緑谷出久の龍騎アカデミア   作:ジャック・オー・ワンタン

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続きになります!

幻のライアサバイブお披露目めですが・・・後半、別のライダーの初登場回となります!


第38話:ライアサバイブ

吹き荒れる風の中・・・僕はサバイブカードを見て息を呑む。そのサバイブ疾風を持つライアは左腕にあるエビルバイザーを掲げると弓型の召喚機"エビルバイザーツバイ"へ形を変え、展開したスロットにサバイブを入れたライアはゆっくりスロットを閉じた。

 

『サバイブ』

 

そんな音声がエコーで聞こえた瞬間、風に包まれたライアは金色の装飾が施された強化フォーム・・・ライアサバイブへ変身する。

 

「くっ!」

 

僕はドラグセイバーの柄を握り締めた瞬間・・・

 

「はあっ!!」

 

ライアサバイブはバイザーから光の矢を放って僕に攻撃してきた。

 

「うわっ!!」

 

矢を全弾受けた僕は仰け反って倒れそうになるもなんとか持ちこたえる。・・・は、速い!!しかもなんだあの攻撃は!!

 

驚く僕に構わずライアサバイブはバックルからカードを抜いてバイザーへ装填する。

 

『ブラストベント』

 

何処からか現れたエビルダイバーは姿を"エクソダイバー"へ変化させると下部にあるタイヤ部分を展開してそれをファンの様に回転させると僕目掛けて凄まじい風を放った。

 

「わああああっ!!」

 

勢いよく吹き飛ばされ、空中に飛んだ僕をライアサバイブが再びバイザーの光の矢で攻撃し、龍騎のボディに爆発と強い衝撃が加わわると僕はそのまま地面に落とされてしまった。

 

強い!・・・これがサバイブの力なのか?こんなのに・・・僕が勝てるわけ・・・

 

「どうした!緑谷!」

「ッ!?」

 

ライアサバイブの声が聞こえ、僕は顔を上げて彼を見る。

 

「秋山はそんな弱いお前に龍騎のデッキは渡していない筈だ。」

「・・・で、でも!」

「お前になら変えられる。俺は今、お前の未来を視れない。それでもお前自身で未来を・・・運命を変えろ!」

「手塚・・・さん!」

「俺の占い・・・いや、俺の勘は当たる!だから立て!緑谷!運命に・・・負けるな!」

「くうっ・・・うおおおおおっ!!!」

 

ライアサバイブの励ましを受けて僕は立ち上がり、再びドラグセイバーを振り上げて彼に挑もうとした時だった。

 

「緑谷!手塚!何をしている!!」

 

不意に秋山さんの声が聞こえて僕らは硬直する。あ、まずい・・・相当怒ってる。

 

「秋山!手を出すな!」

「手塚!!その姿は・・・!!」

 

ライアサバイブを見た秋山さんが驚いた途端、サバイブの変身時間が過ぎてライアサバイブはライアの姿へ戻ってしまうとライアはバックルからデッキを外して変身を解除した。僕もまた変身を解除すると手塚さんの方へ歩み寄ってくる秋山さんを見た。

 

「今の力・・・神崎がくれたのか?」

 

秋山さんの問いに手塚さんは無言で深く頷く。

 

「・・・神崎からの警告だ。もう一人の緑谷に気を付けろ。とのことだ。」

「奴の言葉を鵜呑みにするのか?」

「仮面ライダーリュウガ・・・一度戦ったことのあるお前なら知ってるはずだ。」

 

手塚さんがリュウガの名前を出した途端、秋山さんは顔色を変え始める。

 

「もう一人の緑谷がリュウガという可能性がある。現に奴の未来を俺は視ることができない。」

「なら問題ない。リュウガが仮にもう一人の緑谷だとするならその時は・・・俺が倒すだけだ。心配するな。」

 

秋山さんは手塚さんの肩を叩くと僕に顔を向ける。

 

「どうした?早く戻れ。第二種目が始まるぞ。」

「あっ!そうだった!」

 

