葬儀屋イサンキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
かっこいいですねぇ...!
...もし7回再使用とか出てきたら笑っちゃいますよ。
稚拙な文章ですが、最後まで見てもらえたら嬉しいです。
よろしければ感想・評価お願いいたします!
復興委員会の教室にて、メンバー全員と先生たちが机を囲んで座っている。
「......それでは、アビドス対策委員会の定例会議を始めます。本日は先生とロキさんにもお越しいただいたので、いつもより真面目な議論ができると思うのですが......」
「は~い☆」
「もちろん。」
「何よ、いつもは不真面目みたいじゃない...」
「うへ、よろしくねー、先生。ロキさんも。」
''よろしくね。''
「おお、よろしく。」
「早速議題に入ります。本日は、私たちにとって非常に重要な問題......『学校の負債をどう返済するか』について、具体的な方法を議論します。ご意見のある方は、挙手をお願いします!」
「はい! はい!」
勢いよく手を挙げたのは、つい最近まで保健室で療養していたセリカだ。
「はい、1年の黒見さん。お願いします。」
「......あのさ、名字で呼ぶのやめない? ぎこちないんだけど……」
「セ、セリカちゃん......でも、せっかく会議だし...」
「私はいいと思うな~。おカタ~い感じで、まさに会議って感じだし!」
「私も賛成だな~。それに今日は、珍しく先生とロキさんもいるんだし」
「先生は珍しくというより、初めて。」
「ですよね! なんだか委員会っぽくていいと思いま~す☆」
「はあ......まあ、先輩たちがそういうなら......」
「...とにかく! 対策委員会の会計担当としては、現在我が校の財政状況は破産の寸前としか言いようがないわっ!」
「毎月の返済額は、利息だけで788万円! 私たちも頑張って稼いで入るけど、ロキさんたちの稼ぎと合わせても、正直利息の返済もままならない! このままじゃ埒が明かないわ!」
「だから、何かこう、でっかく一発狙わないと!」
「...ギャンブルはダメだからな? それ関連で問題が発生するのはもうこりごりだ。」
「ギャンブルじゃないわよ! これこれ! 街で配ってたチラシ!」
セリカがおもむろにチラシを取り出し、みんなの前に出す。そのチラシには......
「『ゲルマニウム麦飯石ブレスレットであなたも一攫千金』...?」
「そうっ! これでガッポガッポ稼ごうよ!」
「あの...先生?」
''うん...完璧に詐欺だね...しかもコテコテの典型的なやつ...''
「えっ!?」
「うへ...セリカちゃん、これは誰でも怪しいって分かるよ?」
「ん、怪しすぎる。」
「うん、流石の私でもこれには騙されないかな...」
「セリカちゃん...それ、マルチ商法だから......」
「へっ!? そっ、そうなの? 私、2個も買っちゃったんだけど!?」
「セリカちゃん、騙されちゃいましたね。可愛いです☆」
「……!!」
「まったく、セリカちゃんは世間知らずだね~。気を付けないと、悪い人に騙されて、大変なことになっちゃうかもよ~?」
「そ、そんなぁ......」
「...セリカ、儲ける方法をわざわざ他人に教える奴はいないぞ。教えたところでメリットも無いんだしな。」
「うぅ...せっかくお昼抜いて貯めたお金で買ったのに......」
「大丈夫ですよセリカちゃん☆ お昼、一緒に食べましょう? 私がご馳走しますから。」
「ぐすっ......ノノミせんぱぁい......」
「なあ、ユメ。あのチラシの端っこに住所書いてあるよな。」
「そうですね...」
「...どうする?」
「今日の夜にしましょう、早いほうが良いですし。」
「だな。」
「えっと...それでは、黒見さんからの意見はこの辺で......他にご意見のある方......」
「はいはーい!」
「えっと......はい、3年生の小鳥遊委員長。ちょっと嫌な予感がしますが......」
「うむうむ、えっへん! ...我が校の一番の問題は、全校生徒がここにいる数人だけってことなんだよねー。生徒の数=学校の力。トリニティやゲヘナみたいに、生徒数を桁違いに増やせれば、毎月のお金だけでもかなりの金額になるはず。」
「え......そ、そうなんですか?」
「そういうこと~。だからまずは、生徒の数を増やさないといけないと思うんだよね。」
「ホシノにしては平和的な案だな?」
「確かに良い案かもしれませんが、でもどうやって......」
「簡単だよ~...」
「他校のスクールバスを拉致ればオッケ~。」
「はい!?」
「おっと、流れが変わったな。」
''何もオッケ~じゃないよ!?''
