World Happy Project   作:ルクコ

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暇です。
今回はそんな春休みで暇すぎる僕がなんかそんままの気持ちで書いた物です。


依頼!タダ働き!! 八

 私がここに立ち始めてどのくらいたっただろう…?

 

 人間動けば勿論疲れるものの、動かずにずっと静止していても疲れるのだ。何ともめんどくさい物である。

 

 「………。」

 

 心の中では色々考えるものいつも通り口には出さずに変わらずその場に立つ。

 

 気のせいか私がここに立った当初から周りの様子も全然変わってないように思える。

 

 まるで動かない私にイコールするように。

 

 それにしても、いつまでこんな事をしていればいいのだろうか?私は手に持っているもはや何と書かれたかも忘れてしまった紙の握る力を強くした。 

 

 まぁ、しかし他の皆はもっと大変なことをしているのではないだろうか?ただ立ってれば良い仕事なのだ文句を言わず立つ。

 

 「………。」

 

 さっきよりも人の足音が減った…気がする。唯一変わったことだろうか…?

 

 いや、唯一ではないだろう。だいたい時間が経過してる時点で変わらない事など無いのだ、そう絶対に!!

 

 「………。」

 

 ミキ…さっき来たミキはどうなったのだろう?マキに脅されてきたと言っていたがあのまま帰らせて良かっただろうか?

 

 いや、いいだろう。私は意見しただけであって決めたのはミキなのだ次合うとき腕の一本や二本無くても私の性じゃない。

 

 「………。」

 

 …暇だ。

 

 暇だ暇だ暇だ暇だ暇だ暇だ…!!!!

 

 ただ立っているだけ何て暇だ!!!

 

 いままで生きてきてここまで暇と感じた事があっただろうか!!!

 

 いや、無かった!!!

 

 どれくらい暇かと聞かれれば超絶暇だ!!!

 

 「………。」

 

 ああ、なにかしたい…!!

 

 いや、立っているのだから何かしたいというのはおかしいだろうか?

 

 息をしているし、紙を持っているし、私は何かをしているのか…??

 

 だいたい何もしないとは何だ??

 

 人間は、ていうか動物は生きているだけで息をしているのであって、立っているのであって、座っているのであって、寝ているのであって、動いているのであって、動いていないのであって、なにもしていない時など無いのではないだろうか?

 

 「………。」

 

 つまり…なにもしないとは、死んでいる事…??

 

 いやいや、死ぬというのも考え方によっては行動では?

 

 …なにも…しないって…??

 

 「………。」

 

 あ!!このボーっとしている今、私のこれこそが何もしないでは!?

 

 いや、まてよ?ボーっとしているもそういう行動手段の一つなのか!?

 

 「………。」

 

 「あ、トモミお姉ちゃーん!!」

 

 …?気のせいだろうか?今私を呼ぶ声が…。

 

 何者かに呼ばれ私は辺りを見回す。

 

 …なぜだろうか?やはり先程とは何も変わってないように…。

 

 「お姉ちゃん!」

 

 「…!!」

 

 突然、私は体の左側に今までは無かった重みを感じる。

 

 その勢いで今まで力を限界まで抜いていた私は左側から後方に倒れコンクリートの地面に思い切り尻餅をついてしまった。

 

 「…いった…。」

 

 「あわわ、ご、ごめん!」

 

 素直に痛かったのでコンクリートにぶつけてしまったお尻をさすると多分、私が倒れた原因になっただろう人が慌てながら座っている私の前にくる。

 

 ユリカである。

 

 ユリカはそのまま申し訳なさそうに何度か謝り私に手を差し伸べてきた。

 

 有難いことだが小学三年の力では中学三年の私の体は持ち上げきれないだろう。

 

 私はユリカの手に捕まるともう片方の手で地面を押し、ほぼ自分だけの力で立ち上がる。

 

 「…ありかとう。」

 

 「ううん、ごめんね。ちょと暇になっちゃったから、トモミお姉ちゃん見つけてはしゃいじゃった。」

 

 ユリカは首を振りなんだか照れたような仕草をする。

 

 …というか今、暇と言っただろうか?

 

 では、暇なのは私だけでは無かったのか…。

 

 しかし、私は一応仕事をしていたのだ、ユリカの暇とは種類が違うのでは?

 

 「トモミお姉ちゃんは何してたの?」 

 

 ユリカはリズミカルに言葉を発する。なんだか楽しそうだ。知っている人を見つけて安心したのだろうか?

 

 しかし、何をしていた…か。

 

 まぁ、言うなれば立っていた、のだ。

 

 しかし、何をしていたかと言われても何と答えれば…?

 

 息をしていたし、紙を持っていたし、動いていなかったし、いったいどれを答えれば…?

 

 「…トモミお姉ちゃん?」 

 

 私が反応しなかったためか、ユリカは私を心配してきたようだ…。

 

 …またやってしまったか…。

 

 私の悪い癖…。

 

 

 

 

 

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
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