World Happy Project   作:ルクコ

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やーっと!!終わりましたよこの章!!!
なんでこんな長いの!?なにやってたのこの章で!!


依頼!タダ働き!! 十七

「なぁぁぁぁんで!!!!!もっっってぇんねん!!!!!!!!」

 

思わず…てか、反射的に不用物を私の目の前に突き出してきたガキに大人気なく怒鳴り散らかしてしまった。

 

ユリカちゃんはさぞ驚いた事だろう…肩を大きく揺らし目をまん丸にしたかと思うと両手に持っているスマホを自分の胸の辺りまでもっていき、身構えるように私から一歩後退りする。

 

反射的だったのだ…しょうがない。

 

とはいえ、側からこんな場面を見た奴らはどう思うのだろう…?

 

まだ幼い女の子を怒鳴ったかと思うとその女の子に怖がられ背を向けられる骨みた…ちょっと痩せてるいい歳こいた変態…?

 

…いや、別に私ロリコンじゃねーよ?女だし!?

 

「あ、いや…すまん…。てか、なんで持ってんの!?」

 

怒鳴ったことには素直に謝ろう!!しかし、しかしな?こちらも納得出来ないことがあるんだよ!!!

 

ユリカちゃんは身構えたまま私の顔を睨んでいる。

 

「…もらったの。お父さん…?に。」

 

その言葉を聞き私の身体は天空へと打ち上げられ七つに分かれ世界中に散っていった…感じがした。

 

もらった…??もらった…????????

 

なにを言ってやがるんだ??こやつは…?!?!?!

 

いや…まて、私も素直に頼めば買って頂けるのかも…?!?!

 

 

 

ーーーーー回想

 

『お父様!!!どうか!!!どうか私にケータイなる物を買って頂きたいのです!!!!!』

 

『…高校性なったらね〜』

 

 

 

 

一言で終わったーーーーー!!!!!!

 

ま、まぁそうだよ!やっぱり高校生になってからだよ!!携帯は!!!

 

そうそう!私だって後、一年も経てば高校生だよー!!

 

…いけんのか…?高校…。

 

「…み、ミキ…?」

 

一人でジタバタしていた私が心配になったのだろうか…?全く、警戒したり心配したり大変なヤツだな…。

 

『大丈夫!!通常運転さ!!!』って言おうとしたけど本能的な何かに止められかわりに「…疲れてんのかな?早く帰るか!」なんて言葉でやり過ごす。

 

そうだよ、帰るんだ。

 

いつまでこんな真っ暗な公園でグダグダしてなきゃならんのだ?お客さんも全員居なくなったし、店長はなにをしてる?

 

我にかえった感じになっていると、いつからかユリカちゃんの後ろから居なくなっていたマキがクレープ屋の裏口から例の服を着替え、私服となって出てくる。

 

「…え?」

 

「…ん?」

 

いや、なんか色々ツッコミたいけど…取り敢えず…え?

 

「いや!なに一人で抜け駆けしてんだよ!!私達に一言でも言えよ!!」

 

「…え、ミキが言う…?今日何度も一人で帰ろうとしてた…??」

 

…それ言われたら…なんも…かえせないんすけど…。

 

「い、いや!でもさ!?ここにいんの私だけじゃないし?!取り敢えず時間を教えてくれたユリカちゃんに御礼の一つくらいしたら??」

 

「…携帯持ってる小学生に興味ない。」

 

……………!!!!

 

ーーーーーー同感です!!!!!!!!

 

しまった!思いっきり親指立ててキメ顔しちまった…!!!!

 

「てか、実際7時だって言うし中学生は帰らないと。」

 

マキはそんな私を見ながら真面目な顔を変えずに語るように言ってくる。

 

…いやいやいや、真面目か!!

 

その真面目さを是非、私の家に居る時も発揮して頂きたい!!!

 

そう!!夜の9時過ぎまで、人ん家のソファで寝るとか特に止めて頂きたい…!!!

 

でも、まぁ帰ることには賛成である…というか最初から帰る気しかないのだが…。

 

「まぁそうだね、店長に適当に挨拶とかしてさっさと帰っちゃおうか…。」

 

「じゃ、そゆことで私帰るから。」

 

「まてまてまて、せめて待っててよ!私達が着替えるくらいの間。」

 

会話が終わればすぐに帰ろうとするマキをなんとか引き止める私。

 

どんだけ帰りたいんだ…コイツ…。

 

そんな事をしているとクレープ屋の中からエプロン?をとった店長が顔を出した。

 

噂をすればなんとやら…というやつだろうか?

 

「ん?なんだ、まだいたのか。もう帰っちまったかと思ったよ。」

 

店長は床を掃除しながらそんな事を言ってくる。

 

ま、まだいたのかって…いたよ!!!なんだよ!!!勝手に帰ったらマズイかなとか思ってたのは余計な考えかよ!!!

 

「は、はは…じゃあ、私達もう帰りますね…。」

 

なんだかショック的な変な気持ちになりながらユリカちゃんとユウ、それとトモミに言って着替えようの部屋に向かう。

 

「じゃあ、私は帰るよ?」

 

「いや、だから待っててって。」

 

マキはもう、取り敢えず帰りたいらしい。

 

先ほどからメガネをズラしては目を擦っているので眠いのだろう。

 

引き止めるものの何も言わずに歩いていってしまう。

 

「あ、そうだ…。」

 

と、思ったがまた何かを思い出しかのように足を止め振り返ってくる。

 

いったいなんなのだろう?

 

帰るかと思えば急に気が変わったかのように戻ってきたり…忙しいヤツだな…。

 

しかし、マキが用があったのは私達ではなかったらしい。

 

私の目の前を眠そうに通り過ぎたかと思えば店長の元まで直行する。

 

「…お、おお?」

 

店長も驚きの様子である。

 

まさか…まさかマキ…お前!!!!

 

なんだか変な想像をしてしまう私…いや、しません?こんな状況だし…??

 

店長の前に立ったマキは大きなあくびを上げると少し間を開けて口を開いた。

 

「店長…いま、ハッピー?」

 

やたらマジな顔で拍子抜けするようなセリフを吐くマキ。

 

店長もちょっと混乱しているようだ。

 

そんな店長など気にも止めずマキはさらに言葉を続けた。

 

「ほら、私達今日いろいろ手伝ったじゃん?それで今日ハッピーだった?」

 

「え、ええっと…そうだな…。」

 

店長は困った感じで苦笑いをしていたが、そのうちその顔を照れ臭そうな顔に変える。

 

「ま、まぁ…ハッピーかって言われたらハッピー…だったかな!!」

 

真っ暗の空からはほのかな月光がこの場まで届き照らしている。




ここまで読んで頂きありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
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