シドはクレアと共に無法都市に行き、復活しようとしていた吸血鬼の始祖である血の女王エリザベートとその眷属の吸血鬼を倒しに向かった。
とはいっても実はエリザベートと彼女に仕えていて、最古のヴァンパイアハンターとしてクリムゾンからエリザベートの心臓を取り戻そうと行動していたメアリーは人間との共存を望んでいたので密かに助けつつ、『シャドウ・ガーディアン』の本拠である『アレクサンドリア』に滞在してもらう事にしたが……。
そして、『紅の塔』内にある使えそうな書物に財宝は密かに『紅の塔』に潜入させたリリムにフミカにエレナ達に収穫させた。
クリムゾンと彼に仕えていた吸血鬼は倒している。なので治める者もいない『紅の塔』はジャガノート達、『黒の塔』が確保する事になる。
こうして、これよりは『黒の塔』の勢力が無法都市を管理する事になったのである。
シドは無法都市で奴隷としてゴルドーとクイントンを買ったのでそのまま、ミツゴシ商会の護衛として働かせる事にした。それとは別に無法都市で豪遊しようと企んだが金をスられ、身ぐるみ剥がれたヒョロとジャガをシドは見捨てた。
これにより、ヒョロとジャガの二人は『黒の塔』の奴隷として買われてしまい、しばらくの間、雑用やら『黒の塔』の主な活動形態である傭兵活動を強制的にやらされることになり、こき使われるのが確定したのであった。
その後……。
「改めて……俺がこの『シャドウ・ガーディアン』の盟主、シャドウだ。エリザベート、メアリー……歓迎させてもらうよ。とりあえずはゆっくりすると良い」
『アレクサンドリア』内にある城の王室にてシドはエリザベートとヴァンパイアハンターを辞め、彼女の従者のような恰好をしたメアリーにまずはゆっくりするように伝える。
「紳士様……何から何まで世話していただき、ありがとうございます。お言葉に甘えさせていただきますね」
「余裕が出来次第、世話になった礼はさせていただきます。エリザベート様と私を受け入れてくださり、ありがとうございます」
エリザベートとメアリーはシドに礼を言い、少しの間、アレクサンドリアで穏やかな日々を過ごす事になったのだった。
そうして……。
「商会連中が潰そうとして来ているか……そろそろ、ディアボロス教団と繋がっている商会を潰し、経済の全てを手に入れる時が来たな」
「では、そろそろ動くでありんすね」
「ディアボロス教団の慌てふためく様が目に浮かぶようです」
ミドガル王国内でその品質の良さは勿論、原材料の独占をしているような『ミツゴシ商会』は商売の世界ではトップであるがそれを他の商会がまとまってミツゴシ商会を潰そうとしていると情報を聞いたのでシドはこういう時の為に用意していた計画を行う事を決めたのであった……。