英雄は少年に戻り、魔法を操る   作:白菜を身にまとった生命体

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とりあえずは事情を聞こう…

「…で、お前は誰なんだ?」

 

あの後、忍足で帰ってきたが両親にバレ、説教とフェレットを買うことを許可されたなのはは寝巻きに着替えてふかふかの布を被せたバスケットに寝かせたフェレットと話始める。

 

「僕はユーノ、とある理由であの化け物…ジュエルシードを封印するためにここまで来たんだけど…失敗しちゃって…」

 

「成る程…なら、ジュエルシードってなんだ?」

 

「ジュエルシードは僕が発掘したもの…輸送中に謎の事故でこの世界に散らばってしまったんだ。だから僕が封印しなきゃと思ってね…ジュエルシードは望みを叶える石なんだけど」

 

「あぁ、何となくわかった。つまり、願いは叶えるけどそれが変な方向に行った結果があれってわけか」

 

「うん…僕も君に聞きたいんだけど、いいかな」

 

「なんだ?」

 

「…君は、どうしてあの時、迷いなく殴りに行ったんだい?」

 

「…それか。話すと長くなるぞ」

 

なのははユーノの言葉を聞いて少し暗い顔をしながら話し始める。

 

「まず、俺はただの人間じゃない。魔力を取り込む器官が進化した人間、エボルノイドだ」

 

「エボルノイド?」

 

「リンカーコアがエボル・コアに進化した人間の総称。確か『一度死んで甦る』時に超低確率で進化するんだ」

 

「進化って、聞いたことないよ!?」

 

「だろうな。俺が戦った世界でも俺だけだったんだ」

 

「君が戦った世界?」

 

「あぁ…その世界は破壊神とかいう奴に壊されそうになっててな…偶然迷い込んだ俺が戦って…仲間を失いながら何とか勝って戻ってきたんだ…」

 

「…」

 

ユーノはなのはを見て、何も言わないようにした。仲間を失った、そう言った時のなのはは小学生とは思えない顔をしていたからだ。

 

「その年数は約10年だったかな…なんか、俺が迷い込んだ時間軸に戻したら身体が小学生にまで戻ってたんだが…」

 

「…信じ難いけど、君を見てたら納得できるよ」

 

「あぁ、あと君じゃなくて高町なのはだ。よろしく、ユーノ」

 

「うん、よろしく。なのは」

 

「…とりあえず、今は寝るか」

 

なのははそう言うとベッドで寝た。

 

 

翌朝

 

「…眠い」

 

「だ、大丈夫?」

 

「あー、大丈夫」

 

なのははウトウトとしていると、顔を叩いて目を覚まさせる。

 

「学校に行ってくる」

 

「うん、いってらっしゃい」

 

「身体は大丈夫か」

 

「まだ安静だよ」

 

「やっぱりそうだよな」

 

そんな会話をしながら着替えると、学校へと向かった。

 

「あっ、レイジングハートも持っていって!」

 

「あ、あぁ…」

 

ユーノに言われ、レイジングハートも学校に持っていった。




エボル・コア

リンカーコアが進化した器官。総魔力量はリンカーコアよりも上であり、リンカーコア以上の魔力素吸収率を誇る。何だったら人体のエネルギーを魔力に変えることもできるが、変換量によっては植物人間になる可能性がある。

進化する条件は「一度死に、何らかの要因で甦ること」そこから更に超低確率を引き当てなければならない。

追記
書き忘れていましたが、実は再生能力向上もあります。

次回 図書館で出会ったのは…
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