強さを窮めたくて   作:自堕落無力

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二十八話

 

 聖教の本拠地である『宗教国家オルム』は『学術都市ラワガス』に『貿易都市グラズヘイム』、『アルテナ帝国』といった『都市国家群』を始めとする大小様々な島が存在する海峡こと『多島海峡』の中にあった。

 

 この『多島海峡』はミドガル王国、オリアナ王国、ベガルタ帝国を挟んだ場所に位置していて『宗教国家オルム』で聖女にして、『テンプラー』のリーダーを務めているウィクトーリアより近々、ディアボロス教団がベガルタ帝国より学術都市ラワガスを経由してミドガル王国に〈悪魔憑き〉を輸送するという情報が入った。

 

 そして、都合が良い事に元は『ディアボロス教団』に所属していたカレンの一族、ヘルツォーク家の別荘であり、役割としてはセーフハウスが『学術都市ラワガス』にあるとの事。

 

 『ラワガス』での活動拠点として申し分ないので拠点確保、そしてベガルタ帝国より輸送される〈悪魔憑き〉の救出とか『ディアボロス教団』の討伐をしにシドはサラ、エレナにジナイーダ、カイと『テンプラー』による異端審問として『ディアボロス教団』を裁くため、ウィクトーリアを連れていった。

 

 そうして、問題無くまずはヘルツォーク家の別荘を確保してみせる。

 

 セルゲイは『ディアボロス教団』に無断でカレンやカレンの一族を滅ぼそうと動いていて、カレン以外を始末したがアイムとマイの介入でカレンを逃している。

 

 しかし、それを報告するのは都合が悪いようだ。故にヘルツォーク家の別荘には『ディアボロス教団』の手が全く及んでいなかったのである。

 

 問題無く、シド達は活動拠点を確保し……。

 

 

 

 

「いくぞ」

 

『はい、シド様!!』

 

 テンプラーの者としての恰好に偽装しつつ、シドは見た目で言えば聖騎士を思わせる鎧騎士姿のオーバーボディの恰好で夜中、ラワガスの港に泊めた船より〈悪魔憑き〉を輸送しようとしているディアボロス教団の構成員とテンプラーを警戒してディアボロス教団が雇った傭兵たちの元へと向かっていく。

 

「ふっ!!」

 

「がるああああああっ!!」

 

 シドが壮絶なる剣閃乱舞を繰り出し、そして久しぶりに自分の主と狩りが出来る事でいつもより好戦的で戦意も凄まじく高いサラが爪による暴威を振るった。

 

「私もっ!!」

 

「はあっ!!」

 

「我が主の慈悲により、葬られる事、至福と思いなさい」

 

「我が主のためっ!!」

 

 シドと共に戦うため、戦意が高まっているのは他も同じ。エレナは魔力の斬撃を飛ばす事によって遠距離を制し、ジナイーダは戦況を見極めながら的確に動いては剣を振るう。

 

ウィクトーリアも同じく、シドを支援するべく動く。

 

 因みに彼女も実は『ディアボロス細胞』の持ち主で〈悪魔憑き〉になり得る者だった。シドにより、調整された事で何の問題も無くなった上に実力も増し続けていた。

 

 

 

 そして、カレンも複雑な心境ではあるが、自分の新しい主のために槍を振るった。

 

「ば、馬鹿な……テンプラーの手がもう……」

 

「ひっ、た、たす……「戦場で命乞いなんてするな」」

 

 かなりの実力者もいたがそれでもシド達により、『ディアボロス教団』は殲滅されていき、傭兵として雇われた地味な風貌と地味な雰囲気の男にしてアルテナ帝国の貴族であったが怠惰で魔剣士としての実力も低く、五年前に家を勘当、その後は傭兵や護衛として各地を転々としていたジミナ・セーネンも呆れた溜息と共にシドの剣閃にて斬滅されるのだった。

 

 そうして……。

 

 

 

 

「……あ、貴方は……う、ぐ……」

 

「今、治してやるからな」

 

「っ、あ、ありがとうございます」

 

 船の中にいた黒髪に褐色の肌、右の顔と右半身にタトゥーを彫っていて右目は緑、左眼は黄のオッドアイのエルフの女性の〈悪魔憑き〉はシドにより、症状を治療されると共に調整される。

 

「この、オリガ……シド様に尽くすため、生まれてきたのだと確信しました」

 

「そうか、ならよろしく頼むぞ。オリガ」

 

 こうして、何の偶然かジナイーダと同じベガルタ帝国の高位軍人であり同じ教導官にして忠誠心という物を持っていなかったオリガはしかし、シドの剣舞を見た事で見惚れ、治療と調整の際に伝導してきた魔力の質によって心を掴まれた事もあってシドに永遠の忠誠を誓う事となった。

 

 その後……。

 

 

 

「よくやったな、サラ……いっぱいご褒美をやるからな」

 

「はひゅ、ぇ、えへへ、だからボス大好きなのですー、ふむ、ん、んひゃああっ!!」

 

 シドはサラの髪や耳、尻尾など全身、愛撫してやりながら優しく口づけし、蕩かしては愛と快楽を与えてサラを満たし続けた。

 

 

 

 

 

「お前の情報は本当に助かったぞ、ウィクトーリア。これからもよろしくな」

 

「っ~~~~~~、はい、はい……我が主の為なら喜んで、ふむ、ふく、あああっ!!」

 

 

 ウィクトーリアに礼を言いながらたっぷりと口づけし、その体を愛撫しては愛と快楽をたっぷりと与え、彼女に至福という至福を体感させた。

 

「かつて所属していた者との戦いは複雑だったろう……だが、別荘を使わせてくれる事と言い……間違いなく俺の助けとなっている。ありがとう、カレン」

 

「ふは、あぁ……も、勿体なきお言葉、ああああっ!!」

 

 シドはカレンに礼を言いながら、甘く優しく交流する事で愛と快楽を与えて満たしていく。

 

 

 

 

 

「ジナイーダ、ご苦労だった」

 

「は、あああ……シド様こそ、んん……お心遣い、ありがとうございますぅぅ……」

 

 ジナイーダに対してもたっぷりとその身を愛撫し、口づけしていき、そうして愛と快楽を与えて蕩かしながら、身も心も満たし続けていった。

 

 

 

「エレナ、何度も言うがお前は十分、魅力的だよ」

 

「んひゃああ、し、シド様ぁ……んはああっ!!」

 

 背は低く、スレンダーなスタイルという本来の姿となっているエレナをシドは優しく抱き締めつつ、口づけや愛撫しながら彼女が喜ぶように声掛けをしながら、シドは愛と快楽を与えて、エレナを満たし続ける事で何度も至福へと導いたのだった……。

 

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