緑谷出久の龍騎アカデミア   作:ジャック・オー・ワンタン

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続きになります!

アビスVSオルタナティブ回となりますが・・・タイトルに既視感ある人が居ると思います。
その通り!このタイトルは龍騎原作で一度だけ流れた幻の挿入曲のタイトルと同じです。途中からはそれをバックにお楽しみください!(分かりやすいように文字の先頭に◆をつけておきます)




第36話:果てしなき炎の中へ

「おい・・・嘘だろ!」

 

体育祭実況ルーム・・・心操人使の変身したオルタナティブを見て驚いたのは緑谷達だけではなかった。同時にイレイザーヘッドこと相澤は真っ先に香川の方へ顔を向けた。

 

「香川先生!あれはどういうことですか!」

「どういうこと?合理的な判断をしたまでですよ。」

「・・・は?」

 

香川の返答に相澤は思わずキレそうになる。

 

「彼はヒーロー向けの個性ではなかった。それが原因で本校ヒーロー科の入試に落ちてしまった。ヒーロー科の入試が合理的なものでない。それは貴方が一番分かっている筈ですよ?」

「・・・くっ!だからと言ってミラーモンスターの力を・・・仮面ライダーの力を生徒に与えるのですか?」

「緑谷出久も列記とした仮面ライダーです。彼に扱えて心操君に扱えないことはありません。それに・・・」

 

香川は眼鏡を上げながら口角を上げて言った。

 

「私が造った仮面ライダーですので他の物とは訳が違いますよ。」

 

彼の言葉を聞いた教師陣は返す言葉を無くして戸惑うと無言でモニターに映る龍騎、アビス、オルタナティブの戦いを見守るのであった。

 

◇◇◇

 

「おい、なんで香川先生と同じコスチュームをコイツが着てんだ!」

 

心操君の変身したオルタナティブを見て轟君は目を見開いて驚愕する。

 

「部外者は黙っててくれ。」

『アクセルベント』

 

オルタナティブがアクセルベントを発動した途端、彼はもの凄いスピードで轟君の背後に立つとうなじに手刀を入れて気絶させてしまった。

 

「ぐわっ!」

「轟君!!」

「半分野郎は後だ!出久!今はあのコオロギ野郎をぶっ殺すぞ!」

「くっ!」

 

轟君を呆気なく気絶させたオルタナティブを見て僕とアビスは冷や汗を流す。スペックが香川先生のオルタナティブ・ゼロと同じなら僕ら二人でも太刀打ちできるか怪しい!あの時は一人且つ龍騎に慣れていなかったこともあるけど。

 

「どう?すげぇだろ?俺は元々個性がヒーロ向きじゃない個性だった。自分の個性を人助けに生かしたい・・・そんなのはただの夢だった。でも香川先生がこの力を与えてくれて言ったんだ!『何かを守る為には何かを犠牲にするのが真の英雄だ』ってさ!!」

 

彼の言葉に僕は衝撃を受ける。そんな!自分の個性を捨ててライダーの力に頼るなんて!

 

「現にお前だってそうだろう?龍騎・・・いや?緑谷だったか?」

「テメェ!茶化すのも大概にしろッ!!」

『ソードベント』

 

アビスは激昂するとアビスセイバーを手にオルタナティブへ斬りかかるが刃は白刃取りされて防がれてしまった。

 

「何ッ!?」

「遅いなぁ・・・その攻撃。」

『アドベント』

 

オルタナティブは契約モンスターのサイコローグを召喚すると彼は目からミサイル弾を放ってアビスをハチの巣にする。

 

「ぎゃあああああっ!」

「かっちゃん!」

 

サイコローグのミサイルを全弾モロに受けたアビスは地面に転がると息を切らしながらゆっくり立ち上がろうとする。しかし、彼の前にオルタナティブがじりじりと迫って距離を詰め始めた。・・・ダメだ!助けないと!かっちゃんを!!

 

「出久!!!!」

 

しかし、アビスが大声で僕の名を呼ぶと自然と彼の方へ向かっていた足が止まる。・・・かっちゃん!