ハッとした僕は慌てて頭を下げながら体育祭の会場に戻る。その背中を2人がじっと見つめていたことを僕は知る由もなかった。

 

◇◇◇

 

緑谷が体育祭で奮闘している頃・・・。雄英高校の麓にある廃れた住宅街の廃墟内で浅倉は焼いたトカゲを頬張っていた。

 

くちゃくちゃと咀嚼しながら残った骨を吐き出した浅倉は串をその場に捨てて次に焼きあがったトカゲを食べようとした途端、足音に気付いてそちらへ振り返った。

 

「なんだお前か」

 

彼の視線の先には東條が立っており、浅倉は立ち上がると何処か満足気な笑みを浮かべた。

 

「死柄木君の仇を取りにきた。」

「死柄木?あぁ、アイツか。」

「へぇー珍しく名前を覚えているんだね。」

「奴にはイライラしてたからなァ。嫌でも覚えちまったぜ。」

 

浅倉の言葉にやや口角を上げていた東條は急に真顔になるとカードデッキを取り出した。

 

「悪いけど今日、ここで君は死ぬ。」

「面白い。俺を倒せんなら倒してみろ。」

「じゃあそうするよ。今回は仲間も連れてきたからね。」

 

東條がそういった途端、物陰から2人の男が浅倉を取り囲む様にして現れた。そして2人は驚くことにいずれも仮面ライダーであることを示すカードデッキをそれぞれ手に持っていた。

 

「よお東條。コイツが噂の浅倉か・・・」

 

シルクハットを被った怪盗の様な格好をした男・・・Mr.コンプレスは"カメレオンの紋章が入った緑色のカードデッキ"を片手にそう言った。

 

「お前が浅倉か・・・手配書通り悪そうな面してんな?」

 

ラバースーツを着た男トゥワイスは"ガゼルの紋章が入った茶色のカードデッキ"を手にしながら浅倉を睨む。

 

「2人共気を付けて。奴はそこらの敵とは違う。」

「分かってるぜ東條!」

「俺達のコンビなら浅倉も一網打尽だ。」

 

3人はそう言うとデッキを翳してほぼ同時に変身ポーズを執りながら出現したベルトのバックルにカードデッキを装填する。

 

「「「変身!」」」

 

東條はタイガにMr.コンプレスはカメレオンを模した仮面ライダー・・・ベルデにトゥワイスはガゼルを模した仮面ライダー・・・インペラーに変身して身構えると浅倉は顔を下に向けながら高らかに笑い声を上げた。

 

「クックックック・・・ハッハッハッハッ!!楽しくなってきたなァ!まさか祭りがここで開かれるとはな!変身ッ!」

 

浅倉もまた王蛇に変身するといつものように首と腕を捻って戦闘態勢に入る。

 

こうして4人の敵(ヴィラン)仮面ライダーの戦いが人知れず開かれようとしていた。




と、言うことでライアサバイブお披露目でした!ナイトサバイブに似たアドベントカードを使っていましたがこれは作者が「恐らくライアサバイブのアドベントカードはこうだろう」という妄想で内容を考えました。
※アドベントカードの内容まで設定が無い為

そして!後半の展開に衝撃を受けた人が居たと思いますがまさかのMr.コンプレスがベルデ、トゥワイスがインペラーに変身して出てくるなんて誰が想像したでしょうか?

兎に角、1年近く投稿しましたが"例のチートライダー"とリュウガを除いてようやく本作の龍騎系ライダーが全員登場しました。

そして全員揃ったということは・・・脱落者も出てくるということ。果たしてライダーで先に退場するのは誰なのか?暫く出てきてない芝浦、須藤もそろそろ動くか?ヒロアカ原作のキャラも何人か死にそうな予感です。

ライダーの戦いが本格的に始まります!

"戦わなければ生き残れない!!"

