プロ野球選手 モンティナ·フォン·シュトロハイム   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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閑話 プロ野球選手シュトロハイムをゆっくり解説 1

「ゆっくり真皿と」

 

「ゆっくり野町の野球解説動画パート5を始めさせてもらうぞ」

 

「ねえねえ野町」

 

「なんだ真皿?」

 

「プロ野球には助っ人外国人っているじゃん。最強の助っ人外国人っているのか?」

 

「ああ、口を揃えてある選手を言うな」

 

「それは誰なんだ?」

 

「ドイツから来た将軍···モンティナ·フォン·シュトロハイムだな。今は監督をしている」

 

「80歳近いのに指揮し続けている超人爺さんだな。あれ? 俺達と世代近くなかったか?」

 

「俺達より1世代下の選手だな。野手成績は前人未到の記録ばかりでシュトロハイムの難題と言われる大記録ばかりだ。最多安打記録は抜かれたが、それ以外の記録は誰も抜けてないんだ」

 

「じゃあそんな選手ってことはメジャーリーガーだったりしたの?」

 

「いや、彼は当時は野球のやの字も無いドイツから日本に流れ着いた無名の若者だったぞ。じゃあそれまでのプロ野球の歴史と合わせて少し解説していこう」

 

「「ゆっくりしていってね!」」

 

 

 

 

 

 

 

「まずシュトロハイムが来るまでは東京ナインズに居た亡命ロシア人のスタンスキーが最高の助っ人外国人と呼ばれていたんだ」

 

「戦前から戦後初期に活躍した選手だったか?」

 

「沢村賞の語源になった沢村球児大投手の陰に隠れがちだが、沢村選手が3度目の徴兵により戦死した後はスタンスキー投手が東京ナインズを牽引していたな」

 

「いや、戦死って···」

 

「沢村選手は3度目の徴兵ってことで約3年兵役を生き延びていることのほうがヤバいけどな。さて、そんな戦争により壊滅したのは日本だけでなくドイツでもそうだった。日本は核や焼夷弾で壊滅したが、ドイツは国土全土が沖縄以上の戦場だったからな悲惨さは日本と同じかそれ以上だったろう」

 

「うへー、そんな所でシュトロハイム選手が産まれたんだ」

 

「そうなんだが、シュトロハイム一家の方を語る必要がある。シュトロハイム選手とみんな言うが、本名はモンティナ·フォン·シュトロハイムで家柄的にはプロイセン王国時代からの軍人の家系で、フォンの名前が現すようにれっきとした貴族だ」

 

「へぇ貴族だったんだ」

 

「で、以後は混乱するからモンティナ選手とこの動画では言うが、モンティナ選手の爺さんは第一次世界大戦で軍団の参謀からイタリア方面の軍団長にまで出世しているエリート軍人だった。戦争に負けても軍に影響力があった爺さんは息子であるモンティナ選手の父親を軍人にしたんだが···当時の政権に協力的として第二次大戦後に財産や土地を占領軍によって凍結させられたんだ」

 

「どうなったの?」

 

「軍から追い出されて革職人に転職している」

 

「それはまた···」

 

「しかし、モンティナ選手の兄弟は皆軍人で、モンティナ選手だけがスポーツ選手の道に進んだ」

 

「でも野球ってドイツに根付いたスポーツじゃないよね? どこで野球を知ったの?」

 

「占領軍だった米軍の兵士がやっていたの見て始めたとモンティナ選手は語って居るな。父親の余った革でボールとグローブを、木の枝を削ってバットを作成して必死に練習したと語っている」

 

「なるほど···でもそれじゃあ野球は上手くならないだろ」

 

「そうだな。だからモンティナ選手は野球が流行っていたイタリアの高校に留学している。当時は国際情勢的に国を移動するのは大変で、モンティナ選手はバイトをして稼いだ金で、野球のできるイタリアの高校に入るために手紙を何通も送ったという記録が残っている」

 

「それはまた」

 

「家族とはこの件で揉めて関係性が冷え切っている。そして3年間野球留学をした後にまずはアメリカに行こうとしたんだが、両親や兄弟から猛反対され、メジャー挑戦は断念。ならば日本に行きたいと言って日本行きを決めたんだ」

 

「その時歴史が動いたってやつだな」

 

「ただモンティナ選手はアメリカよりも日本の方が食事が合っていると思ったと語っている。理由はイタリア料理と日本料理がヨーロッパの料理だと一番近いと当時は言われていたから、その言葉を鵜呑みにしてアメリカよりも日本の料理の方が体に合うならそっちのほうが良いだろうとのことで日本行きは特に問題視していなかったらしい」

 

「え? でも言語は大丈夫だったのか?」

 

「日本に来てから覚えたらしい。1ヶ月もすれば日常会話はできたと語ってるな」

 

「出ましたモンティナ選手の超人エピソード」

 

