ありふれない最強、ありふれない世界に現着 作:オーシャンビューバー太郎
「だってお前に死なれたら、面白くないじゃん。」
「あの後」、いきなりそんな声が聞こえた。僕は、それに何と答えればいいのか。
「もしかして、神ってやつ?ハハッ、マジでいるんだ。んで、ヤツに負けた元最強になんか用事?」
と、自嘲気味に言ってみる。それに応える声は…
「なあ、
「は?」
一瞬フリーズする思考。そんなこと、渋谷のあのメロンパン野郎の件以来だろうか。そんなことを考えてる自分を無視し、声だけの男?神?は語り続ける。
「私さ、お前のファンなんだよねー。もっとお前の活躍するところが見たいんだよ。な?」
「で、どうすんの?神様って言うんならまさか……転生とか?」
「正ッ解!」
なんか真似された感がして腹が立ってきた。しかし、この神とやらはお構い無しに話始める。というか……
「じゃ、行こうか!ただ、私も鬼じゃない。失った青春を楽しんでこい!行ってらっしゃーい!!!!」
「はぁーーーーーッ!?おい、拒否権もねぇのかよ!!!」
「うん。あと青春楽しめるように体と技量は高専時代に戻しとくからまた鍛えるんだよー!」
「ふざけんなーーーッ!!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
というわけで……
とある都市、その一角、一軒家。それも人っ子一人としていなさそうな家。
「マジで転生すんのかよ……。」
五条悟、異世界転生を達成する。
「はぁ~~マジでどうすんだよ。平和な余生を過ごせ…ではねぇよなぁ。」
と、鏡を見て自分の確認を行う。およそ高専時代、それもよりによって星漿体の件の時辺りだろうか。悲しいことに領域どころか、反転術式も使えない。
そこでとりあえず外に出て神(仮)の言葉を思い出す。
(俺のファンってだけなら良いんだが、俺の活躍を見たい…十中八九平和じゃねぇどころか、めんどいのがうじょうじょ居てもおかしくないよな。)
と考えながらそんな世界の偵察に加え、死ぬ直前の肉体を再現、否、越えるために早速外へと走り込む。現実逃避も含めて。
(試しに術式を使いながら走ってみるか…)
と、色々試してみる。
「ハァ~めんど。使えんのは順転の"蒼" 、それと"簡易領域"くらいか。簡易領域はまぁ、六眼で見たら分かる部類だしな。反転の"赫"ももちろん虚式の"茈"も、多分、領域の"無量空処"も使えねぇみたいだな…。ギリ行けそうだけど。」
後でやってみるか、と結論付ける。
赫は恐らく、死地に至らなければ習得出来ないかもしれない。なら今やるべきことは…
①蒼を極める。
②身体を究める。
③が……
「学校の編入されてんだよなあ…普通の学校なんて知らねぇよ…何とか誤魔化せるか?」
"普通"の学生となる、だ。
たまに流す