それでも私は死にたくない   作:如月SQ

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あと、黒死牟の「三番目」は鳴女を二番目だと思っているからです。




 上弦の弐に言われるがままに私達は逃げた。

 ただその道中、師範と伊之助の間には、凄く気まずい空気が流れていた。

 師範は伊之助を困った子供だと思って、それでも師範なりに可愛がっていた。

 伊之助も私の目が正しければ、それを鬱陶しいとは言いつつ、受け入れて喜んでいたように見える。

 今も伊之助は師範の生存に喜んでいるし、師範も皆が生きてる事に安堵してる。

 ……でも同時に、互いになんとも言えない感情を抱えてるのを察してしまう。

 水柱様は腕を喪っていながらも、顔色を変えずに先頭を走り、警戒してくださっている。

 いるのだけど、少しくらいは此方の重い空気を省みて、何か手助けをしてくれたりしないだろうか。

 

『冨岡さんは柱の中でも変わり者で、口数が少なく、空気が読めない人なんですよ。悪い人ではないんですけど……カナヲも気を付けてくださいね』

 

 それを言われた当時は、私も人の機微を察することが出来なかったから、勝手に共感していたっけ。

 ……まぁ、想像以上に水柱様は空気が読めてないようだけど。

 肩を貸しながら水柱様の後を追っているのだけど、師範はチラチラと伊之助の様子を伺っている。

 伊之助は伊之助で口数少なく、しきりに後ろを気にしているようだった。

 互いに気にしているのは恐らく、先程の上弦の弐のことだろう。

 言葉にはしてないけど伊之助は心配そうにしているし、師範はその様子を複雑そうに見ている。

 

 ……正直言えば私だって複雑だ。

 カナエさんを殺した張本人なのは確かで、可能なら師範のように仇を討ちたいと思ってはいる。

 ただ、事前の話し合いで師範が命を捨てて、自らを毒の塊として吸収されることを前提にしていたのは、正直納得していない。

 だから今師範が生きていることが嬉しくて、理由はわからないけれど見逃してくれた上弦の弐を憎みきれないのも事実で……。

 

 本当に、複雑……。

 

 そんな、複雑な、重い空気のなかで。

 曲がり角を曲がった先に人影があった。

 

「あ゛ー!どみ゛お゛がざん゛!じの゛ぶぢゃん゛~!」

 

「甘露寺さんに、伊黒さん!無事……ではなさそうですね」

 

 そこにいたのは、ぐずぐずと涙と鼻水を垂らす恋柱様……その背には蛇柱様が脂汗を滲ませながら目を固く瞑っていた。

 恋柱様の両腕は見るからにボロボロで、蛇柱様に至っては……下半身にまったく力が入っていないようだった。

 

「ぐすっ……伊黒さんがぁ……!私を庇って……落ちてきた天井に挟まれてぇ……!」

 

 師範が落ち着かせながら話を聞けば、そのような返答があった。

 恋柱様の腕も爪の殆どが剥がれ、肌が内側から裂けているのを見るに、相当な無茶をしたことが見てとれた。

 

「落ちてくる天井を受け止め、限界を迎えた女を男が突き飛ばしたんだ。

 そして男だけが落ちてきた天井に潰された……互いに生きてるだけでも奇跡みたいなものだ」

 

 もう一人、鬼殺隊の隊服を着た男……鬼の愈史郎が答えた。

 愈史郎は此度鬼殺隊の協力者となった鬼、珠世さんの部下の鬼として少しだけ交流があった。

 珠世さんが師範と、毒や薬の配合についてかなりの時間話し、共同で研究をしていたから、自然と。

 この世の全ては珠世様が中心に回っていると豪語してそうな、他の全てを見下しているような傲慢な鬼だが、今はバツが悪そうに顔を歪めていた。

 恐らくは、恋柱様と蛇柱様に救われたのだろう。

 愈史郎も珠世さんも鬼としての身体能力は然程高くないというし、天井が落ちてくるような状況を打破する力はなかったんだと予想出来る。

 

「ふふ……」

 

 それが気に食わなくて苛立っているのが……妙に滑稽だった。

 つい笑い声を漏らしてしまったけれど、ギロリと睨まれてしまった。

 今ここで無駄に争う必要もない、と内心笑いを堪えつつも、今までのように微笑を浮かべて誤魔化しておこう。

 

 それはそれとして、恋柱様と蛇柱様の状況はわかった。

 だが、そんな傷を治すことも出来ない為に、私達は進むしかなかった。

 

「カナヲ、私はもう大丈夫です。甘露寺さんも辛そうですし、伊黒さんを……」

 

「いや!俺が背負う!」

 

