強さを窮めたくて   作:自堕落無力

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七十五話

 

 シドはマイがリリムが発見したという『学術都市ラワガス』の群島の外れにある廃棄された研究施設を調査した要望を出した事により、まだ余裕もあった事からその調査に同行する事にした。

 

 そうして罠などを突破しながら調査をして進む事により、廃棄された研究施設はラワガスの初代学園長にして偉大な科学者であるロード・ラワガスの物だと判明した。

 

 ロード・ラワガスは『ディアボロス教団』の重要幹部である『ナイツ・オブ・ラウンズ』の初代の第十一席でもあった。

 

彼はディアボロスの左腕から不老不死の薬の開発協力を求められ、『ディアボロスの雫』の理論を完璧な物に確立させたが、結果の見えた物には興味を失っていった。

 

 そうしてこの世界の魔力の根源やこの世界とは異なる世界の研究に興味を示し、研究していくようになっていく。

 

 この研究の結果、ロード・ラワガスは『別世界の門』を開く事に成功し、別世界を魔界と称した。

 

 この魔界の内、『第十二魔界』より魔王ニーズヘッグを捕獲して研究に没頭するとディアボロス教団と袂を分かち、『ディアボロスの雫』に関する研究論文など全てを封印して別世界である魔界へと旅立って消息したのが分かったのである。

 

 

 

 こうしてシド達はロード・ラワガスが自分と同じ次元の域にいる科学者のために残したニーズヘッグが中にいる培養器のある部屋まで移動し……。

 

 

 

「魔王というよりは龍王だな……」

 

「見るからに強そうだね、しかも生きてる?」

 

「ああ、生きているぞ……マイ、下手に触るなよ。触るとしてもゆっくりだ」

 

 巨大かつ如何にも強大な存在であるニーズヘッグがいるのを見ながら、シドはリリムの問いにニーズヘッグから漂う魔力を感知しながら、応じて培養器にはゆっくり触るように言ったのだが……。

 

 

 

「あ」

 

「もう触ってたか……」

 

「もう、マイー。せめて主の言う事は聞いてよー」

 

「ごめん」

 

 シドが言い終える前にはマイは培養器を操作する機械に触っていた事で培養器は動き出してしまった。シドは苦笑し、リリムは怒る。

 

 マイは申し訳なさげに謝った。

 

 

 

「まあ、仕方ない」

 

 シドはそうしてニーズヘッグが目を覚まし、培養器を破壊しながら出てくるのを眺めつつも構え……。

 

 

 

『ギャアオオオンッ!!』

 

「起きて早々悪いが、大人しくなってもらうぞっ!!」

 

 魔人状態になりながら、シドは体内で融合しているスライムを出しながら拳に纏い、ニーズヘッグの元まで疾走しながら跳躍して接近すると魔力を込めた拳撃を炸裂させる。

 

『ガッ!?』

 

 強烈な拳撃の炸裂にニーズヘッグは軽く吹っ飛びながら倒れ……。

 

「ふっ」

 

『ッ!!』

 

 拳に纏わせたスライムを多量の触手にしてニーズヘッグの元へと伸ばし、そうして体に融着させると魔力を伝播させる事で仮死状態、かつ研究に使える保存状態としたのであった。

 

 

 

 

「ゆっくりと研究しろよ、マイ」

 

「うん、ありがとうマスター。大好き」

 

「リリムも調査ご苦労だった」

 

「へへ」

 

 最後にシドはマイとリリムへと近づき、それぞれ頭を撫で回して喜ばせ……。

 

 

 

 

 

「今日は二人にご褒美だ」

 

「うひゅ、んあ、くああ!!」

 

「んひゃあ、あ、ふあああっ!!」

 

 そうして一旦、ラワガスに用意しているセーフハウスまで移動するとマイとリリムの二人を心身共に愛し尽くし、二人を愛と快楽で満たしたのであった……。

 

 

 

 

 

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