緑谷出久の龍騎アカデミア   作:ジャック・オー・ワンタン

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本作での龍騎原作ライダー達の設定

※1話での13人のライダーとはオーディン、リュウガを除いた龍騎、ナイト、シザース、ゾルダ、ライア、ガイ、王蛇、タイガ、インペラー、ベルデ、ファム、アビス、ファタルの事を指している。(オルタナティブも登場するかも?)

主な人物として城戸や霧島、高見沢等を除いた蓮、北岡先生、ゴロちゃん、手塚、芝浦、浅倉等の人物を登場させる予定です。(他ライダー、及びゴロちゃんの変身するライダーも変動※デクくんの様にヒロアカ世界の人が変身するかも?)

尚、彼らの記憶はライダータイム終了時を採用していますが一部キャラは本編終了時の記憶を持ったままの者もいます。(ユナイトベント♂?ナニソレ、オイシイノ?)

各ライダーのアドベント音声ICVは原作と同じく小山剛志氏

また、ライダーの変身時はライダータイムの時同様、カードデッキを翳すだけでベルトが現れて変身できる。(つまり鏡にカードデッキを翳す必要が無い。)



第2話:仮面ライダーナイト

喧騒が広がる夕方の街中……多くの車が行き交う道路を颯爽と1台の黒いバイクが潜り抜けると路上の隅でようやく停車する。

 

ブゥゥンとエンジン音を鳴らしながら沈黙したバイクに跨っていた人物は暫く辺りを見渡すと被っていたヘルメットを脱ぎ、その素顔を露にした。

 

「ここか……」

 

ヘルメットを脱いだ青年の男はクールな佇まいを見せながら羽織っているロングコートを翻してバイクから降りる。

 

彼の名は秋山蓮……嘗て神崎士郎に選ばれたライダーの1人であり、別の世界でライダーバトルなるものに生き残った経歴を持つ。

 

何故、そんな彼がこの世界に存在しているのか?それには理由があった。更に別の世界で『親友』とも呼べた人物の代わりに犠牲になったからである。

 

「死んだライダーの一部の人間がこの世界に存在しているという情報は掴んだが……やはりアイツは……城戸は居ないんだな。この世界に……。」

 

喧騒な街中を見て、秋山は嘗ての親友がこの世界には存在していないと察し、安堵と同時に切なさを覚える。

 

「なら、俺がやることは1つだ。神崎の言っていたライダーの力を使い、この世界を救う。敵と呼ばれている連中を倒す事、ただそれだけだ……。だが、その前に……城戸の使っていたデッキを回収するとしよう。この辺りに落ちているという情報は掴んだからな。」

 

そう1人で呟きながら散策を始めようとした時だった……

 

キィィィィン……キィィィィン……キィィィィン

 

「ッ!?」

 

突然、彼の耳に聞き慣れた金切り音が聞こえてくる。

 

「この世界にも現れるのか!?モンスターは!」

 

何かを感じ取った秋山は音を頼りに街中を駆け出す。

 

「な、何?きゃぁぁぁあぁぁっ!!」

「あれは!!」

 

すると早速、向かった先で悲鳴を上げた女性の姿と共に近くに建っているビルの窓の中から突然、人ならざぬ者が現れる。

 

レイヨウの様な姿をしたモンスターがいきなり現れたと思いきや女性を捕まえるとそのままビルの窓……鏡の世界へ連れ去ろうとしていたのだ。

 

「な、何だ!?あれは!」

「ば、化け物!?だ、誰か!誰かヒーローを呼んで!」

「いやっ!離して!」

 

直ぐに気付いた周りの人達はヒーローを呼ぼうとするもモンスターに捕まった女性の抵抗虚しく、彼女は徐々に鏡の方へと引きづられていく……

 

誰もが女性を救えない……そう思われた時だった。

 

「はぁぁぁあっ!!」

 

駆けつけた秋山がモンスターに飛び蹴りを入れるとレイヨウ型のモンスターは倒れた拍子に拘束した女性を離してしまう。

 

