ルビー家滞在記【オリジナル】完結   作:苺のタルトですが

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34エマのゲームアンソロジー化

宇宙人の技術を知るためとか言って、色んな関係者にやられるのを、嫌ったわけだ。

 

家族用のスタンスだったのだから、嫌になるという気持ちを汲み、私は黙っておこうと口をばってんにした。

 

 

 

また打ち合わせの日に私達はヒュンと待ち合わせ場所へ飛ぶ。

 

私達に距離も時間も必要ではない。

 

待っていると向こうがドアを開けて驚かれるが、直接部屋に移動したのだと説明しておく。

 

そうしておけば、次から待たせているという気遣いはいらないのだと知ってもらえる。

 

エマは早速座って感想を聞く。

 

聞く必要などなく面白いに決まっていると自信アリげにどっしり構えている。

 

だめな部分などない。

 

それほど彼女はゲームのプログラムに重きを置いているのだ。

 

エマはエマで付けられるものなら付けてみればいい、と敵視すらしているのかもしれない。

 

ムゥ、と眉間の皺を深くしながら聞く。

 

「私達は何度もやりました。すると、一部のコミュニティが違ったりしたのですが仕様ですか?」

 

質問を受けて、エマは頷く。

 

何度やっても違うコミュニティが作られて、過去やったコミュニティはアーカイブというもので確認できるらしい。

 

それを聞き、担当の人は驚きと納得の顔をしていた。

 

メンバーさえ変えようとしていた。

 

という裏話がある。

 

それはそれで面白そうだと言ったが、それは家族用にしておこうと、話していた。

 

エマはナターシャに顔を向けて結論を急かすように目で訴えてくる。

 

「質問はたくさんあるかと思いますが、そろそろ変更点などを聞きたいのですが」

 

「ええ。では我々はこう結論しました。そのままにお願いしたいと」

 

(よ、良かった!エマが販売しないって言い出す事を言わなくてっ)

 

下手をしてもしなくとも、ちょっとでも言われればおしまいだった。

 

まさに危機一髪。

 

おまけに、これを皮切りに2度と二次創作作品を表に出す事をやらなくなると思えば、今回のことは転換期というものだった。

 

ナターシャは話し合いをなんとか繋げて、今後、販売について詰めていく。

 

複製が出来ないので販売する為にパッケージ版を生産しなきゃならない。

 

「ナターシャさんは全てしましたか?」

 

「してません。ゲームデータを渡している期間内に膨大な量は無理でした」

 

「そんなにですか。私達も無理でした。順番にやっていたので殆ど一日中やっていたのですが、どう頑張ってもまだまだみたいで、因みにこれくらい進んでます」

 

と、データを渡されたエマは少しだけちらりとデータを見ると、ゲームデータからホログラムを出現させ、データの中身を確認。

 

恐らく彼は進み具合を見て欲しいのだろう。

 

ローラー作戦みたいに細かにプレイしているのだろう。

 

「まだまだ、3分の1も進められてない」

 

「え?そうなの、ですか……!?」

 

半分は進んだろうか、とみんなで語っていたらしいが、渡して早10日以上経過していて一日中、つまり24時間やっている。

 

240時間?

 

もう少し少なめにして200時間として、本家ならば100時間を余裕で越すゲームの濃さは有名。

 

200時間を捧げてもまだまだな状態に担当の人は唖然として、手を顎に寄せて考える仕草になる。

 

私達は帰った方が良いのだろうか?

 

「攻略本なのですが」

 

と、切り出すがエマは首は振る。

 

有識者が情報を纏めるのはご自由にな放置具合だが、制作側からネタバレを行うのは嫌だと思っている。

 

気持ちはわかるけど、攻略出来なかったらどうしたら良いのだろうか。

 

私なら攻略本欲しいなぁ。

 

コレクションの意味でも買いたい。

 

「もしお姉ちゃんが攻略出来なくなったらどうする?」

 

聞いてみると「エマがアシストする」と即レス。

 

だが、私には貴方が居るけど他の人は知れる事ができないんだけど、と相談する。

 

「でも、ネタバレ嫌、バレるの嫌」

 

「じゃあ、こうするのはどう」

 

提案するとエマは頷き、攻略本の作成を妥協。

担当者らはホッとした顔を浮かべていた。

 

それから半年後、さらにブラッシュアップをしたゲームが内容を増やして、システムもアドバイスという名のアップデートを重ね、発売された。

 

デザインにもエマはもちろん自信を持っていたが、キャラクターデザイン専門の人などが、妹にこういうのはどうですか?とさり気なく教えて、唸らせていた。

 

威嚇の唸りではなく、ムム、変更した方が自分の作品が良くなると納得せざるをえなくなった、という結果。

 

お互いに良い影響となっているらしく、デザイナーの方は仮面二次創作のキャラクターの魅せ方を勉強していると話していた。

 

ダンジョンのデザインも色々説明をしてほしいとなり、彼女はデザインのコピーを渡していた。

 

こういうコンセプトだと、こういう、変化を与えたのだと丁寧に言う。

 

私はその間に仮面二次創作の方を進める。

 

このゲーム家庭菜園があるのだが、規模がもう家庭菜園じゃない。

 

なんせ、農場スローライフが出来るのだ。

 

いつの間にかそっちにハマっていて本編を忘れがちに。

 

庭と呼んでいる場所の面積が広い。

 

手伝いに自分のパートナーや自動化している農具機器などを買ったり出来る。

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