にわKA「なんか忘れてる気がするなぁ…」
「あ、ユメ先輩の遭難について全然書いてないやんけ!!」
という大失態を犯しました。有罪、死刑!!
誰でもいいので私に石を投げてください。(無差別イエスさま)
(焦りすぎて投稿場所を間違えたので再掲です)
ホシノとの仲違いが解消...?してから1ヶ月が経った。今ではすっかりお互いの壁は消え去った......
...とまではいかなかった。俺のことを撃ったことに余程罪悪感を感じているのか、俺と話す時の反応がぎこちない。
こっちはあまり気にしてないんだけどな...なんせ、子供だし。
まだ若いんだから、過ちの一つや二つ、経験しておいた方が今後のためになるだろうし...いや、人の生死がかかった過ちはダメか...
「...ロキさん、どうしたんですか?」
っと、いけないいけない...つい考え事すると、手が止まってしまうのは悪い癖だな...
「少し考え事をしてただけだ」
「? 何か悩み事ですか?」
事務作業をしている俺の隣で、何かを紙に書いているユメが問いかけてくる。
「...ホシノには俺を撃ったこと、もう引きずって欲しくないんだよな」
「あー...ホシノちゃんは真面目ですからねぇ...そう簡単に引きずるのをやめるっていうのはできないと思いますけどね...」
「別に、撃ったことに関しては全く気にしてないんだけどな...そもそも、俺が変な隠し事してたのが原因だし...」
「...時間が解決してくれますよ。多分...」
「多分って...というか、ユメは何を書いてるんだ?」
ユメが何やら書き込んでいた机の紙に視線を向ける。紙には、『アビドス高等学校、転入生募集! 駅から徒歩30分!』とデカデカと書かれている。
駅から徒歩30分はそんな堂々と書いていい物なのか...?
「これですか? チラシです! もし高校が決まってない子が、たまたまアビドスに来て、このチラシを見てくれたら、もしかしたら転入してくれるかもな~って思って!!」
「なんだその偶然の塊みたいな計画...そんなの天文学的とまではいかないけど、確率はすごい低いだろ...」
「も、もしかしたらあるかもしれないじゃないですか!」
「あり得ないとは思うけどな...ま、可能性はゼロではないし、やってみるのもいいか」
「でしょう!!」
うわお、声でっか、顔ニコニコだな...
ガラガラ...
「先輩、声が大きいですよ...」
「あ、ホシノちゃんおかえりー」
「おかえり、ホシノ」
「...ただいまです」
教室に返ってきたホシノは、俺の方をちらりと見ると、すぐに視点を逸らして自分の席に座ってしまった。
やはり、壁を感じる。
「それで、パトロールはどうだった?」
「ほとんど問題なしですね。ヘルメット団も落ち着いていましたし、特に事件が起きそうなんて予兆もありませんでしたよ」
「よかったよかった、平和なのは良いことだね! あ、そうだ。ホシノちゃん、これ見てよ!」
「...なんですか、このチラシ...」
ユメが書いたチラシを見ると、途端にホシノが呆れたような顔をする。そんな顔しなくてもいいんじゃないか...?
「転入募集チラシ!」
「......」
「そんな呆れて物も言えないような表情しなくてもいいだろ...」
「...逆に、ロキさんはこのチラシごときで転入生が来ると思います?」
「全く」
「ですよね」
「ちょっと!? ひどくないかなぁ!?」
「当たり前じゃないですか。そもそもアビドスに他の自治区の生徒が来たことなんてありました?」
「それは...無いけど...」
「それに、アビドスに入学するくらいなら他の学園の方に入学しますって。余程の事情がない限りはですけど」
「私たちがそれ言ったらダメだよ!!」
「事実ですよ...先輩はもっと現実的な考え方をしてください」
「ひぃん...ホシノちゃんが正論突きつけてくる!」
正論を返され、拗ねたユメは俺の着ているコートに顔をうずめる。
子供か? いや子供か...
