今まで何をやってたんでしょうね。
※漢字スキルがクソです。ご了承下さい。
苦笑いする者、頭を抱える者、慰めるも者、現実逃避する者、そしてその前で自分がなにをしたか理解していないバカ。
この部屋には今、個人個人の様々な思いが混じりあい何とも言いがたい複雑な空気が流れている。
「…えっと…皆さん何をお悩みで…?」
そんな空気の中チユは私達の顔を伺いながら恐る恐るそう訪ねた。
「何をお悩みでって…お前…お前なぁ…!!」
私はもう泣きそうだ。
まだ幼い少女を抱き抱え、全力疾走する怪しげな人物。
そんな風景を見たものが一番に考える事は多分みんな同じだろう。
さらにその人物がこの評判の悪い家に入ったらどうだ……。
「う、うわあああああああああああああああああぁぁぁぁぁ……。」
遂に私は涙をこらえきれなくなり、その場にうずくまる。
「ちょ、え?ええ???」
チユはその場で自分のしたことを理解したのか…いや、分からずオロオロする。
「流石に今回のはまずいって…。」
「…わ、私はカンケーないからね!!」
「だ、大丈夫だよ…多分…。」
「ま、待てって!!!俺はただミキが言ったように困ってる人を連れて来ただけで…。」
部屋にいる私以外のヤツらはそれぞれ個人の意見を言い始める…が、その言い合いは以外な所から発せられた以外な言葉で不意に終わりを告げた。
「あの…その…お願い事が…あるんですけど…。」
辺りがしんと静まり返り、今までチユに向けられていた視線はその音が発せられた方向に集中した。
チユの膝の上に乗っている小さな少女は急に静かになったのに少し不安になりながらも次の言葉を続ける。
「…えっと…その…ペ、ペット…を探してくれませんか……?」
最後の方は少し聞き取りずらかったが、その少女は確かにそう言った。
「ほ、ほら!!こう言ってんじゃねぇか!俺が理由も無しにこんなガキ連れて来るわけねぇだろ!!??」
チユもこの子が急に口を開いて驚いたのだろう、少し動揺しながらしかし得意気に言う。
いや、この子が本当に困っていたとしても私には関係ない。何故ならこの子は既にこの家に入って来てしまっているのだから。
そこにどんな理由があろうともご近所さん達の目は変わらない…。
「え…本当にたのみごとがあるの?」
「ホント!?」
そんな事考えもしないトモミとマキは想像もしていなかった言葉に驚きを見せる。
「おー!!」
それに続けてユウも歓声を上げる。
ああ…私の気持ちを分かってくれる人はいないのか…。
私の乾きかけた目にもう一度潤いが戻ってきた。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
もし、よろしければこれからもよろしくお願いします。