 

◆「お前は先に行け!!!今が体育祭ってんのを忘れるな!!!」

「でも・・・それだとかっちゃんが!」

「俺の心配をしてる暇あんのかァ!クソナード!!」

「ッ!!」

「グオオオッ!」

 

そう叫んだかっちゃんに眉を上げた途端、上空からドラグレッダーが現れ、「行くぞ!」と咆哮を上げる。

 

「とっとと行け!俺の代わりに一位獲らなかったら殺す!!」

「かっちゃん・・・分かった!任せてよ!」

「待てよ緑谷。お前も・・・」

「テメェの相手は俺だ!コオロギ野郎!」

「ぐっ!くそっ!離せ!」

 

アビスがオルタナティブを羽交い絞めにしている隙に僕はドラグレッダーの背に乗って再び空を飛ぶ。行こう!ドラグレッダー!!かっちゃんが作ったこのチャンスを無駄にしたらいけない!!

 

「行くよ!ドラグレッダー!!」

「グオオオオオッ!!!」

 

ドラグレッダーの背に乗り、空を飛んだ僕はそのままゴールへ向かうと見事一着してゲートを通過した。

 

「決まったー!!!障害物競争一年生の部・・・一位は緑谷出久だぁああ!!!」

「や・・・やった!!」

 

プレゼント・マイクの実況と同時に観客席からけたたましく歓声が聞こえてくる。・・・やったよ!かっちゃん!僕が君の代わりに一位になったよ!!

 

ドラグレッダーから降りて僕は今まで通ってきたコースを見ると次に来ると信じている親友を待つのだった。

 

◇◇◇

 

「はぁ・・・はぁ、はぁ・・・」

『ストライクベント』

 

コオロギ野郎と相対した俺は体力を消耗しながらもアビスクローを装着する。あのクソナード・・・有言実行しやがって・・・本当にどこまでも俺の先を行きやがる。俺も負けてらんねぇんな!!!

 

「あれ?もしかしてバテてる?」

「テメェに言われたかねぇわッ!!」

 

俺は勢いよく両手を振りかざして右手から水を左手から爆破の個性を繰り出す。

 

「そんなので俺を倒せるのか?」

『ソードベント』

「御託並べてねぇで黙って死ねや!!」

 

仮面越しから笑みを浮かべ、"アビスクローを左腕に持ち替える"とこの日までに考えてきた技を繰り出そうとする。

 

「この距離なら水は撃てないなぁ!爆豪!!」

「・・・ヘッ、かかったな!」

「何!?」

 

スラッシュダガーの柄を両手で持ちながら接近してきたオルタナティブの腹部にアビスクローを付けた瞬間・・・俺はアビスクローの水と個性の爆破を同時に起こした。

 

「これで死ね!"水・爆発(アビス・インパクト)"ォォォォォォォッ!!!!」

 

左手から放たれた水の爆発は爆発よりも規模の大きい・・・水素爆発を起こしてオルタナティブの身体を吞み込んだ。

 

「うわああああああああああああああっ!!!」

 

爆発の衝撃でオルタナティブは仰け反りながら吹き飛ぶと持っていたスラッシュダガーは折れ、仮面の約半分が割れて素顔が露になり、そのまま派手に倒れると変身が解除されてしまった。

 

「知ってるか?コオロギ野郎。水の爆発は普通の爆発よりよく吹き飛ぶんだぜ?」

 

既にくたばったコオロギ野郎にそう言い残すと俺はクソナードの後を追って2位でゴールする。

 

テメェの望み通り俺が二位になったぞ。文句ねぇか?出久!!

 

 

 

 




という事で障害物競争一位はデク君となりました。・・・障害物出てきてないですけど。

かっちゃんことアビスが披露した技。皆さん如何でしたでしょうか?爆発と水・・・一見相性が悪そうながらもかっちゃんは水の爆発という組み合わせで乗り切りました。

心操君のセリフに某ダディオマージュがありますが気のせいです。気のせい。( 0M0)?

デク君とかっちゃんのやり取りはヒロアカを最後まで見た人にはアツい展開に感じたでしょう。

さて、めっちゃくちゃ長くなりましたがいよいよ龍騎シリーズの"強化フォーム"を出さなくてはなりません。

ゲーマスの神崎。動くかな?

龍騎アカデミア再編版を製作検討中!

  • いる。再編して欲しい。
  • いらない。このまま続き描いて。
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