「登校中のバスをジャックして、アビドスへの転入学書類にハンコを押さないと降りれなくする。これで生徒数が増えること間違いな~し!」
「それは倫理と法理的に問題があると思うけど!?」
「ホシノちゃん......」
今まで静かにしていたユメが口を開く。
「それは『あり』だよ。」
「おいちょっと待て。」
「うへ、やっぱり先輩もそう思うよねー。」
「いや、絶対にダメですよ!? というか、先生のいる前で言ったらダメじゃないですか! それに他校の風紀委員が黙っていませんよ...」
''うん、私もそれには賛同できないかな...''
「うへー...やっぱそうだよねー....」
「やっぱそうだよねー、じゃありませんよ、ホシノ先輩......もっと真面目に会議に臨んでいただかないと......」
「ん、それなら私にいい考えがある。」
「……はい、2年の砂狼シロコさん」
「銀行を襲うの」
「はいっ!?」
「は?」
''!?''
「確実かつ簡単な方法。ターゲットも選定済み。市街地にある第一中央銀行。金庫の位置、警備員の動線、現金輸送車の走行ルートは事前に把握してある。」
「さっきから一生懸命見ていたのはそれですか!?」
「5分で1億は稼げる。はい、覆面も用意した。」
そう言い、バッグの中から7枚の覆面を取り出す。
「なんでご丁寧に俺のも作ってあるんだ......」
「......いつの間にこんなものまで...」
「うわー、これ、シロコちゃんの手作り~?」
「わあ、見てください☆ レスラーみたいです!」
「じゃーん! どう、ロキさん? 似合ってる?」
「ああ、いつもの倍はアホっぽく見えるぞ。」
「ひぃん...」
「いやーいいねぇ~。人生一発でキメないと。ねぇ、セリカちゃん?」
「そんなわけあるか!! 却下! 却下!!!」
「そっ、そうですっ! 犯罪はいけませんっ!」
「......」
「そんなふくれっ面をしてもダメなものはダメです、シロコ先輩っ!」
''まあそりゃダメだよね。''
「逆になんで行けると思ったんだか...」
「......はぁ。......みなさん、もうちょっとまともな提案をしていただかないと......」
「あのー! はい! 次は私が!」
「...はい、2年の十六夜ノノミさん。犯罪と詐欺は抜きでお願いします...」
「はい! 犯罪でもマルチ商法でもない、とってもクリーンかつ確実な方法があります!」
「アイドルです! スクールアイドル!」
「あ、アイドル!?」
「そうです! アニメで観たんですけど、学校を復興する定番の方法はアイドルです! 私たち全員がアイドルとしてデビューすれば...」
「うへぇ、それは却下」
「あら...これもダメなんですか?」
ホシノが指でバツを作っている。
「ノノミちゃんやユメ先輩みたいにスタイルが良い子ならまだしも、おじさんみたいな子がアイドルやってもね~」
「なんで? ホシノ先輩なら、特定のマニアに大ウケしそうなのに。」
「うへ~、こんな貧弱な体が好きとか言っちゃう輩なんて人間としてダメっしょ~。ないわー、ないない。」
「貧弱...? どこにもそんな奴見当たらないが......痛い痛い、謝るからつねるのはやめろ。」
「決めポーズも考えておいたのに...」
すると、ノノミが立ち上がり、みんなの前でサッと決めポーズをする。
「水着少女団のクリスティーナで~す♧」
「かっこいい...!」
「かっこいいか...?」
何故か一人だけ決めポーズに魅了されているユメ。未だにコイツの感性がいまいちわからない...
「何が『で~す♧』よ! それに『水着少女団』って! だっさい!」
「えー...徹夜で考えたのに...」
「あのう......議論がなかなか進まないんですけど、そろそろ結論を...」
「ロキさんはいち大人として何か提案無いの~?」
「ん? 俺か?」
いきなり話題を振られたロキは少し間をおいて答える。
「そうだな...まず思いつくのは、
「却下。」
「...まあ、そう言うだろうとは思ってたが...一応聞くけど、なんでだ?」
「別に~? ただ働き詰めはよくないよ~って思っただけ。」
「私もそう思うなー。最近やっと依頼に空きができる程度には大量に受注してるでしょ? 正直今の状態でも多すぎだとは思うけどなー。」
「...分かったよ.....んで、次に思いつくのは借金自体じゃなくて、借金元をどうにかするってことだ。」
「というと...?」
「まあ、簡単に言えば借金元を潰す。言い方を変えれば『襲撃する』ってことだ。」
「!!」ガタッ!!