 そこで名乗り出たのは伊之助だった。

 いつもの猪の被り物をしたまま、けれどいつものような落ち着きの無さはなかった。

 そんな伊之助を師範は、暫し怪訝な表情で見詰めていた。

 けれど直ぐに小さく息を吐いて、伊之助へと微笑みを浮かべたのだった。

 

「なら……伊之助君、伊黒さんのこと、お願いします」

 

「……おう!」

 

 元気よく返事をした伊之助は、ふんすふんすと鼻息荒く張り切って、恋柱様から蛇柱様を受け取っていた。

 その際、気を失っている筈の蛇柱様の顔が、少しだけ歪んだように見えた。

 ……間違いなく気絶してるんだけど……まぁ蛇柱様は恋柱様に特別な感情を抱いているらしいし、気絶してても反応しちゃうのかもしれない。

 

 まぁ兎に角、師範と伊之助の間にあった重い雰囲気は解消された。

 一時的かもしれない、後に色々問題が起こるかもしれない。

 それでも、生きてれば……生きてさえいれば、どんな問題もいずれなんとかなると思う。

 師範の死を、死んでしまうかもしれないという恐怖を感じ、今生きている喜びを噛み締めていると、そうひしひしと感じる。

 

 そこでふと脳裏に浮かんだのは、炭治郎の笑顔だった。

 炭治郎も今、何処かで戦っているのだろうか?

 互いに……いや、鬼殺隊は全員、自らの命を賭しても鬼を滅ぼす覚悟でこの決戦に臨んでいる。

 けれど……どうか……決戦を終えても皆で、笑顔で再会したいと、そう思った。

 

「うぇーん!しのぶちゃーん!伊黒さん大丈夫かなぁ!

 私がもっと強かったら落ちてきた天井もぶち壊せたのに!」

 

「きっと大丈夫ですよ……甘露寺さんは充分頑張りました。

 ……それにそこまでやったら、流石に人を越えすぎというか……」

 

「こいつ軽いなー。飯ちゃんと食ってんのかな」

 

「…………」

 

「おい、こっちだ。道は一度無茶苦茶になってるから絶対じゃないが、こっちから外に出れる可能性が高い」

 

「む、そうか……わかった」

 

 人が増え、先程の気まずい空気が嘘のように騒がしくなった。

 私達は実質負けて敗走しただけ……そこに思うところはあるけれど……。

 

「……?どうかした?カナヲ」

 

「いえ、なんでもないです」

 

 今は、師範が……しのぶ姉さんが生きてることが嬉しい。

 その体ではもう戦えないだろうから、とでも言い訳でもして何処か安全な場所に避難して貰おう。

 そうしたら……きっと今も戦っているだろう炭治郎と合流して――

 

ズンッ!

 

「うぉわっ!?」

 

「キャア!地震!?」

 

 突然の揺れが私達を襲った。

 しかも、周りの壁が崩れ始めるおまけつきで。

 

「ちっ……崩壊が始まったか!だが恐らく外までは直ぐ――」

 

ゴッ

 

 愈史郎が言葉を言い終わる前に、私達の足元の床が突然迫り上がり始めた。

 まさか天井に押し付けられて潰される……!?と身構えたのだけど、パタパタと音をたてて天井は私達を避けるように折り畳まれていった。

 一応の警戒をしつつ上を見上げていれば、やがて夜空が顔を出し、私達はそのまま外へと放り出されていた。

 

ズゥウウウウウウン……

 

 薄く埃が舞う中で辺りを見回せば、そこは確かに外。

 何故私達を無事に外へと放り出したのか、今までいた空間を操っていたであろう鬼に対して疑問が湧くけれど、それは一先ず置いておこう。

 まずは、ここが何処か把握し、師範や蛇柱様達を安全な場所へ……。

 そう思って、周囲の把握に努めていた。

 

「…………おい」

 

 そこで伊之助が私の服の裾を引っ張った。

 なんだろうと思って振り向けば、何かを指差している。

 何か見つけたのかとその先を見て……私の目は見開かれた。

 

 そこには、血の海に倒れる炭治郎と、頚のない体、そして口元を血で汚した少年の鬼の姿があった。

 突如、まるで沸騰したかのように頭が熱くなる。

 その光景に、自分でも驚く程に心が揺さぶられていた。

 

「たん、じろ……」

 

 けれど伊之助のか細い声にハッとなった。

 驚き戸惑って、立ち止まっている場合じゃない。

 私は日輪刀に手をかけ、炭治郎の元へと駆け出した。

 

 そんな私に一歩遅れて駆け出したのは、二人。

 伊之助と、水柱様だった。

 

「炭治郎ーっ!」

 

「炭治郎!」

 

 二人とも炭治郎の名を呼びながら、明らかに炭治郎を害したであろう鬼へと、切りかかろうとしていた。

 なら、私は……全力で叩き込むだけ!

