緑谷出久の龍騎アカデミア   作:ジャック・オー・ワンタン

41 / 61
続きになります!

いよいよライダー側にも犠牲者が?
果たして脱落するのは誰なのか?


第6章:ライダーバトル編
第41話:勃発 ライダーバトル!!


今から約30分前・・・いつもの様に捜査という名目で敵やヒーローをボルキャンサーに捕食させようとしていた須藤は遂に雄英高校の生徒にまで目を付けていた。

 

教師の引率で帰ろうとする切島、瀬呂、上鳴の3人に目を付けた須藤は路地裏で笑みを浮かべながら付近の鏡にボルキャンサーを忍ばせる。

 

優秀な雄英高校の生徒・・・それも3人捕食すれば私はオールマイトも越える頂点に立てる!そうすれば誰も私を止められるライダーも居なくなります。さて、そろそろ仕掛けますか。

 

そう心の中で言いながら3人に近付こうとした時だった。

 

「ステインの次は雄英生か?須藤。」

「ッ!?」

 

背後から声を掛けられて振り返るとそこには上司である塚内が数人の警察を連れて現れた。

 

「仮面ライダーシザース。須藤雅史。ステイン他敵殺害の罪で逮捕する。署まで同行願おうか?」

 

暴かれてしまった自分の殺害に須藤は目を見開いて無言で逃走する。

 

「ッ!待て!追え!追うんだッ!!」

 

逃げた須藤を追いかける為、塚内達は一斉に駆け出し彼を追い詰めるのであった。

 

◇◇◇

 

「秋山さん!塚内警部が追ってるライダーって!」

「あぁ!間違いない!シザースの須藤だ!」

「シザースって仮面ライダーの?」

 

僕と秋山さんが走りながらそう話していると麗日さんがそう尋ねてくる。えっ?なんで麗日さんが仮面ライダーを知ってるんだ!?

 

「そうだ。ライダーはミラーモンスターの力を使う。奴は敵やヒーローを契約のモンスターに捕食させていたんだ。」

「ケッ、要はあの蟹野郎をぶっ殺せばいいんだろう?」

「あっ!あっちの角を曲がったよ!」

 

僕は塚内警部が向かった先を指さしてそこまで向かう。

 

「待て!須藤!」

 

行き止まりに突き当たった須藤は遂に追い詰められる。僕らも塚内警部らの後方に集まって様子を伺った。

 

「警部、誤解ですよ。」

「だったら何故逃げるんだ!須藤!」

 

強い言葉で塚内警部がそう言った瞬間、近くのミラーからボルキャンサーが現れると・・・

 

「うわあああああああっ!!」

 

塚内警部ら警察部隊を一瞬で捕まえ、捕食してしまう。

 

「きゃあああああああ!」

 

その様を見てしまった僕らは絶句すると麗日さんの悲鳴が上がる。

 

「なんて・・・なんて事しやがんだ!テメェ!!」

 

目の前で塚内警部達が捕食され唸るボルキャンサーとそれを使役する須藤にかっちゃんは激昂する。

 

「貴方もライダーですか?ならいずれ分かりますよ。強さを求めるこの感覚が・・・癖になるんですよ!」

「テメェ!狂ってんのか!」

「爆豪。奴は人間じゃない。モンスターだ!」

 

秋山さんはかっちゃんにそう言うとカードデッキを出して須藤を睨む。

 

「この間の続きだ!!」

「いいでしょう。」

 

須藤もまたデッキを取り出すとベルトを腰に装着してお互いに変身ポーズを執った。

 

「「変身!」」

 

秋山さんはナイトにそして須藤はシザースに変身するとそのまま戦いやすい場所へ移動し始める。

 

「あのコウモリ野郎!抜け駆けしやがって!行くぞ!出久!変身!」

 

秋山さんに先を越されたかっちゃんはアビスに変身すると2人を追って先へ向かう。僕も行かなきゃ!でも、先に麗日さんを避難させないと!

 

「麗日さん!君はここで・・・」

「ううん、大丈夫。デク君。」

「えっ?」

 

先程の惨劇を見ても尚、立ち直った麗日さんは鋭い目つきをして言った。

 

「私、デク君や爆豪君みたいに強くない。家族を楽させる為にヒーローになりたいって思ってた!でも、それだけじゃダメなんや!だから私も戦う!」

「麗日さん・・・?」

 

いつもと違う彼女に戸惑ったがそれ以上に驚きの真実を明かされる。

 

「だから私、戦う!だって私も仮面ライダーやもん!」

「・・・は?」

 

そう言うと彼女はあの白い白鳥の紋章が描かれたデッキを出した。

 

「えっ!麗日さん!?嘘でしょ!?」

 