「逃げろ!」

「ひっ、ひぃいいい!!」

 

秋山に促され、九死に一生を得た女性は一目散に逃げ出す。

 

"餌"となる女性に逃げられたモンスターは秋山を見るや否や怯えた様子を見せるも体制を立て直して何処からか取り出した武器を構える。

 

「この世界のモンスターはミラーワールドじゃなくても行動出来るのか?厄介だな。」

 

モンスターを見て、少し面倒くさそうな表情をしながらも気を取り直した秋山はポケットから蝙蝠の紋章が描かれたカードデッキを目の前に翳すと銀色のベルトが現れ、彼の腰に装着される。

 

「変身!」

 

そして……変身ポーズをとった秋山はそのままカードデッキをベルトのバックルに装着すると彼は一瞬で蝙蝠と騎士を模した鏡の戦士の1人……『仮面ライダーナイト』へと変身する。

 

「はっ!」

 

秋山蓮もとい仮面ライダーナイトは素早い手つきで腰にあるレイピア……『ダークバイザー』を手にするとそのままレイヨウ型のモンスターとの戦闘を開始した。

 

「はっ!やっ!てやっ!!」

「ギャッ!!ガアァァッ!!」

 

ナイトの素早い剣技に翻弄されたモンスターは得物を振る暇も無く仰け反りながら地面へ転がり、ダメージを受けて悶絶する。

 

そんなモンスターに容赦なく近付いたナイトはダークバイザーを腰に納めるとバックルに装着していたカードデッキから馬上槍の絵が描かれたカードを1枚引き、それをバイザーへ装填すると音声が流れる。

 

『ソードベント』

 

バイザーがカードを認識すると上空から一匹の大きな蝙蝠が一瞬現れるとナイトへカードに描かれていた馬上槍……『ウイングランサー』を召喚する。

 

「はっ!」

 

ウイングランサーを手にしたナイトはそのまま立ち上がったモンスターに対して再び猛攻を仕掛けた。

 

「グワッ!ギャァァァァッ!」

 

ナイトの度重なる攻撃を受けたモンスターは再び倒れると気が付けば最早、抵抗する気力が無くなるまで消耗していた。

 

これに見切りをつけたナイトは再びカードデッキからデッキと同じ紋章が描かれたカードを1枚引くとダークバイザーへ装填する。

 

『ファイナルベント』

 

カードを認識したバイザーから音声が流れると同時に先程現れた巨大な蝙蝠……『ダークウイング』が現れるとそれに合われて駆け出したナイトは空高く飛び上がり、自身の背中にダークウイングを合体させ、上空で『ウイングウォール』をドリル状に包み込むとモンスター目掛けて急降下突撃……『飛翔斬』を繰り出す。

 

「はぁぁぁあっ……やぁぁぁぁっ!!」

「ギャァァァァッ!!」

 

飛翔斬をまともに喰らったレイヨウ型モンスターは再び倒れると着地したナイトの背後で爆発し、今度こそ完全に消滅してしまうのだった。

 

「ふぅ…。」

 

爆死したモンスターを他所に一息吐いたナイトは辺りに一瞬燃え広がり、消えた炎を見てウイングランサーを鳴らしながら片手に持つ。

 

「先ずは一体……しかし何故、この世界のモンスターはミラーワールド無しで……」

 

倒したミラーモンスターが居た場所を見て、ナイトがそう呟いた時だった。

 

「はっ!?」

 

何かに気付いたナイトはその場から引き下がると直後に彼を狙うかの様に黒い影が突っ込んでくる。

 

「あーあ、外れたか…。」

 

人影はそう言うと立ち上がってナイトの方へ身体を向ける。

 

「やはり貴様もこの世界に来ていたか?」

「だったら何なの?俺はただゲームがしたいだけだ。」

 

悪ガキじみた言動を放つ人影はそう言うとナイトの前まで歩み寄ってその姿を現す。

 

サイを模したグレー寄りの重厚な鎧を見に纏ったライダー『仮面ライダーガイ』は右手にサイの角の様な篭手を装備したままナイトと相対する。

 