 

花の呼吸

 

獣の呼吸

 

水の呼吸

 

「あぅ?」

 

 きょとりとした顔で此方を見ている黒髪の鬼へと、空中に飛び上がりながら、渾身の一撃を叩き込んだ。

 

陸ノ型・渦桃

 

 腰の捻りで全体重を加えた一撃、隙は大きいけれど、後ろには二人がいる。

 避けるにせよ受けるにせよ、鬼の見せる隙も大きい筈……!

 二人なら必ずそこを突いてくれる……!

 そう考えた一撃だった。

 

「あはっ、きゃははっ」

 

 けれど、ニコッと無邪気に笑った鬼は、私の一撃を本当に紙一重で避けて。

 

壱ノ牙・穿ち抜き

 

 続く伊之助の二刀での突きも最小限の動きで。

 

肆ノ型・打ち潮

 

「きゃっきゃっ!あぅー!」

 

 水柱様の技すら、笑いながらその全てを避けてしまった。

 まるで波間に揺蕩う木の葉のようにゆらゆらと……けれどけして何者にも捕まらず、波にも呑まれず飄々と……。

 その姿にうすら寒いものを感じた。

 

 そして気付けば、その手には黒く染まった日輪刀が握られていた。

 炎柱様から受け継いだという炎の鍔のついた、日輪刀……炭治郎の刀だ。

 それを、鬼が拾って……。

 

ヒュゥゥゥゥゥ……

 

 突如聞き覚えのある呼吸音がして、咄嗟に身を引いた。

 そして、その直感は正しかった。

 

「きゃはっ!」

 

「これは、打ち潮……!?ぐっ!」

 

ギギギギンッ!

 

 その動きはまさに先程水柱様の放った技とまったく同じ、荒れた波のような動きで水柱様を攻め立てていた。

 水柱様も流石の動きで的確に捌いているものの、片手を喪った状態にまだ慣れていないようで、少し押され気味であった。

 

「だー!半々羽織の真似してんじゃねー!」

 

獣の呼吸!

 

「あうー!」

 

 そこを伊之助が飛び付き、腕を交差し、刀を振るった。

 

弐ノ牙・切り裂き

 

 それに対して鬼は……また聞き覚えのある、酷く、覚えのある呼吸音を響かせて、宙に浮いた。

 

ガキィイイイインッ!

 

「んぐぐぐぐっ!っがぁっ!」

 

ズガンッ!

 

 伊之助の交差した刀と、鬼が腰の捻りを加えて放った振り下ろしが衝突し、僅かな拮抗の後に伊之助が吹き飛ばされていた。

 

「今の……は……渦桃……!」

 

 愕然とするしかない、まるで理性のないような鬼が、私達の呼吸を、型を、見ただけで……!

 

「きゃはっ、きゃはははは!」

 

 楽しそうに、伊之助の飛んで行った方向を見て笑い続ける、少年姿の鬼。

 ……ただただ、純粋に楽しんでいるその様子が、とても恐ろしかった。

 

「おぉおおおお!」

 

水の呼吸

 

「きゃはっ、きゃはっ!」

 

参ノ型・流流舞い

 

キィンッ!

 

キィンキィンキィンッ!

 

 それでも果敢に攻める水柱様に対して、鬼は笑いながらその技を、刀の振りを、動きを、その全てを見通しているようだった。

 まるで、その全てが見えているかのように……。

 その底知れない様子に、気付けば後退りしていた。

 少しでも距離を取りたいと、無意識に思ってしまって。

 

ぴちゃ

 

「……炭治郎?」

 

 気付けば私は、血の海に倒れている炭治郎の直ぐそばに立っていた。

 踵が炭治郎の体に当たったけれど……炭治郎からは何の反応もなかった。

 うつ伏せに倒れ、目を閉じ、僅かにも身動ぎしない姿は……既に……手遅れのように見えた。

 今が鬼との戦闘中であることすら忘れて、私はしゃがみこんで炭治郎の首に手を伸ばす。

 

 まだ、温かい。

 けれど……脈も、呼吸も……なかった。

 

「炭、治郎……」

 

 すぅっと、体から血の気が抜けていくような……そんな感覚がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 聞こえてくる。

 兄貴達が切り落とした、上弦の壱の刃、鬼の体で出来てるそれを喰った後から、声が聞こえてくる。

 

『今まで……ご苦労だったな……猗窩座……』

 

 こっちが聞いてて切なくなるような、そんな声色で。

 この敵の居城の何処かで上弦が倒れた、鬼殺隊の誰かが打ち倒した。

 手放しで喜ぶべきことの筈なのに、その声があまりにも悲しそうで、素直に喜ぶことが出来なかった。

 

 そして、声以上に、その声の主であろう無惨、その思いが伝わってきてしまう。

 ただただ平穏を、心の底から平和な日々を求めているのに、人喰いの罪深さも理解してしまっている。

 故にそんな平穏などくる筈もないと理解していて、そうなってはいけないとも思っている。

 自分は死ぬべきだと、存在してはいけないとわかっているのに、それでも死にたくないと泣いている。

 

 ……鬼の首魁が、こんな存在だと、思わなかった。

 なんて、残酷なんだろうか?

