オリアナ王国は芸術が最も評価される国だ。そんな国の王女であるローズを誘拐から救ったがゆえにオリアナにおいてはシドは英雄で良く『宴』や芸術祭などで呼ばれていて、交流があった。
シドは魔剣士こそが本業であるが、ローズやオリアナの王族に貴族と交流する中で『芸術』に多少、触れ合う方が良いとあって、手を出した。
例え場戦士として優れた空間認識能力、手の器用さを活かす事で中々の『絵画』を生み出せるし、エレナが実はピアノの教育を受けていたりしたなどあって彼女のを見ながら、見て覚えて練習したりした。
この世界の音楽はこの世界の音楽で中々、良い物ではあった。
ともかく、多少芸術を嗜んでいるシドの態度は……。
「シド君、良い絵と良い演奏でしたわ」
「私達に合わせてもらって済まないな」
「絵の方も演奏も努力の積み重ねによる美しさを感じましたわ」
ローズは勿論、国王であるラファエロに王女であるレイナから好評であった。
そうしてオリアナ王国で行われた『宴』にて少しするとローズと二人で会場から離れた場所へ行き……。
「シド君、私達のためにいつも気を使ってくれてありがとうございます」
「いやいや、芸術を嗜むのも悪いもので無いし大丈夫だ」
「そう言っていただけると助かります……」
シドとローズは微笑み合うと……。
「シド君、大好きです」
「俺もだ、ローズ」
見つめ合い、抱き締め合いながら口づけを交わした。
その翌日は魔剣士としての鍛錬をしつつ、オリアナ王国の街を二人で歩くなどしたのであった……。
こんな感じでシドはミドガル王国の王家に積極的に呼ばれたり、オリアナ王国に呼ばれたりなど色々と忙しかったりもする。
そんな中……。
「ほう、『ナイツ・オブ・ラウンズ』にマラクか……面白そうだな」
本拠地である『アレクサンドリア』にて『剣の国』と呼ばれているベガルタ帝国の東部にある海運都市のマドリーにて油田が掘り当てられる可能性があると地質調査に向かったアイムとマイから話を聞いた。
そこで百年前からマドリーに巣食い、過疎化した害竜にして知能は劣っているが凄まじい回復能力を持っていてしぶといマラクと遭遇。埒が明かないと撤退したとの事。
そして、更にベガルタにて頂点の座に位置する七人、ベガルタ七武剣の一人でディアボロス教団の幹部が『ナイツ・オブ・ラウンズ』の十席であるセルゲイ・ゴーマンが同じベガルタ七武剣の一人でディアボロス・チルドレンの1stであり、『
「まあ、どうするかはお前次第だ。カレン」
「っ、あ……」
短い金髪の男装麗人のエルフであるカレンの右目の眼帯に触れ、魔力による再生を行なった。
「とりあえずはお前の実力を見せてもらおう」
そうして、シドはカレンを訓練場へと連れていき……。
「成程、中々の槍の腕だな、これからも腕を磨く事だ」
「あ、ありがとうございます……私はシャドウ様の力になります」
「それは助かる」
カレンは自身の突きを容易く凌いでみせたシドの実力に敬服しつつ、忠誠を誓ったのであった。
その後……。
「大変だったな、アイムにマイ……万が一が無くて良かった」
「ひゃ、ぅぁ……あ、ありがたいお言葉です。シド様……」
「くふ、う、く……ま、マスターなら、んく、こうして労ってくれるって信じてた。だから、嬉しい」
「そうか」
シドはアイムとマイをたっぷり愛し、快楽を与える事で満たし続けたのであった……。