シドは『ブシン祭』で優勝し、更には初代優勝者であるベアトリクスとの戦いでも勝ってみせた。他にもブシン祭で見せた勇姿も含めて讃えられる事になり、シドはミドガル王国の宴にベアトリクスと参加した。
宴においては国王もそうだが様々な貴族に声をかけられ、対応しながらもクレアにローズとアレクシアにアイリスと踊りを楽しんだ。更に宴が終わると用意された部屋で最愛の姉と婚約者三人と思い思いに愛を交わし合ったのである。
「んふふ、シド、愛しているわ」
「シド君、大好きです」
「シド、好き」
「いつまでも愛しています、シドさん」
「俺も愛しているよ。姉さん、ローズ、アレクシア、アイリス」
日が昇りつつある時間帯、シドは愛し合ったベットの上で四人と戯れながら愛を語り合う。
その後、部屋に用意された部屋で体を洗い合い、着替えて食事の間に行き、朝食を皆でしたのであった。
現在、まだ魔剣士学園の生徒達は夏休み中である。とはいってもあと一週間くらいのものだが……。
「今日はゆっくり休ませてもらう。明日からはもっと愛を深め合おう」
シドはクレア達にそう言うと先にミドガルの城を出て歩いていく。
そうして、向かった先はミツゴシ商会による高級ホテルであり、その応接室には……。
「待たせたな、ベアトリクス」
「ううん、そんなに待ってないし色々と世話してもらったから」
ベアトリクスが応接室にいて、彼女はシドが指示を出していた事でホテルの関係者に色々ともてなされながら、シドが来るのを待っていたのだ。
「満足してもらえているなら、なによりだ」
シドはそう言い……。
「一応、前に話したように貴女が探している者に似た顔のエルフってだけだから下手に期待はしないでくれ」
「……分かった」
シドの言葉にベアトリクスは頷きながら言う。
「良し、じゃあ入ってくれ」
応接室に来る前に呼んでおいたレイに待機させていたシドは彼女を呼び……。
「……」
レイは沈黙したまま、応接室に入る。
「…………間違いない。シド、私が探していた『遠き清流のキキョウ』はこの子……やっと会えた」
「……ええ、久しぶりね叔母さん。でも、今の私はシドの仲間で『レイ』と名乗っているの……だから、私の事はレイって呼んで」
「分かった……でも、生きていてくれて良かった」
「ええ、シドのおかげなの」
ベアトリクスはともかく、姪であるレイとの再会を喜び、そうしてレイより、シドとの事を聞く。
「シド……貴方には沢山の恩がある……私にできる事があるならなんでもさせてもらう」
「なんでもなんて言わない方が良いが……そういう事なら力を貸してもらうよ」
ベアトリクスは深い感謝を示しながらシドへと言い、シドは苦笑しつつも頷く。
そうしてベアトリクスはシド達の仲間として活動する事になったのであった……。