※相変わらず漢字スキルがクソです。ご了承ください。
足が痛い…。
どれ程歩いたことだろう、体力がそんなにあるわけでもない私はもう前の連中のハイペースな歩行についていくのでやっとだ。
「おーいミキ早くー!!」
前の方からそんな私とは正反対でまだ体力が有り余っているのだろう、元気でハキハキとした声が聞こえてくる。
クソ、あの時変な気をつかわないで大人しく家いればよかったんだ。
私は心の底から後悔した。
時はさかのぼり、私の家。
「えっと…関(せき)友里花(ゆりか)っていいます。」
チユの膝の上に座っていた少女は立ち上がり自ら自己紹介をした。
少しアタフタしているとはいえ、この年でこんな見ず知らずの人達を前にここまでちゃんと挨拶が出来るとは…。
下手すればこの場にいるヤツらの中で一番礼儀正しいのではないだろうか。
「へー、ユリカちゃんっていうんだ。僕はユウ、よろしくね。」
こういうのに慣れているか、ユウはにこやかに笑いながら自己紹介をする。
「それで…こっちの少し元気のないお姉ちゃんがトモミでその隣のメガネがマキ、あっちの細いのがミキで、ユリカちゃんの後ろにいるのがチユだよ。」
ユウは自分の自己紹介に続けていつもこの部屋にいるメンバー全員を紹介した…いろいろと言いたいことはあるが…。
「よ、よろしくお願いします。」
ユリカちゃんは少し恥ずかしいのだろう、少しうつ向きながら呟くように言う。
「んでさ、ペットを探して欲しいんだろ?犬か!猫か!それとも蛇とか!?」
ユリカちゃんがそんな状態にも関わらずチユはいつものテンションでどんどん質問していく。
「えっと…うんと…その…。」
案の定ユリカちゃんはチユのいきなりの質問攻めを受け、まるで殻に閉じこもった亀のようにさらに下を向きその場に静かに座り込んでしまった。
まったくあのバカは自分で連れて来た一人目の大事な依頼者を自分で追い返す気か!!
私はチユの右腕を親指と人差し指でつまみそのまま右回しに思いっきり捻る。
「イッた!何すんだよ!!」
「バカか!!お前!ユリカちゃんも困ってんだろ!!」
チユは『俺が何かいけないことでもしましたか?』とでも言いたげな顔で私の顔睨んでくる。
「それでさ、ペットってどんなのなの?」
私達がそんなやりとりをしているとマキがユリカちゃんの顔を下から除きこむような形になり、普段私が聞いている声などよりも何十倍も優しい声で訪ねた。
「………ハ…ス…ー……。」
片言で消えそうな声だったが私は確かにユリカちゃんが『ハムスター』と言っているのを聞き取った。
「……………。」
辺りに沈黙が流れる。
多分全員が聞き取りに成功し、全員が思ったのだろう…。
そんな小せぇのどうやって探すんだよ…と。
「ま、まぁ何とかなるよ、ポスターとか作れば…誰かが保護してくれてるかも…。」
ユウがその沈黙をどうにかしようとでもしたのか、ユリカちゃんに私達の考えていることを察せられたくないのか、はたまた両方か、ユウはいつもに比べればかなりテンションをあげている。。
「じゃあ、俺はそういうの苦手だから直接人に聞いて回るよ。」
当然この面倒な空気から逃れようとするやつもいる。
まったく自分で連れてきたのに…無責任なやつだ。
「じゃ、じゃあ私も…。」
それに吊られトモミも立ち上がろうとする…が。
マキがトモミの肩を押さえつけながら立ち上がりトモミを座らせてから少し笑う
「私もいってこよーとっ、ミキも行くでしょ?」
私は一瞬遅れてマキの考えていることを悟り立ち上がる。
「うん、そうだね!たまには運動もしないと!!ユリカちゃんも行こう!!!」
私はユリカちゃんを抱き抱え玄関へむかう。
「それではお二方ポスター作り、頑張ってね!!」
私はコイツらの、考えた事をすぐ実行するような所…嫌いじゃない…いろんな意味で。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
次回やっと初依頼の解決です。解決するかは分かりませんが…。