強さを窮めたくて   作:自堕落無力

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四十二話

 

 ミドガル王国王都にある魔剣士学園と兼用となっている学術学園には色んな研究室が存在する。

 

 そんな研究室の一つへシドは手土産、『ミツゴシ商会』においての人気商品である『チョコレート』と『コーヒー』を持ってアレクシアにローズの二人と向かった。

 

「シド・カゲノーです、シェリー先輩、いますか?」

 

「あ、はい。いますよ、どうぞ」

 

 扉を軽くノックしながら、呼びかけるとシェリーが返答してきた。

 

「失礼します」

 

 シドはシェリーからの返答を聞くと研究室へと入る。

 

「入室の許可を頂き、ありがとうございます」

 

「同じく、ありがとうございますシェリー先輩。私の事は知っていると思いますが、改めましてシド・カゲノーの婚約者である魔剣士学園一年生、アレクシア・ミドガルです」

 

「私からも礼を言います。私の事も知っているとは思いますが、シド・カゲノーの婚約者で魔剣士学園二年生のローズ・オリアナです」

 

「あ、はい。よろしくお願いしますアレクシアさん、ローズさん」

 

 アレクシアとローズ、シェリーがそれぞれ自己紹介を交わした。

 

 

 

「これは俺と関係の深い『ミツゴシ商会』の商品、チョコとコーヒーです」

 

「ありがとうございます。丁度、休憩したいなと思っていたところです」

 

「それは良かったです。じゃあ、俺が淹れますね」

 

 こうして、シドはチョコとコーヒーを用意していく。

 

 「わぁ、このチョコレート、甘くて美味しいですね」

 

 シェリーは初めて食べるチョコを口にしてその味を絶賛し……。

 

 

「う、コーヒーは苦いですね」

 

「砂糖とミルクを入れて調節すると良い感じになったりしますよ」

 

 軽く砂糖とミルクを入れて味を調えると……。

 

 

 

「成程、美味しいですね。良いものをありがとうございます」

 

「いえいえ」

 

 そうしてシドはアレクシアにローズ、シェリーとチョコにコーヒーを味わいつつ……。

 

「これがアーティファクトの研究のレポートですね。上手く纏めてて分かりやすいです」

 

「えへへ、ありがとうございます」

 

「へえ、これが……少し弄っても?」

 

「私も良いでしょうか?」

 

「どうぞ」

 

 そうして、シドもであるが研究室に置かれたアーティファクト、そのサンプルなども含めてシェリーの解説を聞きながら使ったりした。

 

 

 

「中々面白かったです」

 

「そう言ってもらえて嬉しいです」

 

 シドとシェリーはそう言って笑い合う。

 

 この日を切っ掛けとして、シドにアレクシアにローズとシェリーは『ミツゴシ商会』で遊んだりなど親密な関係となったのであった……。

 

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