悪の組織は私だけ   作:十六夜冬歌・読9書1

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第3話:麗しき希望の花!キューティーフラワーズ!

 

 

 悪の組織が複数存在するように正義の味方も複数存在する。

 

 ヒーロースーツを装着し巨大ロボを操るやたら数が多いスーパー戦隊。

 古代の力とか悪の組織で改造されて得た力を使うよくバイクに乗ってる仮面の戦士。

 どこから来たのかよく分からないマスコットの力で変身する基本女の子だけの戦うヒロイン。最近は男の娘とかTSっ子もいるみたい。

 

「いくよみんな!」

 

「えぇ!」「はいっ!」

 

「「「キューティーハートシャワーッ!!」」」

 

 そんな複数存在する正義の味方の1つ、変なもこもこマスコットを連れた新進気鋭の戦うヒロイン『キューティーフラワーズ』の3人が力を合わせた必殺技を放ち、悪の組織シルクロードの怪人アクアロスを消し飛ばす。

 

 そして3人は今日も1つ平和を守れた事に笑顔を浮かべた。

 

 

 

 

 

 

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「この子ってキューティーフラワーズのリーダーだった子だよね?」

 

「ええそうよ」

 

 依頼主の暗黒乙女騎士団ワルキューレから作戦に成功のお礼にご飯おごってあげると連絡が来て待ち合わせのレストランに行くとそこに居たのは悪の組織の人間には全く見えないあらあらうふふ系人妻。

 なんとこの人キューティーフラワーズのリーダーキューティーコスモスのお母さんなのだ。お母さんが悪の組織で娘が正義の味方とかスゴい親子だね。しかもターゲットがコスモスちゃんの彼氏君という。

 あ、店員さん煮込みハンバーグセットとフライドポテトとメロンフロートお願いしまーす!

 

「これもう普段の生活ダメになったんじゃない?」

 

「いいのよ。だってそれが私のヤリたい事だったんだもの」

 

 そんなやべーお母さんから合流早々に渡された1枚のDVD。パッケージには薄ピンク色の衣装の女の子とそれを囲む下半身丸出しの男達もとい依頼で作った竿役ムボー達が写っていて、タイトルには『敗北ヒロインキューティーフラワーズ、はじめてのヤク漬け集団レ〇プ:キューティーコスモス編〜お薬なんかに負けないもん!〜』とあり、当然の如く無修正。

 

 内容はタイトルまんまで戦闘に負けたキューティーフラワーズが捕まって体液全てが媚薬になってるムボー達にあ~れ~な事をされて最後には変身が解けてガッツリ身バレするというものらしい。

 

「とりあえずコスモスちゃん女優デビューおめでとうございます?」

 

「ありがとう。ヒールちゃんも出てみる?ギャラは弾むわよ?」

 

「断固お断りします!」

 

「あら残念」

 

 更にこの撮影現場にはターゲットの彼氏君も誘拐されていてマジックミラー越しに全てを見せられていたらしく、それを身体は汚されても心だけは負けない!って頑張ってたコスモスちゃんにカミングアウトすると見事な絶望顔と共に変身が解けてコスモスちゃんの正体が分かった彼氏君も合わせて絶望顔になるシーンは必見との事。

 

「お待たせいたしました。フライドポテトとメロンフロートになります」

 

「いただきまーす♪」

 

「熱いから気をつけるのよ?」

 

 その後1人解放された無力な彼氏君は意気消沈のまま帰宅する途中で彼氏君視点今も娘を攫われ犯されている被害者な黒幕お母さんと遭遇。

 事情を説明し泣き謝る彼氏君。悲痛な表情ながらも抱きしめ慰める黒幕お母さん。しだいに2人の距離は近づきずっこんばっこんして見事ご懐妊。最終的に彼氏君が責任を取って成人すると同時に結婚する事になりましたとさ、というのが今回の顛末らしい。

 

「今日はごちそうさまでしたー。それとこれからもご利用お待ちしておりまーす。では!」

 

「えぇ、これからもお世話になります。気をつけて帰ってね」

 

 それからコスモスちゃんは今もお友達と一緒に毎日寝る間も惜しんで女優活動を頑張ってるんだって。

 たいへんだねー。

 

 

 

 

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「たーだいまー!」

 

「オカエリナサイマセ、ヒールサマ」

 

「ねぇこれ見て見て!すごくレアなおみやげもらっちゃった!」

 

 ヒールはジャジャーン!と紙袋の中から首と胴体が別れたマスコットの入った薬瓶を取り出しゆたかに見せた。

 

「名前は知らないけどキューティーフラワーズって子達といたマスコットでね、しかもこいつ変身アイテム作成能力持ちなの!これ買うとすごく高いんだよね〜♪」

 

 マスコットには主に3つのタイプがある。

 マスコット自身が変身アイテムになるやつ、変身アイテムを持って来てるやつ、変身アイテムを作るやつ、の3つ。その中でも特に変身アイテムを作れるマスコットは出現数が少ないので常に高値で取引されているのだ。

 

「早速怪人作ってくるね!あとお夕飯はお魚さんでよろしく!」

 

「カシコマリマシタ、ヒールサマ、オキヲツケテ」

 

 ゆたかに薬瓶以外の荷物を預けてすたたーと開発室に駆けていくヒール。それを見送ったゆたかはすぐに夕食の買い出しに出かけるのだった。

 

 

 

 

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