◇◇◇

本作におけるライアサバイブ

龍騎原作で出てこなかった幻のフォームで雑誌『宇宙船』でその姿が出された。
半オフィシャルと言っても過言ではないフォーム。

本作ではもう一人の緑谷ことリュウガの存在に危機感を覚えた神崎が手塚にサバイブ疾風のカードを与え、これにより変身した流れになっている。
※龍騎原作では実際に手塚に渡されたが彼が使うことなく秋山に託され、ナイトサバイブが登場した。

スペック
パンチ力 300AP
キック力 450AP
ジャンプ力 ひと跳び50m
走力 100mを5.2秒

デッキ構成

アドベント:エクソダイバーを召喚、6000AP。

シュートベント:エビルバイザーツバイから光の矢を放つ。3000AP。基本、アドベントカードを読み込んで使われない。

ブラストベント:エクソトルネードを発動。3000AP。効果はナイトサバイブのものと同じ。

コピーベント
ストレンジベント

ファイナルベント:ハイドブラスターを発動。8000AP。ナイトサバイブの疾風断と似た攻撃方法になるのだが敵に突っ込む際はマントではなく紅色の風を纏って突進する。

◇◇◇

本作における
トゥワイス/仮面ライダーインペラー

敵連合の一人で原作で死んで欲しくなかった敵の一人と言っても過言ではない人物。本作ではインペラーの変身者として登場。(え?インペラー変身者は佐野じゃないかって?そんな人は居ないけど取り敢えずこの人は幸せになって下さい。※ガラスの幸福定期)

デッキ構成
アドベント
スピンベント

ソードベント:本作オリジナル。メガゼールがもつ剣と同じ形状をした武器『ガゼルセイバー』を装備する3000AP。

スチールベント:本作オリジナル。なんと原作で王蛇が持っていたカードを本作ではシザースだけでなくインペラーも所有している。

アクセルベント:本作オリジナル。効果とAPはオルタナティブの2体と同じもの。絵柄は高速移動するインペラーのものになっている。

ファイナルベント:本作オリジナル。名称のドライブディバイダーは同じ。APは原作よりも高くなり6000AP。大量のゼール軍団を突撃させた後にインペラー自身が最後にカゼルセイバーで斬りつける。

個性:二倍
トゥワイスの個性。ライダーに変身していても使用でき、分身体もインペラーに変身していればミラーモンスターに攻撃できる為、実質トリックベントを無条件で発動できる。※但し、アドベントカードで召喚した武器までは複製できない。

原作で不憫枠だったインペラーを本作なりに魔改造したデッキ構成にしました。まあ、元々原作インペラーのカード数が少ないですし・・・魔改造は避けられなかった様ですね。

◇◇◇

本作における
Mr.コンプレス/仮面ライダーベルデ

原作で生き残って投獄されたお面が毎回変わるおじさん。本作ではベルデの変身者として登場し、トゥワイスと共に東條の両翼ポジにあたる。

デッキ構成
アドベント
ホールドベント

コピーベント×3:本作オリジナル設定でなんと3枚所持。ライダーそのものの姿をコピーできるがライアの様に武器だけをコピーすることもできる。

クリアーベント×2:本作オリジナル設定で2枚所持

コンファインベント:本作オリジナル。なんとガイだけの特権だと思っていたこのカードを何故か所持している。効果は勿論、ガイのものと同じで個性を一時使えなくすることもできる。

トリックベント:本作オリジナル。ナイトの特権カードまでも所持。効果はナイトのものと同じだが絵柄は分身したベルデのものになっている。

ファイナルベント

個性:圧縮
Mr.コンプレスの個性。ミラーモンスターは圧縮できない。

◇◇◇

現時点でのライダーの立ち位置
ヒーロー側:緑谷/龍騎、秋山/ナイト、香川/オルタナティブ・ゼロ、手塚/ライア(ライアサバイブ)(NEW)、麗日/ファム、爆豪/アビス、心操/オルタナティブ

敵側:芝浦/ガイ、須藤/シザース、浅倉/王蛇、東條/タイガ、トゥワイス/インペラー(NEW)、Mr.コンプレス/ベルデ(NEW)

中立:北岡/ゾルダ

脱落者:無し

龍騎アカデミア再編版を製作検討中!

  • いる。再編して欲しい。
  • いらない。このまま続き描いて。
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