クリスマスイブということで次話の48話も続けて投稿します!
緑谷VS轟回。タイトルにある通り、遂にあのカードが登場です!
是非、最後辺りはRevolutionをバックにご覧下さい!
・・・えっ?この曲を聞いたら某YouTuberさんが思い浮かぶ?気のせいですよ。
『勝者!爆豪勝己!!』
モニター越しで常闇君に勝利したかっちゃんが映り、僕は微笑む。体育祭ガチバトル準決勝・・・。
最初に戦った常闇君とかっちゃんの戦いはかっちゃんの勝利に終わり、彼は決勝進出を勝ち取った。
僕がこの戦いに勝てば・・・思えばかっちゃんとは入学してからまともに戦ったのは戦闘訓練くらいだ。あの時はまだライダーではなかったけど。
僕がこうして雄英に入れるのも龍騎・・・いや、ドラグレッダーの力があってだろう。ありがとう。ドラグレッダー。
手の中にある龍騎のカードデッキを見て再び微笑んだ時だった。
控室に誰かが入ってくる音が聞こえ、入り口に顔を向けるとそこには対戦相手の轟君の姿があった。
「あっ!と、轟君。これから君と戦う事になるなんてちょっと緊張してるけど僕は絶対負け・・・うわっ!?」
無言で僕に歩み寄ってきた轟君は威圧するかのように壁ドンしてきて睨んでくる。
「ごちゃごちゃうるせぇ。俺は今、虫の居所が悪ぃんだ。着易く話しかけてくるな!」
彼の冷たい威圧に翻弄され返す言葉を無くし、身体を震わせた。こ、怖い・・・。
「焦凍。」
「ッ!?」
しかし、次に聞こえてきた声に轟君は目を見開いて後ろに振り返ると僕も声の主を聞いて驚愕する。
それもそのはずだ。轟君を呼んだのはあのオールマイトに次ぐナンバー2ヒーロー・・・エンデヴァーその人だったのだから。
「エ、エンデヴァー!?ほ、本物!?」
「チッ」
エンデヴァーの姿を見るや否や舌打ちした轟君は直ぐにその場を去ろうとする。しかし、そんな彼をエンデヴァーはその勇ましい体で阻んだ。
「どけ」
「退くわけがない。何故、いつになっても俺の個性を使わないのだ?」
「なんでテメェの個性を使わねぇといけねぇんだ?」
轟君はそう言ってエンデヴァーを睨みつける。個性?なんの話だ?
「焦凍。お前は俺が生み出した最高傑作だ!それを忘れるな。」
「黙れ!俺はテメェが親父でうんざりしてんだ!・・・はっ!?」
うっかり言葉を漏らしてしまったのか慌てて自身の口を塞いだ轟君とエンデヴァーを見て僕は更に驚いた。
轟君が・・・エンデヴァーの息子!?そんなこと全然聞かされてなかったぞ!?エンデヴァーに家族がいたのは知ってたけどまさかそれが・・・
「おい、誰にもバラすんじゃねぇぞ。」
「い、言わないよ。」
めちゃくちゃ怖い顔で轟君に釘を刺される。でも言いたくなった自分が居たのは事実だ。
「お前か?緑谷出久とは。」
「えっ?あっはい!」
突然、エンデヴァーに名前を呼ばれて姿勢が固くなる。うおおお!!エンデヴァーが僕の名前を呼んだ!?・・・と興奮するがこの表情的にあまり歓迎されてない様だ。
「・・・貴様が噂に聞く"仮面ライダー"か?」
「ッ!?」
エンデヴァーにライダーであるかを尋ねられると今度は轟君が驚きの表情を浮かべていた。まぁ、ナンバー2ヒーローがライダーのことを知らない訳がないか・・・。
「だったら・・・なんなんですか?」
「・・・下らん。巷で活躍しているからと調子に乗るな!鏡に出てくるモンスターなぞこの俺だけで片付ける。せいぜい騒ぎを起こさんことだな。」
ライダーに対して対抗心を燃やしたエンデヴァーは僕にそう警告すると颯爽と控室を後にする。
「・・・お前のその強さ。ライダーってのが秘訣か?それでモンスターを倒してたんだな。」
「・・・僕の秘密も知ったんだ。黙っててもらえるかな?」
「爆豪と麗日もそうなんだな。・・・興味がない。」
轟君はそう言い残して控室を去っていく。・・・時間だ。行かなきゃ!そう言えば準決勝まで進んだら秋山さん達が来てくれるって言ってたけど何かあったのかな?
