※漢字スキルがクソです。ご了承ください。
「何でバケツなんだよ!?コップとかでいいだろ?大体、何でかけんだよ!?」
怒りが沸き上がり、止まること無く口から飛び出て来る。
このウジ虫どものせいで私の体だけでなく、着ていたパジャマはもちろんソファの上もソファの隣に配置されていた本棚の中身までもが水浸しだ。
「だ、だってお前が煙吹くから…俺人間が煙吹いたの何て初めて見たぜ?」
チユが雑巾でソファの上を拭きながら言い訳をしてくる。
チユのクセに真面目に掃除しているのは少し驚きだが当然だ、これが普通なのだから。
「だから何で水掛けたんだよ!?普通に揺すったりして起こせばいいだろ!?」
「…!!み、水を掛けたのは俺じゃありませーん。」
チユは私から目を背けながら両手の人差し指を本棚を拭いているユウ方へ向ける。
「え!?ぼ、僕!?」
「だってそうじゃねぇかよ!!」
「だ、だって…トモミが『水でもかけたら?』キランッて言うから…。」
「私は冗談で言ったんだよ。」
「冗談に聞こえ無いんだよ!!」
はぁ、全く困ったヤツらだ…。
今にでも全員まとめてぶん殴りたい気分だが、もう少しコイツらの言い合いを聞いていることにする。
私は水で濡れてシナっとしている髪を耳にかけた。
「おいおい?恋人同士でケンカか?」
「な、ケンカじゃないよ!!ね!?」
「………。」
「何で黙るのさぁ!!」
「お前らいつも仲良すぎんだよ!たまにはケンカとかいいんじゃねぇの??」
「ケンカじゃ無いって!!」
…多分もう、私のことはもう眼中に無いんだろうな…。
本当に困ったヤツらだ…それ以外言い様が無いほどに。
ため息が出ると思った、絶対に。
いつもなら出ているはずだった…。
今私はどんな顔をしているのだろうか?
多分呆れすぎて物を言えない程に頭を抱え、イライラしてこの言い争いを眺めているんだと思う。
「ミキ、タオル持ってきたよ。」
「え?」
ボーっとしていたのか、その声かかるまで気づかなかったが気かつけば私の隣にタオルを両手に抱えたユリカちゃんが何だか嬉しそうな顔をして立っていた。
「あ、ありがとう…って別に私が言う義理は無いのか。」
ユリカちゃんからタオルを受け取り髪の毛を拭いていく。
ああ、どこもかしこもビショビショだ…こんな小さいタオルじゃ拭ききれ無いな。
「今日のミキ何だか嬉しそうだね!何か良いことあったの?」
「……は?」
最初本当に何を言っているか分からなかった。
ボケているのかとも思ったがユリカちゃんが心の底から笑っているように見えて確信が持てない。
嬉しそう…?は?
「う、嬉しい訳あるかぁ!!朝から水ぶっかけられて嬉しいヤツが居んのかい!?」
「でもミキ笑ってたよ?」
コイツは何を言ってやがるんだ??
笑ってた?んな訳ねぇだろ!?こちとら散々迷惑かけられてんだ!!
「ん?ミキ機嫌直ったのか?そりゃあ良かった!!」
私とユリカちゃんの話が聞こえたのだろう、チユがソファから降り、こっちに来る。
「結構早かったね。」
それに続き今までずっと黙り酷っていたマキも近づいて来る。
それ処じゃ無い奴らもいるようだが…。
「だから違うって、トモミのせいにしたとかじゃ無くて…。」
「嘘だよ。」
ああもう、意味分かんねぇよ!!!
ここまで読んで頂きありがとうございます。
これからも頑張っていくのでよろしくお願いいたします。