「ちょっと!? シロコ先輩落ち着いて! まだ提案ってだけだから! 決まったわけじゃないから!」
「ん、もしそれを実行するなら計画作りは私に任せて。」
「まあ待て。実際、これをやるんだったら借金元の素性を調べたり、計画を入念に作り込まなくちゃいけない。それに、お前たちの所属元がバレたら1発でアウトだ。だから正直この案は捨てでいい。言ってみただけってやつだ。」
''物騒な案を出すね...''
「俺が今思いつける案はこれだけだな。」
「まあ、最悪の場合アイツを利用すれば...」
「んー? 何か言った?」
「...いや別に。というか、俺よりも先生に聞いた方がいいんじゃないか? 俺よりは数倍まともな大人だろ。」
''私?''
「それもそうだね〜。先生は何か案ある? もし無かったら今出た案の中から選んでもらいたいんだけど。」
"え......うーん......"
十数秒ほど思案顔になる先生。だが、何も思いつかなかったのか、結局思案顔をやめる。
"今出た案から選ぶとするなら......スクールアイドル...かなぁ......"
「えぇっ!? 本気ですか!?」
「あはははー! よし、決まりー!」
「きゃあ~☆ 楽しそうです!」
「ほ、ホントに? これでいいの?」
「うへ~いいんじゃなーい? ロキさんもユメ先輩もそうだよね?」
「うん、私もそれでいいかな! アイドルはなんだかんだ楽しそうだし!」
「!? ろ、ロキさんは...?」
意外な選択が先生によって告げられた。それにより、困惑するものや乗り気になる者もいる。
そんな中、ロキは...
「おー、いいんじゃないか? 先生が決めたことだ、全責任は先生が背負ってくれるってよー。」
と、どこか遠い目で言っていた。
''ちょっ!?''
「ロキさん!? 自分に関係ないからって傍観しないでください!」
「うへ? 何言ってるの、アヤネちゃん。」
「ロキさんもアイドルやるんだよ?」
「「「「「「''!?''」」」」」」
全員がびっくりしたような目でホシノを見る。
「おいちょっと待て!? なんで俺もなんだよ!?」
「うへ~、ロキさんってキヴォトスでも超超珍しい男の人なんだよ? アイドルになったらめちゃくちゃ人気出るんじゃないかな~?」
「...確かに、ロキさんって意外と顔立ちは整ってる方だしね...」
「試しにこっちに投げキッスしてもらってもいいですか☆ ファンサービスですファンサービス!」
「誰がやるかっての...」
「ん、でも計画は大胆な方がいい。でしょ、アヤネ?」
シロコが視線を横にずらすと、そこにはプルプルと震えているアヤネが視界に入る。
「......い......」
「いいわけないじゃないですかぁ!!」
そして、いきなり大声を出したかと思えば、勢いよくちゃぶ台返しを炸裂する。
「で、出たー! アヤネちゃんのちゃぶ台返し!」
「きゃあ、アヤネちゃんが怒りました! 非常事態です!」
「ふふっ、キレのいい返しができる子に育ってくれたねぇ。先輩として嬉しいよぉ。」
「んなこと言ってる場合か、ユメ。早くアヤネ宥めるぞ!」
あの後、全員正座させられてこっぴどく説教された。
・
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「いやぁー、悪かったってば、アヤネちゃーん。ラーメン奢ってあげるからさ、怒らないでー。ねっ?」
「怒ってません...」
「はい、お口拭きますよー。はい、よくできましたねー☆」
「赤ちゃんじゃありませんからっ!」
「あんまりいじめてやるなよ...」
「...なんでもいいけどさ、なんでまたウチに来たの?」
ここは柴大将が営むラーメン店、『紫関ラーメン』。比較的安価なのにもかかわらず、提供される品はどれも絶品である。
「アヤネ、チャーシューもっと食べる?」
「(もごもご)ふぁい...」
「機嫌直して、アヤネちゃん...私も煮卵あげるからぁー...」
「(もごもご)...ふぁい...」
シロコとユメが機嫌直しのためにアヤネに餌付けをしていた時...