目を疑った・・・以前、僕が出会ったあの女ライダーの正体・・・それは麗日さんだったのだ。

 

「変身!」

 

変身ポーズを執ってバックルにデッキを入れた麗日さんは仮面ライダーファムに変身すると僕へ顔を向けてくる。

 

「麗日さんが・・・仮面ライダー?僕やかっちゃんと同じ様に?」

「隠しててごめんデク君。でも私もデク君の力になりたい。」

「麗日さん・・・」

 

彼女の言葉に深く頷き、僕は笑みを浮かべた。

 

「ありがとう!僕も戦う!止めよう!須藤を!・・・変身!」

 

ファムに並び立ち、龍騎に変身すると現れたドラグレッダーに飛び乗ってナイトとアビス、シザースの元へ向かうのだった。

 

◇◇◇

 

『ソードベント』

「はぁぁっ!」

 

ウイングランサーを装備したナイトは市街地のど真ん中でシザース目掛けて駆け出す。

 

『ガードベント』

 

しかし、シザースもまたナイトの攻撃を防ぐと互いに鍔迫り合いになって激しい攻防戦を繰り広げた。

 

「この程度で私に勝とうとでも?」

「黙れ!」

「終わらせますよ!」

『ストライクベント』

「おらっ!」

「うわあああっ!」

 

刹那、アビスの水流攻撃によってシザースは吹き飛ばされると地面に転がって倒れてしまう。

 

「秋山さん!かっちゃん!」

 

ようやく辿り着いた僕とファムはドラグレッダーから飛び降りてシザースを見る。

 

「はあっ!」

 

すると今度はガイにライア、ゾルダもやって来て僕らの傍らで睨み合った。

 

「手塚さん!?それに北岡先生?」

「あ、俺。北岡先生の秘書です。」

「えっ?」

 

低い声でそう答えたゾルダに僕はポカンとなる。どういう事だ?それになんで芝浦まで居るんだ!?

 

「説明は後だ!今は奴らを何とかするぞ!」

「ライダーいっぱい居るじゃん!楽しくなってきた!お前らは全員倒す!生き残るのは俺だ!」

 

ガイはそう言って親指を下に向ける素振りを見せる。

 

「ライダーの頂点に立つのは私です。そして最終的にはオールマイトも越える存在になるのですよ!モンスターに手を出せない平和の象徴なんてその程度なんですから!」

 

シザースのその言葉を聞いた途端、僕とアビスの何かが吹っ切れた。・・・オールマイトがその程度?どの口が言うんだ!!

 

「死ねぇっ!」

「うわっ!」

 

そう思っていた矢先、アビスが再び水流攻撃を行ってシザースを地面に伏せて怒鳴った。

 

「オールマイトがその程度?テメェ何様なんだゴラァ!テメェはぶっ殺す!覚悟しろ!蟹野郎ッ!!」

『ソードベント』

「これで死ねぇええええええっ!!」

 

激昂したアビスは2本のアビスセイバーで怒りの斬撃をシザースにお見舞いする。

 

しかし、寸前のところでシザースはシェルディフェンスで攻撃を防いで立ち上がる。

 

『ストライクベント』

「はぁ、はぁ、はぁ・・・はぁぁっ!」

「うわっ!」

 

シザースピンチを右腕に装備したシザースはアビスに反撃に成功し、彼はそのまま地面に転がって倒れた。

 

「かっちゃん!」

「大丈夫だ!心配すんな!」

 

駆け寄ろうとした僕にそう答えたアビスはよろめきながらも立ち上がるとシザースとガイは並び立って僕らを見つめる。

 

「どうやらやるしか無さそうだな。」

 

ナイトの言葉に呼応するかのように僕らもまた並び立って2人と相対する。

 

「へぇ、面白そうな事してるね。」

 

そんな声が直後に響き、僕らはそちらに顔を向けるとそこには東條と他2人の敵らしき男が立っていた。

 

「ッ!?東條!」

「やっぱり英雄になる為にはライダーを倒さないとね。」

 

東條はそう言って自身のカードデッキを出すと他2人の敵もまたデッキを出す。何!?あの2人もライダーだったのか!?

 

「ハハハハハハハハ!!」

 

驚くのも束の間、今度は聞きなれた高笑いが聞こえてあの男が現れた。

 

「ここかァ!祭りの場所は!!」

 

そう、飯田君の兄とシンリンカムイを殺害した浅倉だった。




切島、瀬呂、上鳴の3人は命拾いしたって感じですね。そしてファムの正体が麗日と知って動揺するデク君。爆豪と秋山の4人と力を合わせてシザースを倒せるのか?

そして、次なる犠牲者はなんと塚内警部・・・またしてもオールマイトの笑顔が消えることに。

果たして次は誰が死ぬのか?次回をご期待!



  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。