ルビー家滞在記【オリジナル】完結   作:苺のタルトですが

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22やらかし

私達はいつも、知らない星に着くと、探査用のナノボットをばら撒く。

 

「どうやら、私たちの情報が各国に諜報員により、広まり、映像以外の方法で知られている。あの王子が日本に来たのもそのせい」

 

「そこは別に地球限定でもない。あやつらは私のことを碌に知らんだろうしな」

 

母を警戒して、という星はあるが、地球の場合は美しい外見をしているところに注目しているのだろう。

 

「で、王子が飛んできて、母に求婚?受け入れてもらえると思うのはどうかしてる」

 

「地球の担当者及び、王子の国にクレームをいれた。けれど、国の対応が薄い。国ごと報復することを考えるべき」

 

せめて、謝ってくれれば良いのに。

 

母が口説かれたら父が出てくる可能性が高い。

 

船を持つ総督に喧嘩をするなんて、やめてほしい。

 

キャノン砲的なやつを、出来れば、ぶっ放さないでほしいなあ。

 

「もう一回地球の人に話して、なんで対応しなきゃいけないか、説明して、説教しないと」

 

地球の消滅を私は見届けたくはない。

 

だからこそ、真面目にレポートにでもして提出しなきゃいけないんだ。

 

「ナターシャ、そこまで世話をする義理はない」

 

母がキッパリと言う。

 

「お前の故郷かもしれんが、あまりにも隙が大きく、多すぎる」

 

「確かにそうだね。法律もなんだか甘い」

 

宇宙人に全面的に負けてしまっているような文面なのだとか。

 

それを言われると、私も何も言えなくなる。

 

母らは処置なしだ、と既に見放しているし、私も家族が被害に合ってしまっては、止めにくい。

 

あまり止める気は初めからなかったけどね?

 

でも、なんで滅びかけるのかは説明してあげたいかな。

 

滅びを阻止することは難しくとも、知ることは教訓として大切だ。

 

先ずは後日、クレームを殆ど無視した大使の対応による地球の大使館消滅。

 

その後、王子の国の建物をすべて消滅させる。

 

消滅させる理由前と後で、映像を流す。

 

迷惑を受けたのに、適切に対処されなかったので、報復を受けるのだということ。

 

第〇王子がやらかしたことなどを挙げていくので、王子には暗雲しかない。

 

彼の行く末は怨恨で塗りたくられていくのだ。

 

「では、実行日は〇日の〇時」

 

「「ハーイ」」

 

空気より軽い返事を娘らは返し、王子の性格矯正を楽しんだ。

 

別に血みどろとかじゃないから。

 

この王子が引き起こす今後の方が、ずっとダークな側面を起こすと思うほどだ。

 

王子の大気圏突入は無事終わり、帰ってきた王子は色々とアレだったので証拠隠滅に綺麗にして、偽物と入れ替えた。

 

それからどうなっているのかモニタリングをされ、動向をなんとなく見ておこうとなった。

 

明け透けに言うと、動画を見るのと変わらない暇つぶしの一つ。

 

例え、王子がなにかを言っても地球が私達にできることは何一つ無い。

 

「王子、結局お金あるだけでただの地球人だったね」

 

「うん。貧弱」

 

母を嫁にするみたいなことを言ってた割に、何もできない奴だったわけだ。

 

なんだか、やっぱりという結末。

 

王子は無事に5体満足で帰ってきたというのに、ホテルに帰って早々ベッドに潜り込んでガタガタ震えていた。

 

人を不快にした癖にメンタルが弱い。

 

「王子お仕置き時間は終わったから、日本観光編にしよう」

 

「行く」

 

「母も行くぞ!母にならえっ」

 

私のお母さんって小学生の目立ちたがり屋みたいに見える。

 

あながち間違えじゃ無い。

 

それなのに強いなど、詐欺だ。

 

というわけで、どこに行くか話し合う事にした。

 

そこでエマがデバイスを見せてきた。

 

指をスワイプして空間に投影された映像には【モナリ◎、微笑まなくなる】というトラブルニュースだった。

 

この絵は私でも知っている超有名な絵だ。

 

エマによると、宇宙と宇宙人との交流が始まってから、このような説明のつかない時間が増えているらしい。

 

そのうちの事件が、こういった不可解、奇妙なことが起こるのだそう。

 

そう聞いては野次馬的な気持ちがむくりと浮かび、早速国外の移動許可を貰う。

 

そこから3人はテレポーテーションを使用する。

 

自転車の移動方法は試験的に海外の街中でやることになる。

 

この見た目で、あっという間に群がられるのは分かり切っていた。

 

「ついた、ここがフラン◎?」

 

「私も初めてきた」

 

空港だけでも空気が違う。

 

「よし、あそこに持っていけば良いんだって」

 

【宇宙人サポートセンター】と書かれた板を見つけて3人はさくさくとやり取り。

 

対応はスムーズに行き、そこから美術館に跳ぶ。

 

カメラマンが居た。

 

微笑まなくなってしまった画を撮りに来たのだろう。

 

恐らく秘密裏に色々やろうとしてダメだったので、致し方なく微笑まなくなったと公開したのだろう。

 

「微笑まなくなったんなら、逆にレアだよ、レア」

 

と、意気揚々と向かう。

カメラがこちらに向く気配があるが、どれだけ映そうと、映らないのでもう無視だ無視。

 

「美術館に来たから、絵を見に行こうとしたけど、意外と広い」

 

思っていたよりもかず多くの絵が飾られており、有名なのだろう絵が飾られている。

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