「…で、何ですずかとアリサがいるんだ?」
「はやてちゃんとここで知り合って…」
「あ、すずかもそうなんだ…アリサは付き添いか」
「そうよ」
「なのは君のお友達やったんか」
レイジングハートが先日の次元震によってボロボロになり、自己修復中であるため、なのはは本を借りるために図書館に来ていた。すると、そこにはアリサ・バニングスと月村すずか、そして八神はやてがいた。
「…はやてって両親はいるのか?」
「…あー、孤児なんよ。お父さんの知り合いって人に支援してもらってるけどな」
「…ごめん、デリケートな話だったな」
「ええんよ」
「…なのはってガツガツ行くよね」
「…直すべき点であるのはわかるぞ」
「ま、そう言う所はなのはらしいって感じね」
そんな会話をしていると、なのはははやてをジッと見つめる。
「何か付いてるんかな」
「…いや、何でもない」(やっぱり、何か嫌な感じがするんだよな…)
「…そういえば、なのは君って夢とかある?」
「急だな…そうだな、強いて言うなら平和だな…はやては?」
「私は家族やな」
「…はやてらしいな」
「でも、みんな友達やで」
そうして時間は過ぎていき、退館時間になる。なのは達はすぐに図書館から出ると、はやてをバス停まで見送る。
「じゃあな、はやて」
「また明日な、なのは君、すずかちゃん、アリサちゃん」
そう言ってはやてはバスに乗り去っていった。
ー
「…今日は楽しかったなぁ…」
夜中、はやては自宅でそう言うとベッドに横になる。そしていつも通り、本を開いた。
そんなはやての横で、鎖がまとわりついた本が少しだけ動いたような気がした。
ー
時を同じくして、なのはは月明かりを浴びながら外を見ていた。
「…眠れないのかい?」
「あぁ…あの子、なんでこんなことしてるのかなって考えててな」
「うん、確かにそうだね」
「…あの顔は多分、誰かのために動いてるんだ…だから、気になってる…ユーノ、レイジングハートは?」
「もう修復できてるよ」
「なら、明日にはジュエルシード回収再開だな…あの子と会ったら、出来るだけ穏便に話し合いたいけど、そう言う感じではないだろうしなぁ…」
なのははそう言ってベッドに横になると、目を瞑る。
「…そういえば、あの爆発みたいなのは何だったんだ?かなり規模がデカかったが…」
なのははふとそんなことを考え呟くが、すぐにその疑問を忘れて眠りについた。
そして、翌日になり…ジュエルシードとフェイトが現れたことが分かると、なのははすぐにその場へ向かった。
次回 組織は大抵信用できない…