シドがミドガル王国王都の魔剣士学園で生徒として過ごし始めたとある日、彼は王都内の場所にて待ち合わせをしていた。
因みにその恰好は『ミツゴシ』が手掛けたカジュアルの衣服であり、ブランド物ではあるがそれをしっかり着こなしている。また、魔剣士としては当然な剣の帯剣もしている。
「あっ、し、シド君すみません……お待たせしたみたいで……お、おはようございます」
少し待っていたシドの元へと少し慌てたように近づいて来たのはこのミドガル王国の第一王女であるアイリス・ミドガル。
その衣服はアレクシアが協力してコーディネイトしたもので凛とした雰囲気を出した物であった。
彼女は今日までの王女としての仕事を片付け、自由時間を確保した上でシドが学生になっての初めての逢瀬に挑んでいたのである。
そうした事をしなくとも城に読んだり、普通に命令して休みを作ったりしても良いものであはあるがそういう事をしないのが真面目である彼女の気質であった
「いえ、そんなに待っていないですし王女である貴女を待たせるような事になれば、こっちに問題ありますからね、とはいえ、今日は只の愛し合う男と女として楽しもうか、アイリス」
「っ、はい、よろしくお願いします。シドさん」
シドはアイリスに笑みを浮かべ、手を差し出して話しかければ、アイリスは顔を赤らめながら、笑みを浮かべてシドの手を取った。
「可愛いな」
「ひゃ、し、シドさん、どうしたんですか、急にそんな……」
シドは喜びを隠そうともしていないアイリスの様子に彼女の身体を引き寄せ、抱き締めた。当然、アイリスは動揺したがその身はシドに任せていて、されるがままだ。
「アイリスが可愛いのが悪い」
「あう、も、もう……」
アイリスの耳に甘く優しい声で囁いてアイリスの身を震わせつつ、その口へと素早く口づけした。
「じゃあ、デートを始めよう」
「はい」
そうしてシドはアイリスから少し離れ、彼女の手を握ったまま歩き始める。アイリスもそれに身を任せて歩いていき、二人は婚約者としての逢瀬の時間を楽しんでいった。
そうして夕刻頃になるとシドは自分の別荘へとアイリスを連れ……。
「シドさん、大好きです」
「俺もだ、アイリス」
愛を語り合いながら二人は抱き締め合い、お互いの想いすら交わし合いたいというかのように深く交流をしていった。
「……改めて、これからよろしくお願いしますね。貴方……」
「ああ、こちらこそだ」
そうして、互いの想いを交え終えた二人は将来における挨拶をしたりしたのであった。
その後……。
「姉様の相手お疲れ様、シド」
「いやこちらこそ、サポートありがとうな。アレクシア」
二人が逢瀬の時間を作るのに、主にアイリスの側を支援したアレクシアからの言葉にシドは礼を言いながら、口づけした。
「ん……妹として貴方の婚約者として当然の事をしただけよ」
シドから口づけされたアレクシアは喜びながら、そう笑みを浮かべて返答をしたのであった……。