「先輩、みっともないです。やめてください」
「良い案だと思ったのに...」
「まあ、そう簡単には行かないってことだな。だからもう離れろ。っと、もうこんな時間か...」
顔をうずめていたユメを無理矢理引き剥がし、壁に掛けられた時計を見る。時刻は15:00になりかけていた。
「また依頼ですか?」
「そう、今日はミレニアムの方だな」
「...お土産はドーナツがいいなぁ...」
「旅行じゃねぇんだよ...ま、考えとく」
「なんだかんだ、ロキさんってユメ先輩に甘いですよね」
「そうか? ...そうかもな。んじゃ、俺は行ってくるぞ」
そう言い、俺は教室から出ていった。
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「疲れた...なんだったんだ、あの廃墟...」
ミレニアムでの依頼が終わり、気づけば時刻は19:00を回っていた。
「あんなところにロボットが大量にいるとか教えられてなかったんだが...」
薄暗くなったアビドスの住宅街を歩く。ここは夜になっても幾分か肌寒く、コートが無ければ平気で風邪を引いてしまうくらいには冷え込む。
無論、ヘイローを持っているキヴォトス人なら俺よりは寒さや暑さに耐性があるのだろうが、生憎俺にはヘイローは無い。寒いもんは寒い。
「寒っ...風邪引く前に急いで戻るか...」
肌寒い風がしきりに頬を撫でる。まるで、気付いてと言わんばかりに。
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「ふあぁ...よく寝た...」
いつもの教室の一角で目を覚ます。ベッドから起き上がり、欠伸をし、固まった体を伸ばす。
この教室は、生徒の激減でもう使われないとのことで、ありがたく使わせてもらっているものだ。実際、廃墟で暮らすよりは遥かに快適である。
「げっ...もうこんな時間か」
時計を見ると、すでに7:00を過ぎており、もう8:00になるかならないかまで時間が迫っていた。
急いで身支度を始める。跳ねた髪を押さえつけ、冷たい水で顔を洗う。
朝食は取らない。朝は食欲が湧かないのだ。
いつものコートを着て、いつものように箒で廊下を掃いていると、階段の方からホシノがやってくる。
「おはよう、ホシノ」
「...おはようございます」
「今日はユメと一緒じゃないんだな?」
「ええ、まあ。遅刻でしょうね、昨日のこともありますし」
「昨日のこと?」
「はい、ロキさんが依頼でここから席を外した後のことなんですけど...」
ホシノ曰く、俺が依頼でミレニアムに行った後、ユメがインターネットの掲示板で面白そうな噂を見つけたらしい。
なんでも、アビドスにある砂漠の奥には機械仕掛けの巨大な蛇がいるという、何とも信じ難い...というより嘘っぽい噂だった。
しかも、そんな蛇について興味を持った奴らが、その蛇の写真を高値で買い取ると掲示板に書き込んでいたらしく、その蛇の話をユメはそれを本気にして、その蛇の写真を撮って大金を得てやろうと意気込んでホシノに相談したそうだ。
だが、まあ...
「断りましたけどね」
「そうだろうな。あまりにもおかしい話だ、巨大な機械仕掛けの蛇って...」
「多分、今頃ユメ先輩は蛇の写真が撮れなくて家でふて寝してると思いますよ。かなり意気込んでましたし」
「あ、そう...連絡はついてないのか?」
「砂漠だと圏外の時が多いので、連絡はしてなかったですね...」
「...一応電話してみるか」
Prrrr...
Prrrrrr...
Prrrrrrrr...
『おかけになった電話は電波の届かない場所にあるか、電源が入っていないためかかりません』
「...おかしいですね、いつもならふて寝しても出るんですけど...」
「......ホシノ、ちょっとユメの家まで行ってくる」
「え、何でですか?」
「何か、嫌な予感がする...!」
俺はそのまま教室を飛び出した。
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「ユメ!! いるか!!」
ユメの家に着いた俺は、しきりにドア叩いた。
「クソッ...反応がない...!」
ふて寝をしているとしても、ここまで強く叩いて起きないなんてことがあるだろうか。いや、無い。
仕方無しに銃を取り出し、ドアノブに向けて発砲。そのままドアをこじ開ける。
「居たらすまない、あとで文句なら何とでも言ってくれ...!」
家中を隈なく探す。リビングにキッチン、自室などなど......
「...いない」
結果から言うと、いない。家中探してもどこにもいない。
ということは、朝早くからどこかに出掛けたか...あるいは昨日から帰ってきていないか。
しかし、ベッドには寝ていたような跡は無かったため、考え得るのは後者であろう。
すぐにホシノへ電話をする。
「ホシノ、ユメは昨日の時点で家に帰ってきてない。まだ連絡はつかないのか!」
『家に勝手に入ったんですか!? 不法侵入じゃ「そんなことは今どうでも良いだろ! ユメが行方不明なんだぞ!!」いやそうですけど...!』
「ユメは確か砂漠に行ったって言ったよな? どっち方面の砂漠って言ってた?」
『...巡回エリア外の南側、ずっと奥の砂漠です』
「分かった! とりあえずホシノもそっちに向かってくれ!」
『...分かりました。私の方が近いので先に探しておきます』
通話が切れたのを皮切りに、すぐに砂漠へと全力で走る。
もう誰も失わないために。
1日約100文字...感謝(と謝罪)の小説投稿...
というわけでプロローグの続きです。
ほんとにすみません、まだもうちっとだけ続きます。許して...
あと文章力も無いです...許して...