 この人は、俺達鬼殺隊の誰よりも、自分の罪深さを理解している。

 それでいて死にたくないと足掻いて、せめて配下の者達にはマシな最期をともがいて。

 

 しかも……俺達は全ての鬼が無惨の支配下にあり、無惨のなんらかの指示で人に害をなしていると思い込んでいた。

 鬼による悲劇の全ては、無惨が引き起こしていることなのだと。

 けれど、違ったんだ。

 全ての鬼が無惨の支配下にあった訳じゃなかった。

 勿論、全てが全てそうじゃない、俺が読み取れたのは表面的な部分だけ。

 無惨の配下が起こした惨劇だってあったんだろう。

 でも、それでも、伝わってくる人柄が本当なら……俺達は……倒す相手を見誤っていたんじゃないのか……?

 無惨は、本当に倒すべき相手じゃないんじゃ……。

 

『……違うぞ、鬼喰いの少年よ』

 

 ……!?

 

『私は、鬼の首魁鬼舞辻無惨。

 全ての鬼が引き起こした惨劇は、私のせいだ。

 私さえいなければそもそも起きなかったのだ。

 ……お前達鬼殺隊は間違っていない』

 

 気付かれて……いや、それよりも……。

 ひどく、疲れきった声だ。

 こんな、死にかけてるような存在を俺達は滅しようとこれまで……?

 

『……人間は毎回私に対して疲れきってるだの、今にも死にそうだのと好き勝手言ってくれるな』

 

 え、あ、すみません……。

 

『謝るな……そして見誤るな。お前達は鬼殺隊だろう。

 全ての鬼を滅し、鬼が引き起こす惨劇を防ぐ集団。

 その為に鬼の首魁であり、始祖である私を討伐するのは、前提条件だ』

 

 ……それは、そうっすけど……。

 

『ふふ……そこまでわかっていても自らこの身を差し出せないのが、私の弱さだがな……鬼殺隊には面倒をかける』

 

 ……いや、死ぬのは怖いっすよ、仕方ないっす。

 

『君のように、鬼と化しても兄を、師匠を、仲間を、守るという覚悟……命を捨てる覚悟が、私にも出来れば良かったのだがな……』

 

 俺は、それ以上何も言えなかった。

 俺も、鬼殺隊も、皆自分の命は二の次な、そんな集団だから。

 そう自覚してしまって、無惨の言うことを理解出来ても、本気で同意することが出来なかったから。

 それは、互いに……泣きながら呪われた生を刻む無惨に対して、あまりにも残酷過ぎたから。

 

 目の前で兄貴と師匠に加えて、善逸を相手取ってなお、有利に戦いを進めている様子の上弦の壱を見て、改めて思う。

 無惨がこんな人だから、こうも生き生きとその刃を振れるんだろう、と。

 そして思う。

 だからこそ、彼らを止めなければいけない、と。

 

 銃を構えて、弾丸ではなく鬼と化した俺の肉を弾として放つ。

 今なら使える気がする、血鬼術を。

 俺がかつて、刀鍛冶の里で取り込んだ……木の血鬼術を。

 

 ああ、そう言えば、あいつらもそんな事言ってたなぁ。

 鬼が慎ましく暮らしてるとか、こっちが極悪人だとか。

 あの時はなんて自分勝手な事をと、ふざけるなと心底思っていたけど。

 今思えば……そういう思考になる鬼がいても、仕方ないと思えた。

 

 ああ、胸が痛いな。

 こんな事なら知りたくなかった。

 けど……知れて良かった。 

 逆に覚悟が決まった。

 

 この優しく悲しい鬼達を、俺達が止めるんだ。

 炭治郎、お前もその覚悟を決めて戦ってるんだよな?

 いつからわかってたんだ?お前は、本当に凄い奴だ。

 俺も、自分が今出来る全力で、出来ることをするよ。

 瞳から思わず溢れた涙は、ただ静かに頬を濡らした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……頚の弱点克服してるのは違うだろ!」

 

 頚を一度は落とした筈の上弦の壱、再生したままに振るわれた攻撃で視界が月の刃で埋め尽くされ……思わず悪態をついていた。




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