ガタッ
ガラララッ
「......」
店の扉が開き、1人の少女が現れる。
「あ...あのう......」
少女はきょどきょどしながら店の前に立っている。しかし、なぜかお店に入ろうとはしていない。
「ん?アイツは...」
「いらっしゃいませ! 何名様ですか?」
「...こ、ここで一番安いメニューって、お、おいくらですか...?」
「一番安いのは...580円の紫関ラーメンです!看板メニューなので美味しいですよ!」
「あ、ありがとうございます!」
そう言うと、少女は店の扉を閉めてしまった。セリカが『一体何だったんだろう』という顔をしていると、また扉が開く。
「えへへっ、やっと見つかった! 600円以下のメニュー!」
「ふふふ。ほら、何事にも解決策はあるのよ。全部想定内だわ。」
「そ、そうでしたか...さすが社長、何でもご存知なんですね......」
「はあ......」
そこには、アビドスでは見慣れない4人の生徒がいた。
「!? なんでアイツらが!?」
「4名様ですか? お席にご案内しますね。」
「んーん、どうせ1杯しか頼まないし大丈夫。」
セリカが席に案内しようとするが、4人の少女のうちの1人がそれを拒否する。
1杯だけ...?とセリカは疑問に思ったが、どうせ今の時間は空いてる席が多いので結局席に案内することになった。
会話の途中で1杯を4人で分けるから箸を4膳にしてほしいという要望に驚きつつも、セリカは先生たちが座っている席の隣に4人を案内した。
''なんか、個性的な子たちだね。''
「
「観光客はないんじゃないかなー? 観光できるものが残ってないし。」
「そんな可哀そうなこと言わないでよ、ホシノちゃん...って、あれ? ロキさん? どうしたんですか?」
「あー...いや、なんでもない。」
何故か顔色が優れないロキにユメが疑問を持つ。
一方、席に着いた4人の少女は何やら雑談交じりに何かを話し合っているようだ。
「それにしても、アルちゃん。人員のほうにあんなに資金を注ぎ込んじゃって、夕飯代のことすっかり忘れてたでしょ~?」
「忘れてないわよ! それと、『アルちゃん』じゃなくて社長でしょう? ムツキ室長、肩書はちゃんとつけてよ。」
「ん? だってもう仕事終わった後じゃん? ところで、社長のクセに社員にラーメン一杯奢れないなんてね~。」
「なっ...!」
「...今日の襲撃任務に投下する人員、正直私も多いと思うよ、社長。確かにリスクは少ないほうが良いけど、どうせまた
「ぐっ...で、でも、こうして実際ラーメンは口にできているわけでしょう? それぐらい想定済みよ。」
「たったの一杯分じゃん...せめて4杯分は確保しておこうよ...」
「......」
「そもそも、全財産をはたいてまで人を雇うほど、今日の襲撃目標は危険な連中なの?」
「そ、それは......」
「多分アルちゃんも分かってないと思うよ。だからビビっていっぱい雇ってるんだよ♪」
「誰がビビってるですって!? 全部私の想定内!」
「失敗は許されない。あらゆるリソースを総動員して臨むわ。それが我が便利屋68のモットーよ!」
何やら少女たちは良くも悪くも賑やかな会話をしている。
「はい、お待たせいたしましたー! 熱いのでお気をつけて!」
そんな少女たちの会話が一区切りついたところで、セリカが一杯のラーメンをテーブルに置く。とても重そうな音を立てて。
ダンッ!
「ひぇっ、なにこれ!? ラーメン超大盛じゃん!」
テーブルに置かれたのは、ざっと10人前ほどある超巨大な紫関ラーメン。
「こ、これはオーダーミスなのでは...? こんなの食べるお金、ありませんよぅ...」
オーダーミスかと思いあたふたしている少女たち。
「いやいや、これで合っていますって。580円の柴関ラーメン並! ですよね、大将!」
セリカがそう言うと、柴大将が厨房からヒョコっと顔を出す。
「ああ、ちょっと手元が狂って量が増えちまったんだ、気にしないでくれ。」
「大将もああ言っているんだから、遠慮しないで! それじゃ、ごゆっくりどうぞー!」
ラーメンをテーブルに届けたセリカは、そのまま厨房の方へそそくさと行ってしまった。
「う、うわぁ......」
「よくわかんないけど、ラッキー! いっただきまーす!」
「...ふふふ、さすがにこれは想定外だったけど、厚意に応えて、ありがたく頂かないとね。」
少女らはその特盛のラーメンに目をキラキラさせながら箸を持つ。
ズズズズーッ
「「「「!!」」」」
「お、おいしいっ!」
「なかなかイケるじゃん? こんな辺鄙な場所なのに、このクオリティーなんて。」
少女たちはラーメンの美味しさに舌鼓を打った。あまりの美味しさに、皆箸が止まらない様子。
スッ「でしょう、でしょう? 美味しいでしょう?」
「あれ...? 隣の席の...」
すると、ノノミが隣の席にいた少女に話しかける。
「うんうん、此処のラーメンは本当に最高なんです☆ 遠くからわざわざ来るお客さんもいるんですよ。」
「えぇ、分かるわ。色々な場所で色んなのを食べたけれど、このレベルのラーメンは中々お目に掛かれないもの。」
さらに、会話にアヤネやシロコたちも混ざっていく。
「えへへ...私達、此処の常連なんです。他の学校の生徒さんに食べて頂けるなんて、何だか嬉しいです。」
「その制服、ゲヘナ? 遠くから来たんだね。」
「私、こういう光景を見た事あるかも...たしか、『一杯のラーメン』だったっけ......」
「うへ~、それを言うなら『一杯のかけそば』じゃなかったっけ、先輩?」
「うふふふっ! 良いわね、こんな所で気の合う人達に会えるなんて。これは想定外だけれど、こういう予測できない出来事こそ、人生の醍醐味じゃないかしら!」
少女たちが会話に花を咲かせる中...
