現実逃避しながら書きました!
どうぞ!ww
筆箱よし、上履きよし、ノートよし、ランドセルよし、こんな感じかな…。
私は持ち物のプリントを見ながら忘れ物はないか最終確認をする。
まぁ、初日ということもあり、持ち物なんてほとんど無く、大きな新品のランドセルの中はスカスカだがここで油断してはならないのだ!!
初日から忘れ物とかポテンシャル的にもダルくなるし、一番に先生からの印象が初日からマイナスなんて考えただけでもダルくなる。
私は針に糸を通すが如くプリントとにらめっこし、忘れ物が無いことを確認すると、ほとんど中身が無いと言ってもいい軽いランドセルを背負った。
なんか、持ってく物が少ないと楽な反面少し不安にならない?
本当にこれだけで良いのかな?見たいな感じで。
そんなことを考えながら私はおそらくアヤトが朝食を食べていると思われる我が家のリビングへと向かう。
なんかランドセルを背負っているとちょっとおねぇさんになった感じがします!なんとなくドヤ顔しながら歩いちゃいます!
そんな可愛い幼女っぷりを発揮しながら私がリビングに到着すると…と言っても部屋のドアを開けるだけなのだが…。
アヤトが既に朝食を食べ終わり私が朝、アヤトのために出しておいた今日着ていく…少なくとも私はそう思っている服の前でそれを眺めているのである。
「ねぇ、おねぇちゃん!他の無いの?これダサくない?」
「文句言ってんじゃねぇ…年頃の女子かてめぇは。」
おっといけない!こんな汚い言葉を使ってしまった。気をつけなければ。
アヤトは私の言葉を聞いて少し顔を歪めると私の方を見つめてくる。
「いや、おねぇちゃんは気にしなさ過ぎだよ。今日、入学式なんでしょ?なにそのど真ん中にくまさん描いてある服…イタイパンツかよ…。」
「はぁ!?パンツじゃないよ!!くまさん可愛いじゃん!!いけないの?!」
「いや、いけなくないけどさ…入学式でしょ?まぁ、僕は日常で着るのも嫌だけど。」
「なにそれ!!くまさん侮辱してるの!?てか、じゃあアヤトならなに着てくのさ!!」
前方に拳を構える私、それを見て呆れたようにアヤトはため息を吐いた。
この!私より年下のクセに!!弟のクセに!!
「なに着てくのって…うーん…白いワンピース…みたいな?」
「周りは全員黒いの!!制服的なあれを着てるから!!なんで私だけひっくり返し忘れたオセロみたいにならなきゃいけないの!」
そうなのだそこが問題なのだ。
周りは制服の中私だけが私服で式を受けることになるのだ、タダでさえ目立つのに下手のもの着てけば目立つ通り過ぎて『なんか変な子いる〜』になってしまうかもしれないのだ!
やはりここは無難にくまさんが…。
「いや、くまさんは論外だよ?」
「なんでよ!!」
なんだコイツ…!!私の心を読んだのか!?まさか…超能力者…!!!
「いや、変な事考える前に服についてしっかり考えてよ…。嫌だよ?僕、再来年入学して『あいつ、あのくまさんの弟か!』とか言われて有名になるの。」
「ならないよ!!アヤトみたいな!冴えない子!!誰が噂するんだよ!!」
私は弟に指を思い切り刺し、私らしからぬ少し大きな声を浴びせる。
弟は少し驚いたように私を見つめ、慌てた様子で右手の人差し指を自分の口の前に置いた。
「しっ!お父さん帰って来てるでしょ?」
擦れさせた小さな声、しかしながら荒い口調でアヤトは私に言ってくる。
…そういえばそうだったっけ…。
つい、いつも通りの調子で話してしまった…起きなければいいが…。
アヤトは私の顔を見て更に呆れた様な顔になりながら自分の頭に手を置いた。
「…取り敢えず、くまは無いと思うよ…。」
ここまで読んで頂きありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。