロキの声と似ていたのか、ユメが吹き出しそうになっている。

 そんなユメの頭をチョップし、ロキが説明する。

 

 

「厳密に言えば9億3125万円だな。」

 

 ''9億3125万円!?!? とてつもない額だね...''

 

 

「これを返済しないとこの学校は銀行の手に渡って廃校手続きをしなくちゃいけなくなるんだが...」

 

「...はい、実際に完済できる可能性は0%に近いです...そのせいでほとんどの生徒は諦めてこの学校を去ってしまいました...」

 

「学校が廃校に追いやられたのも、生徒がいなくなって町がゴーストタウン化してるのも、この借金のせい。」

 

 

 ''...なんでそんな額を借金してしまったのかな...''

 

 

「...簡単に言えば砂嵐のせいですね。」

 

 ''砂嵐?''

 

 今まで黙っていたユメが突然口を開く。

 

「数十年前に突然起こった大規模な砂嵐のせいで、学区のいたるところに砂が積もっちゃって...それをどうにかするために大量に資金を注ぎ込んで...」

 

 

 ''...それで借金が増えたんだ...''

 

 

「はい...私たちとロキさんの収入を合わせて少しずつ借金は減らせて入るのですが...ほとんどのお金を借金返済に充てているので、弾薬も補給品も、底をついてしまっています。」

 

 

「セリカがあそこまで神経質になってるのは、今までこの問題に向き合ってくれた大人がロキ以外いなかったから。」

 

「...まあ、そういうつまらない話だよ。」

 

「それで、先生のおかげでヘルメット団っていう厄介な問題が解決したから、これから借金問題に全力投球できるようになったんです、本当にありがとうございます!」

 

 ユメがふんすと感謝を伝える。

 

「...もしこの委員会の力になってくれるとしても、借金のことは気にしなくていいからねー。話を聞いてくれただけでもありがたいし。」

 

「そうだね。先生はもう十分力になってくれた。これ以上迷惑はかけられない。」

 

 

 

 ''いいや、私も対策委員会の一員として一緒に頑張るよ。''

 

 

「そ、それって......!」

 

「...それじゃ、改めて...」

 

 

 

 

 

「よろしくな、先生。」

 

 ''うん!''

 

 

 握手を交わす2人。

 

 ここから、ロキと先生の奇妙な付き合いが始まった。




次回予告!!

「ロキ、キレる」

デュ○ルスタンバイ!!()
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