遂にデク君VS爆豪です!
果たして優勝するのは?
「さあ!ガチバトルもいよいよクライマックス!決勝を彩るのはこの2人だァ!!」
プレゼント・マイクの実況で僕がリングへ上がると向かい側からかっちゃんも姿を現す。いよいよ、かっちゃんと戦うのか。
「よお、出久!テメェと戦えるなんて夢にも思わなかったぜ。」
「僕もだよかっちゃん!」
互いに笑みを浮かべた僕とかっちゃんにA組側からは「仲良いんだな」という声が聞こえてきた。
「おい!見せもんじゃねぇんだぞ!切島ァ!」
「分かってるって!爆豪!」
観戦席にいる切島に怒鳴るもすぐに僕へ顔を向けて笑顔を取り戻した。
「行くよかっちゃん!」
「ああ!」
ほぼ同時にカードデッキを翳し、ライダーへ変身する。
「「変身!」」
僕は龍騎へかっちゃんはアビスへ姿を変えた途端・・・僕らは目にも止まらぬ早さでリングの真ん中へ駆け出すと熾烈な肉弾戦を展開し始める。
「はっ!はぁぁっ!」
「ふっ!やぁあっ!」
拳と拳がぶつかり合う鈍い音が暫く会場へ響き渡ると僕らは殴った衝撃で後ろに下がり、ようやくそこでカードを装填した。
『『ソードベント』』
「「はぁぁっ!」」
今度はドラグセイバーと双剣アビスセイバーによる斬撃戦が繰り広げられると僕らは互いに互角に渡り合っていく。洗礼されたその戦闘に皆は歓声を上げることを忘れて見守り始めた。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・やるじゃねぇか!出久!」
「そっちだって!でも!次で決める!」
『ストライクベント』
ドラグクローを装備した僕は燃え盛る炎を放って攻撃する。
「へっ!炎は水で消えんだぜ!」
『ストライクベント』
しかし、アビスクローを召喚したアビスはそのまま勢いよく水流を放って炎を打ち消すと水流はこちらに到達して僕は倒されてしまった。
「うわぁぁっ!」
「貰ったぞ!出久ッ!」
倒れた僕の隙を突いてアビスは左手の爆破で高速移動するとそのまま空を跳んで右手のアビスセイバーを勢いよく振り上げる。勝利を確信した彼の一撃・・・でも、僕はそれを読んでいた。
『ガードベント』
「何っ!?」
ドラグシールドで攻撃を防がれたアビスの驚きの声が聞こえてくると僕はそのまま彼をシールドで突き飛ばして地面に倒す。
「くそっ!」
「強くなったねかっちゃん!」
「それはお前もだな!」
アビスは立ち上がりながらそういうと左手の人差し指を動かして挑発する。
「来いよ!クソナード!テメェの本気ってのを俺に見せてみろ!」
「かっちゃん・・・いいんだね?」
「俺は最初から本気だぞ!文句あるか!出久!!」
いつものキレ気味の声でそう宣言してくる。・・・そっか、そうだよね。君はいつもそうだ。君はいつも本気で走っていた。幼い頃からずっと言ってたもんね。
"オールマイトも越えるヒーローになる"って。
それが君の原点だ。そしてそんな君に負けたくなくて僕も背中を追いかけていた。右手の個性が無くなっても君は変わらない。君はいつだってどんな時だって本気でやる人だ!
かっちゃん!それなら僕も・・・ライダーとして本気でやる!
「文句無いよ!かっちゃん!僕も本気を出す!」
そう言ってバックルからサバイブ烈火のカードを引いてアビスへ見せた。
「ッ!?来たか!」
辺りに広がる炎の中、サバイブを見てアビスは画面越しから笑みを浮かべる。そんな彼を他所にサバイブのカードを手にしたドラグバイザーツバイヘ装填する。
『サバイブ』
「へへっ!うおおおおおおおっ!」
龍騎サバイブへ姿を変えた僕にアビスは迷わず駆け出してアビスセイバーを1本投げてくると僕はバックルからカードを引いてバイザーへ装填した。
『ソードベント』
「ふっ!」
ドラグバイザーツバイを掲げ、炎を纏ったドラグブレードを展開すると迫ってきたアビスセイバーをいとも簡単に切り落としてしまう。
「ッ!?そんならこれでどうだッ!」
アビスクローを装備した左手を構えるとアビスは爆破の個性と組み合わせて水爆を放つとリングを半壊させる程の爆発を起こす。
「くっ!」
しかし、すんでのところで耐えきった僕はカードを引いて装填すると一気に勝負を付ける。
『アドベント』
「グオオオオオオオオッ!」
ドラグランザーを召喚した僕は彼の背中に飛び乗ってバイクへ変形するとリングを走り回ってアビスを翻弄する。
「クソが!出久らしいことしやがる!」
『ファイナルベント』
「これでも喰らえッ!」
ファイナルベントを放ったアビスが水を纏った蹴りを繰り出す。・・・今だ!
『ファイナルベント』
こちらもファイナルベントを発動させ、ウィリー走行させたドラグランザーから火炎弾が放たれる。
そして・・・互いのファイナルベントがぶつかり合うとリングを崩壊させるレベルの爆発が起こり、砂煙が観客席まで覆った。
「「うわっ!?」」
「ゴホッゴホッ!前が見えねぇ!どうなったんだ!?」
晴れゆく煙の中・・・崩壊したリングの上に立っていたのは。龍騎サバイブから通常形態に戻った僕の姿だった。
「・・・き、決まったァ!1年生ガチバトル優勝は・・・A組、緑谷出久だァ!!」
優勝が確定した僕に観客席から歓声が響き渡る。・・・勝った!サバイブに頼ったとはいえ全力でやった。
「強くなったな。出久。」
僕の足元で大の字に倒れているかっちゃんがそう言った。
「かっちゃんこそ。僕がここまで強くなれたのはかっちゃんのお陰だよ。」
「へへっ」
彼の手を握り、立ち上がらせると共に抱き合って勝利を喜ぶ。
こうして延期になりながらも無事、終了した体育祭のガチバトルは僕の優勝という形で幕を閉じた。
ライダーの力を得てから約半年近く・・・その力は確かに僕の力へと変わっていった。でも、それが同時に世界の破滅へと続いていることも露知らず。
(ククククッ!龍騎の力はボクのものにもなっていく。写し身のボクと分離出来ればボクは自由になれる。ボクの目的はただ一つ。ミラーワールドもこの世界も統べる王になる事さ!ククククッ!アッハッハッハッ!!!)
誰にも届かぬ声が児玉する。割れる鏡と共に・・・。
と、言うことで体育祭をなんとか終わらせることが出来ました。
同時に仮面ライダーリュウガと思しき人物が遂に動きそうです。不穏になってきましたが作者としてはやっと彼を活躍させられそうでウキウキしています。
まあ、ぶっちゃけるとシナリオは最後まで考えておりますので後は描くモチベーションを持つだけです。ここまで考えたなら最後まで描かせて頂きます!
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