強さを窮めたくて   作:自堕落無力

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五十八話

 

 魔剣士学園の第一学期は終わりになろうかという時に謎のテロリスト達に襲撃されるという事件が起きたがそれはシドの手によって解決した。

 

「シド・カゲノー……本当にありがとう」

 

「当然の事をしただけです」

 

 学園は当然、シドに対して表彰しながら感謝し、更に後日……。

 

「良くやってくれました……流石は私の婚約者ですね」

 

「そう言ってもらえて光栄だし、嬉しいよ」

 

 城に呼ばれ、国王から賞賛されると共にアイリスからも賞賛の言葉を送られる。

 

 そうして、夏休みまであと少しであり、一学期最後の学業に励んでいたが……。

 

「あーあ、何ならあのテロリストたちが学園を破壊とかしてくれたら夏休みが早くなったんだろうになぁ」

 

「ですねぇ、教室襲うんじゃなくて設備とか破壊したら良かったのに……」

 

 なんとどういう神経かあるいは心理状況かは知らないが、ヒョロにジャガは物凄く性質の悪い事を言い出した。

 

「……成程、お前らはまだまだ性根が腐っている事が良く分かった……」

 

『……ぁ』

 

 そして、シドは当然二人の発言を聞いており……。

 

「安心しろ、今日一日でその腐っている性根を徹底的に矯正してやる」

 

『ひ、ひいぃぃぃぃぎゃあああああああああっ!?』

 

 シドは二人に対し、怒りを露わにしながら何度となく二人に走馬灯を体験させる程の仕置きを行ったのであった……。

 

 

 

 ともかく、その後は一学期は終わり……。

 

 

 

「『女神の試練』もそろそろか」

 

 『女神の試練』――それは『シャドウ・ガーディアン』の本拠である『古都アレクサンドリア』に近い場所にあり、三英雄のひとりでエルフの女性でレイの祖先でもあるオリヴィエが魔人ディアボロスの左腕を斬り、封じたとされる聖地リンドブルムで行われる祭事だ。

 

 時期として夏のある日、一年に一度の周期で聖域の扉が開き、聖域から古代の戦士の記憶が呼び覚まされる。挑戦者はその記憶の戦士と戦うというのが『女神の試練』である。

 

 女神の試練にて勝利すればメダルが貰え、それは実力の高さを証明する証になるのもあって、腕試しに挑む者が多い。

 

 当然ながら、実力が無ければ古代の戦士の記憶を呼び出す事も出来ない。そして呼び出したとしても勝てるかはどうかも別の問題で参加者は多いが、呼び出し、クリアした者は相当に少ないという試練である。

 

 そして、聖域の扉が開くのなら当然、出入り出来るという事でディアボロス教団が聖域内で行っている事を探れるという事である。

 

 

 

「ウィクトーリアたちにも声をかけないとな」

 

 シドは『聖域』に入るためにも万全に準備を整えようと動く。

 

 まず第一段階として彼は『女神の試練』に挑もうとしているのであった……。

 

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