「......」
「......」
1人の少女と1人の男が無言で視線を送り合っている。
「
「
「
「
「......はぁ...」
アイコンタクトが終わったのか、少女から先に視線を外す。
「社長、食べ終わったんだったら早めに店を出よう。まだあの人に連絡取ってないでしょ。」
「! そうだったわね。それじゃ、貴方たち、学校の復興頑張ってね、私も応援しているから!」
「じゃあね~♪」
「ご、ごちそうさまでした。」
「またのご来店、お待ちしてまーす!」
4人組の少女たちは綺麗にラーメンを完食して、そのままお店を出ていった。
「......先生、俺は先に店を出ておく。次の依頼の準備をしないといけなくてな。」
''分かった、じゃあまた後で。''
「...ああ、また後で...」
・
・
・
・
・
「ふう、良い人たちだったわね。」
「...社長、あの子たちの制服、気付いた?」
「制服? 何のこと?」
「アビドスの生徒だよ、あの子たち。」
「あ、やっぱり~? 私もそう思ってたんだよね~」
「......」
「社長...?」
「なななな、なっ...」
「何ですってーーーーー!?」
「あはははは、その反応うけるー」
「な、なんで教えてくれなかったのよ!」
「くふふ♪ 面白そうだったから、つい♪」
「...本当に気付いてなかったんだ...」
「えっ? それって私たちのターゲットってことですよね? わ、私が始末してきましょうかっ!?」
「やめとけ、アイツらは1人で制圧できるほど弱くないぞ。」
「「「!?」」」
4人が即座に振り向くと、そこには見慣れた1人の男が立っていた。
「は、『灰塵』!?」
「あっ! ロキさんじゃーん♪」
「はいはい、抱き付いてくるのはやめろ。あと『灰塵』呼びはやめてくれ。」
抱き付こうとしているムツキを片手で制しながら淡々と話しているロキ。
「な、なんで貴方がここに!?」
「俺もあの店にいたんだよ。んで丁度会話が耳に入ってきたから、こうやって来たわけだ。」
「盗み聞きは良くないと思うな~」
「あんな声量で喋ってたら盗み聞きも何もないだろ...んで、なんで俺を頼るんだ? 別に傭兵を雇ってるなら問題は無いだろ。」
「アルちゃんがビビったからだよ~♪」
「び、ビビってなんかないわよ! 念には念を入れる、それが我が便利屋68のモットーよ!」
「さっき言ってたのと違うじゃん...でも、ロキさんはいいの? アビドスに随分肩入れしてるみたいだけど。」
「えっ!? そうだったの!?」
カヨコの質問に、ロキはニヤっと笑って返す。
「ああ、今回はこっち側に付かせてもらう。どうせアイツらは俺がいなくても勝つしな。それに、最近アイツらと訓練してなかったし、いい機会だからな。」
「...そんなにあの子たちって強いの?」
「...ああ。正直、あっちが相当なミスをしない限りこっちに勝機は無い。」
「ロキさんがそんなに言うってことは、相当強いんだ〜」
「そ、そんなに...?」
アルの顔がますます暗くなる。
「...アビドスを襲撃する理由、聞かないんだ?」
「あとでちゃんと聞かせてもらうぞ。依頼主のこともな。」
「くっ......やるだけやってみるわよ!! 行くわよ! バイトを集めて!」
「くふふ~♪ そうこなくっちゃ!」
「は、はい! アル様のために、が、頑張ります!」
アルは覚悟を決め、バイトたちの揃っている場所へと歩みだした。
8000字...超えちゃった...☆
次回、地獄の戦闘描写!