「日雇いの仕事をしながらまずは甲子園を目指したらしい」

 

「甲子園を?」

 

「まぁ日本野球の聖地だからな。そして実は大阪タイガーズと堺トレーズの入団テストを受けたいと球団関係者の前でお願いをしていた事を語っているが、ドイツから来た若者のお願いは門前払いされた」

 

「普通そうだな」

 

「そしてならばと当時は京都タクシーズだったが、テストの日程を調べて、当日に乗り込んだんだ」

 

「えぇ···」

 

「勿論追い出されそうになったが関係者に土下座して頼み込んで、自身のプロフィールを書いた資料を押し付けたらしい。で、受けるだけならとシブシブ許可を出したと当時の球団関係者は証言している」

 

「で、合格したと」

 

「そうだな。当時二軍監督をしていた竹田監督が守備を見た時点で合格させると豪語しているんだ。で、後々モンティナ選手の在籍していたイタリアの高校にモンティナ選手がどうやって成長したのか調べるために記者が取材に行ったんだが、モンティナ選手はチームで最初から1番上手かったとイタリアの学友やコーチ達は語っている」

 

「それって···」

 

「ドイツ時代にイメージトレーニングで基礎を身に着けたということだな」

 

「ひょぇー」

 

「しかもドイツ時代は野球馬鹿過ぎて幼少学校では浮いていたとも言われている」

 

「熱意が凄い···」

 

「まぁそんなこんなで無事に合格したモンティナ選手は球界最強の選手になっていくんだが、当時のタクシーズは暗黒期真っ只中で5年連続で最下位という不名誉な記録を更新中だった。まぁ6年連続に記録を伸ばすんだが」

 

「これ、プロ野球最長最下位記録です」

 

「また戦後1度もリーグ優勝を経験していないチームでもあったね」

 

「悲惨すぎる」

 

「で、当時監督に就任した吉田一軍監督が堕落した選手達の首切りやトレードを強行して1軍総入れ替えが起こったんだけど、その時に上げられたのは入団してまだ間もないモンティナ選手だったんだよね」

 

「そこから伝説のショートが誕生するんだな」

 

「モンティナ選手のプロ野球人生はまた別の機会に紹介しようかな。それではまた次回」

 

「ゆっくりしていってね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 〜1960年代のプロ野球伝説の反応集〜

 

『色々とぶっ飛んだ記録が大量に産まれた1960年代のプロ野球について語っていこうと思う』

 

『1960年代の選手で特に凄い選手』

 

『投手 真皿、村下、米谷、権兵

 野手 野町、長尾、大玉、シュトロハイム、播田』

 

『他にも凄い選手はいっぱいいるけど特に異常な選手達』

 

『なお、シュトロハイムが野手成績は壊した模様』

 

『打率.660ってなに?』

 

『60年代の大エース達が晩年だったのもあるけど···いや、それでもおかしいけど』

 

『シュトロハイムの盗塁数が100超えた最後の年だっけ? いや、ホームランや長打を打ちまくって安打が減ったとかわけわからない理由だけど』

 

『真皿→神様仏様真皿様

 村下→神のフォーク

 米谷→ガソリンタンク

 権兵→権兵権兵雨権兵

 

 シュトロハイム→永世五冠

 野町→ID野球

 長尾→ミスター

 大玉→キング

 播田→安打製造機』

 

『うーん、神話の世界やな』

 

『シュトロハイムは別格』

 

『打率.660、78本塁打、255打点、105盗塁(キャリア最高打率)』

 

『opsが2超えるってなに?』

 

 opsとは打撃指標であり0.7以上が並み以上の1軍選手、1あれば球界最強クラスである。

 

『シュトロハイムは宇宙人、はっきりわかるんだね』

 

『ナ・リーグの灯火だったからな。ナ・リーグが死ななかったのシュトロハイム選手のおかげだし』

 

『黒い霧で他球団のファン離れが凄かったのに、2年で水準戻して4年で来場者数倍増させた手腕やばすぎるだろ』

 

『1球団だけ人気でナ・リーグが京都とその他になったからな。優勝争いは色々なチームが出てきたのに』

 

『そんなシュトロハイム爺さんも来年80歳か···』

 

『シュトロハイム爺さんと同年代の人殆ど指揮官としても退いているのにすげーわ』

 

『あれ? シュトロハイム爺さん監督としては何年目だ?』

 

『合計42年監督してます。勿論日本記録です(震え)』

 

『やっぱり宇宙人とかなんじゃないの?』

 

『でもメジャーでのシュトロハイム爺さんが、どんな記録を残したのかも気になるなぁ』

 

『シュトロハイム爺さん「打ちすぎてその当時の選手が過小評価されるのは悔しい。俺はバグ枠だから除外して考えて」自らバグって認めてるんだよなぁ』

 

『あの人はなんなのか? 本当に人間なのか?』

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