英雄は少年に戻り、魔法を操る   作:白菜を身にまとった生命体

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それは始まりの物語…

高町なのは

 

本来の世界線なら少女であり、様々な事件に巻き込まれ、絆を育む少女…だが、今回はそうではない。これはif…もしもの物語だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…朝か」

 

少年は起き上がる。彼がこの物語での高町なのはである。少年とは言っても、見た目は中性的であり、女物の服を着させても問題はないくらいだ。

 

学生服に着替えると、家族がいる。兄や姉、今でもイチャイチャな夫婦を見て笑顔を見せる。

 

「なのは、しっかり食べなさい」

 

「わかってる」

 

母親にそう言われ、なのはは朝食を食べる。10分で食べ終えるとすぐに私立聖祥大附属小学校に向かった。

 

「1ヶ月前から、なのはは変わったね」

 

「あぁ、なんか大人っぽくなったな」

 

 

通学路をゆっくりと歩いていたなのはは横断歩道で座り込む子猫とその子猫に気づかずに走っているトラックを見ると、人間が出せるとは思えないスピードで子猫を助け、向かい側の道路まで突っ切った。

 

「大丈夫か」

 

子猫はきょとんとしていると親猫が現れ、子猫を離す。すると、子猫は親猫について行き茂みの中へ消えていった。

 

「…良かった」

なのははそう言うと学校へ向かった。

 

 

「おはよう…って一番乗りか」

 

なのははそう言ってまだ誰もいない教室の自分の席に座ると目を瞑る。精神統一として集中するが、それと同時に自身の気配も消すため、

 

「な、なのはちゃん!?いつの間に!」

 

「…あぁ、ごめん」

 

毎回クラスメイトを驚かせるのであった。

 

 

「今日も普通だったわ」

 

「アリサちゃん、そんなこと言わない」

 

いつもの3人組、高町なのはとアリサ・バニングスと月村すずかは一緒になって帰っていると、なのははとある声を聴く。

 

「助け…?それになんだこの気配は」

 

なのはは気になって声がした方向へ走る。すると、そこには傷を負っているフェレットのような動物がいた。体を丸めていたが、中に赤い球体を持っており、なのはに気づくと顔を上げてそのまま気を失った。

 

「まずいな…」

 

「なのは、どうしたのって動物!?」

 

「フェレットかな?でも凄く傷ついてる」

 

「近くに動物病院ってあったかな」

 

「確か近くに…行こう!」

 

なのは達はそんな話し合いをしながら動物病院へと向かった。

 

 

なんやかんやありつつ、フェレット?を動物病院に連れて行って帰ってきたが、なのはは考え事をしていた。

 

(あの声、間違いなくあのフェレットから聞こえた。それにあのビー玉みたいなあれは何なんだ…)

 

そんなことを考えながらも就寝時間になったため、電気を消して眠りにつく。

 

その後、またあの声が聞こえてきた。




次回 新たな戦いの幕開け…
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