◇◇◇
『ホールドベント』
「ほーらよっ!」
「うわっ!?」
その頃、会場の外ではナイト、ライアがベルデ、インペラーと戦闘を行っていた。ナイトはベルデとライアはインペラーと戦っており、両者譲らぬ攻防を繰り広げていた。
『スピンベント』
「さあて、本気出すぜぇ!」
ガゼルスタッブを装備したインペラーはライア相手に自身の個性である二倍を使用してもう1人の自分までも呼び出すとインペラー分身体がライアへ肉弾戦を仕掛ける。
「くっ!」
『スイングベント』
「はあっ!」
「うわぁぁぁぁっ!」
しかし、分身体はライアのエビルウィップ一振りで簡単に消滅すると本体がそのまま駆け出してガゼルスタッブを振り上げる。
「ほらっ!そらっ!」
「ぐっ!?うわっ!?」
その傍らでベルデの攻撃に翻弄されるナイトがウイングランサーでなんとか耐えている様子が映る。
『ガードベント』
「甘いね!」
『コンファインベント』
「なっ!?うわぁぁっ!!」
ウイングウォールを召喚するもベルデのコンファインベントで消された好きにナイトは彼の追撃を許してしまい、地面に倒れた。
「秋山!」
「おっと!余所見は禁物だぜ?」
「ぐわぁぁぁっ!」
ライアが助けに行こうとするもそれをインペラーに防がれてしまうと彼もまた地面に倒されてしまう。
「「クックックッ」」
歩み寄るベルデとインペラー・・・ナイトとライアは先のダメージで立ち上がることもままならない状況に陥ってしまうのだった。
◇◇◇
「さあ!準決勝最後のバトルは・・・緑谷出久VS轟焦凍だァ!!!」
プレゼント・マイクの実況で僕と轟君は同時にリングへ上がると大きな歓声が聞こえてくる。A組の皆からすればどっちが勝ってもおかしくない試合。
相手はエンデヴァーの息子・・・半冷半燃の個性を持つエリートだ。
それでも・・・僕はかっちゃんとこの場で戦って勝ちたい!!だから誰が相手だろうと
「僕は諦めない!」
「準備は出来たか?俺がとっとと終わらせる!」
「よし!変・・・」
試合開始と同時に僕が龍騎へ変身しようとした瞬間、轟君はその前に氷を辺り一面に広がらせて僕を凍らせた。
「なっ!?がはっ!」
ベルトをバックルへまさに入れる寸前で止められた僕は動きを封じられてしまう。これには会場も騒然となり、かっちゃんですらも驚愕していた。
「おーっと!轟焦凍!緑谷お得意のコスチューム変身を妨害したァ!これはあれか?暗黙のルール破りってやつかァ!?」
メタ発言する前に助けて欲しいんですけど・・・くそっ!意地でも変身しないと!入れ!入れっ!
轟君が氷上を滑りながら迫る中、辛うじて動く指を使うとなんとか変身に成功すると身体を覆っていた氷を砕いて目の前までやって来た轟君を一発殴って退けた。
「ぐわっ!?・・・バカな!?」
「おっと!緑谷出久!ここで変身に成功だァ!これぞDRAGONNIGHT!!」
龍騎の姿を見た皆は歓声を上げ、プレゼント・マイクの実況にも熱が入る。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・くそっ!穿天氷壁!!」
躍起になった轟君は右手を上げて僕を再び凍らせようと仕掛ける。
『ストライクベント』
しかし、ドラグクローを装備した僕にその攻撃は通用せず放たれた火球によって彼の氷結は相殺される。氷には炎だ!
「くっ・・・」
「うん?」
すると僕は轟君の動きが徐々に鈍くなりはじめていることに気付く。もしかしてこれって・・・右半身の氷の個性を使っていることによる影響だろうか?
「はぁ、はぁ!ふっ!」
しかし、轟君は構わず右手を振りながら氷を放つが僕を凍らせるには至らずドラグクローの火球によって打ち消されていく。
やがてリングは辺り一面氷山となり、僕と轟君はその空間に閉じ込められてしまう。
「轟君。左の個性を使えば上手く戦えるんじゃないの?」
「黙れ!俺はぜってぇ使わねぇ!!あんな奴の個性なんか!使いたくもねぇ!!!てめぇに俺の何が分かる?ライダーの力に頼ってる奴に俺の苦労が分かんねぇだろ!!!」
今までみせたことがない焦りの表情で怒鳴ってくる轟君。・・・なんでそんなに熱くなるんだよ。使う個性は氷なのに。それにその右半身の個性はエンデヴァーのものじゃない。
「畜生!くたばれぇ!緑谷ァァァァッ!!!」
轟君が氷を纏った右拳を振り上げると僕はそれを難なく受け止めた。
「ッ!?」
息を切らしながらこちらを睨む彼に僕は"あのカード"を使うことにする。
「なんで全部防ぐんだよッ!!」
「轟君。君の個性は・・・君の個性は!!」
そっと彼を突き放すとバックルからカードを引いてそれを表にしてみせた。
僕が引いたカード・・・それは神崎から貰ったサバイブ烈火のカードだった。
と、言うことで遂にデク君がサバイブ烈火のカードを使い始めました!肝心の龍騎サバイブ変身は次回となります!
そして同時進行で進むナイト、ライアとベルデ、インペラーの戦い。果たしてこちらの結末もどうなるのか?
ご期待下さい!
新たに登場した仮面ライダーファタル。本作でも登場決定!変身者は誰がいい?
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