仮面ライダーガイ……その変身者である芝浦淳もまたナイトこと秋山と同じくライダーにして嘗てライダーバトルで命を落とした者の1人であった。しかし、秋山とは決定的に違う一面がある。

 

それは殺し合いとも言えるライダーバトルをゲーム感覚で楽しんでいたという所だ。

 

しかし、この世界にはライダーバトルは存在しない。それでも彼はライダーになるということはゲームをするということに変わりはないようだ。

 

「ゲームの続きだ!」

「ちっ」

 

ガイに舌打ちしたナイトはウイングランサーを構えて臨戦態勢を執る。

 

「フフン」

 

しかし、ガイは余裕の鼻笑いを放つとカードデッキからカードを1枚取り出して左肩にあるバイザーへ装填する。

 

『コンファインベント』

 

そんな音声が流れた時だった……

 

「何っ!?」

 

ナイトが持っていたウイングランサーは瞬く間に消滅し、彼の手元から消えてしまう。

 

「おらよっ!」

 

隙を見せたナイトにガイは容赦なく装備していた篭手『メタルホーン』で殴りかかると彼の頭部にドストレートにそれがヒットする。

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁっ!」

 

悲鳴を上げたナイトは派手に吹き飛ばされるとそのまま地面に転がってダメージを受ける。

 

「うっ、あぐっ……」

「これで本当の……ゲームオーバーだ!」

 

ナイトの前まで歩み寄ったガイは勝ち誇った様にカードデッキから自身の『ファイナルベントカード』を引いて装填しようとした……

 

その時だった。

 

「SMASH!!!」

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

突然、ガイ目掛けて剣を振り落とす人影がナイトの前に現れる。

 

「な、なんだ……?」

 

受けたダメージに悶絶しながらも顔を上げたナイトは目の前に現れたライダーを見て、仮面越しから目を見開く。

 

「ッ!?お前は!?」

 

驚くのも無理は無かった。彼の目の前に現れたのは嘗ての親友が変身していた真紅の龍のライダー……『仮面ライダー龍騎』の姿であった。

 




本作での秋山蓮

秋山蓮/仮面ライダーナイト(ナイト サバイブ)
ICV:松田悟志

言わずもがな龍騎本編2号ライダー、容姿は本編のものになっているがライダータイムで脱落した後、ヒロアカ世界に転送された。神崎士郎が何故、自分達をヒロアカ世界に転送した理由とヒロアカ世界にも存在するミラーワールドとの因果関係を調べる中、嘗ての親友、城戸真司が使用していた龍騎のカードデッキの捜索も行っている。城戸がヒロアカ世界に居ない事を察して(把握)しており、少し切なさを感じている。

緑谷に対しては城戸真司の面影を感じつつもあり、彼を気にかける等、本編よりもやや態度は軟化している。

また、龍騎本編を踏襲して本作でも龍騎ライダーで1番最初に登場するライダーとなっている。またヒロアカ世界に転送されてから暫く経っているのかこの世界の事と個性に関する知識もある程度収集している。
※ICVは実際にナイトこと秋山蓮を演じられた俳優さん(他登場する本編ライダーも同じ設定)

変身ライダーは本作通りナイトへ変身する。

個性は無いもののナイトへの変身能力が実質的な個性扱い。生身でもアドベントカードカード無しでダークウイングを使役可能、またライダーバトルの概念が無くなったのかは不明だが餌を与えなくても契約破棄にならなくなっている。(他ライダーのモンスターも同様。ただしデッキが破壊されたり、アドベントカードを奪われたり、破損されたり等の外的要因が起こると原作通り契約破棄となりモンスターに狙われる。)

デッキ構成
アドベント
ソードベント
ガードベント
トリックベント
ナスティベント
ファイナルベント
SURVIVE〜疾風〜

龍騎アカデミア再編版を製作検討中!

  • いる。再編して欲しい。
  • いらない。このまま続き描いて。
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