「デッカくなったなぁ…」
「うん…」
その日はアリサの屋敷にお邪魔しており、ユーノが猫に追いかけ回されてメイドが転倒しそうになったりなどのことがあったが、突如としてジュエルシードを探知して来て見た結果、アリサが飼っている猫がそのまま巨大化していた。
「…とりあえず、封印するか」
なのははそう言って魔法陣を展開した瞬間、ある気配に気づきデバイスモードのレイジングハートを構える。
「誰だ!」
すると、空から金髪の少女が現れる。
「魔導師!?」
ユーノは驚いていると、金髪の少女は自身が持つデバイスと話し始める。
「見つけた、ジュエルシード」
「ジュエルシード所持者もいます」
「うん」
金髪の少女がそう言うと、茂みから狼?が現れる。
「邪魔はさせない!」
「ッ!流石にそう簡単にはいかないか」
狼?はなのはに食らいつこうとしたが、ユーノに防がれる。
「こいつは僕が相手する!」
ユーノはそれだけ言うと戦闘を始めた。
「…やっぱり、目的はジュエルシードか」
「うん、あなたのジュエルシードを渡して…そしたら、痛くしないから」
「ご忠告どうもッ!」
なのはは金髪の少女を敵認定すると背後に作っておいた魔力弾を放つ。それは金髪の少女には当たらなかったが、なのはの意思表示を見た少女はデバイスを構える。
「行くよ、バルディッシュ」
「サイズモード」
少女はデバイスを鎌に変形させるとなのはに近づき、振るう。なのははそれを回避するとデバイスモードのレイジングハートに魔力を込める。
(シューティングモードはダメだな。近接に持ち込まれたら不利になる…なら)「ディバインブレイド!」
すると、レイジングハート全体になのはの魔力が纏われ、一つの刃となる。なのははその刃で少女と戦うが、少女は空を自由に飛びながらヒットアンドアウェイで戦う。なのははそれに対処していたが…
(初心者の戦い方じゃない)
「レイジングハート!飛べる魔法ってないか!?」
そう言ったなのはに答えるようにレイジングハートは足に魔力の羽が生え、空中を飛べるようになったが
「俺が知ってる飛行魔法と扱い方違うかやっぱり!?」
ぶっつけ本番のため苦戦していた。それでも少女と鍔迫り合いをするが、少女はなのはの背後に魔力弾を作り出し、それをぶつける。それによって体勢を崩したなのはに魔法を当てようとした瞬間、同タイミングでなのはが少女の腹部を殴った。そしてなのはは少女の魔法を喰らい、大きくのけ反って倒れ込んだ。
「痺れたか…ッ!」
少女は腹部を押さえながらも歩き出し、巨大猫からジュエルシードを取り出して封印すると、狼と同時にその場から去っていった。
「…ユーノ」
「ど、どうしたんだい?」
「…あとで飛び方、教えてくれ」
近くまで来たユーノにそう言うと、なのはは目を瞑った。
・ディバインブレイド
シューティングモードを見たなのはが即興で考えた魔法。自身の魔力でデバイスモードのレイジングハートを包み、一つの刃とする。膨大な魔力を常時固定するため、かなりの高難易度な魔法である。
次回 真夜中の決闘…