シドは復活したエリザベートと戦い、隙を見て上空に打ち上げると体内で融合させているスライムを出すと本気の戦闘形態である黒獅子の騎士となり、更に本気の戦闘スタイルである徒手空拳による格闘でまずはエリザベートが出していた分身を倒した。
そして、本体は超圧縮した魔力を爆発的に解放しながら干渉し、赤き月を普通の月として浄化し、エリザベートの精神を鎮静化させた。
その後、シドは元々、エリザベートを仲間として自分たち、『シャドウ・ガーディアン』の本拠に招く事を目的としていたので勧誘するとエリザベートは頷いてシドが開けた『古都 アレクサンドリア』の出入り口となる穴を通った。
エリザベートが『アレクサンドリア』に向かったのを見るとシドはクレア達の元に戻って、倒したと報告しつつ、密かにメアリーにはエリザベートの事を彼女も『アレクサンドリア』に送ったのであった。
その後、クレアに『血の女王討伐』に参加した魔剣士達と共に無法都市内にある『魔剣士協会』へと向かった。
「エリザベート達、『血の女王』と眷属達は無事、討伐しました」
「流石はシド・カゲノーさんですね、ご苦労様です」
シドはクローディアに『紅の塔』での吸血鬼討伐が完了したことを言ったのである。因みに今後、『紅の塔』は『黒の塔』が管理するのだ。
因みにこの間にも『紅の塔』にある宝や書物などそうしたものはリリムにフミカにエレナが確保しているとスライムを介した念話で伝えてきたからだ。
ともかく、全てが終わったのでシドとクレアは魔剣士協会が用意した拠点の部屋に行き……。
「姉さん、お疲れ様」
「貴方もね……」
二人は今回の事を労いつつ、愛と快楽を交わし合いながら眠りについた。
一夜明けて身支度を整えるとシドとクレアは用意された朝食をとる。
その後……。
「じゃあ、帰ろうか。ゴルドーにクイントン、お前達はとりあえず、ミツゴシ商会での護衛として働いてもらう事にする。他にも色々指示をされるだろうが、ちゃんと従えよ」
「はい、ご主人様」
「しっかり、やります」
奴隷として購入したゴルドーとクイントンの働く場所について告げ、シドはクレアにゴルドー達と馬車に乗りながら、ミドガル王国へと帰還するのであった。
そしてこの無法都市で豪遊しつつ、娼婦と情事をする事で童貞を卒業しようと企んでいたヒョロとジャガだが、彼らは金をスられ、身ぐるみも剥がれた。
二人は『黒の塔』に買われ、奴隷としてしばらくの間、働く事となった。ミドガル王国に帰ってこられるかどうかは二人次第であるのであった……。