ブルアカ × 危機契約   作:鎮竹燐

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revengerの装備どうしようかな…刀一本でもいいけどブルアカだし銃持たせたいよな……でもスキルなんかいい感じのあったっけ……?
(脳裏に響くアップルパイ!)(最近ティフォンと水チェンで忘れてた)
……成程?
何も刀一本じゃなくてええんかコレ
っていうのが、間の特殊スキルの欄です






危機契約#ブルー  2

 

 

「では改めまして、先生。此度の危機契約をここまで楽しんでくれてありがとう」

「ありがとうございます、先生」

「……………」

「こら、revenger、一言くらい喋りなさい」

「……………」

「あはは…….大丈夫ですよ、Doctor。revengerさんは今、自分の目で先生を見極めようとしてるからこそ、ちょっと静かになっているだけですから」

「……………」

「………revengerさん?なんで今目を逸らしたんですか?revengerさん?」

 

 

"仲いいね……"

「まあ、危機契約の運営チームとしては3年、それ以前にも関わりがあったから……10年くらいの付き合いだからね」

 

10年、その長さに先生は納得する

revengerとblack rabbitのじゃれあいは反抗期に入った姉とそれを宥める妹の様な、まるで家族の様な距離感だったからだ。

 

 

「どうかrevengerの態度を許してほしいんだ、先生。理性ある戦闘狂(バトルジャンキー)の彼女は初回の危機契約で自分を打倒する相手が現れなかったことを拗ねているのさ。そして、今。最も可能性が高い貴方が現れたが、また期待はずれだったらと思うと気分が落ち込む。それ故にあんな態度をとってしまっているんだ。」

 

理性ある戦闘狂(バトルジャンキー)。中々聞かない言葉だなと先生は思う。敢えて他の生徒達に当てはまるとするならば C&Cのネルだろうか?彼女は結構な負けず嫌いだった筈だから、かなり近い性格をしているのかもしれない。

だがそうなると疑問が一つ

 

"自分が倒されなかったから拗ねている?"

「ふふ、そうだね、そこは少しおかしいかもしれない。彼女は少し面倒くさくてね。倒されないボスはいない、と考えているらしい。自分から難易度を爆上げしてその上で倒して欲しい、難儀な思いがあるのさ。危機契約も今回で一旦終わりだからね、その思いが一層強いのだろうよ。」

"終わりというのは、もうしない、ということなの?"

「いや?正確にはリニューアルさ。今の契約の仕方も不満は出ていないが、難易度が高いから敷居も高い、というのは何回か聞いていたからね。そこを上手に調整する為に準備期間に入るのさ。」

"よかった、私は今回が初参加だったからね。これで終わり、と言われてしまうと、もっともっとと望んでしまうところだった"

「運営としては嬉しい言葉だね。まぁそういう訳で、ある意味本気のrevengerと闘えるのは今回で最後なのさ。」

 

成程、と納得する

彼女(revenger)は自分の全力を尽くして相手と闘い、その上で打破される。要は完全燃焼を目指して闘う漫画のライバルキャラみたいな状態なのだろう。しかし、その機会も今回で最後の可能性が高く、唯一可能性があると思われてる先生()は、期待していいか分からない。それ故のあの態度という事か。

だがそれは裏を返すと

 

"彼女(revenger)はもう既に私に勝てるつもりでいる、ということかな?"

 

その言葉にDoctorは苦笑いで返した。

そうだ。見極めている、という言葉に嘘はないだろう。だがその上で、彼女は自分が勝てると判断した。だからまた少し拗ねて素っ気ない態度をしている。子供の癇癪のようなものだろう。

だが、それが先生の勝負魂に火をつけた!

 

 

"revenger"

 

 

black rabbitと戯れている彼女に声をかける

それは舐められていて悔しいという思いと、期待に応えて見せるという自信を持って。

大人なのにムキになるなんて恥ずかしい?大いに結構。祭りなんだ、楽しまなきゃ損だろう?

 

 

"勝つよ。私は"

 

 

 

端的に告げる

少々間を置いてから

Doctorとblack rabbitの吹き出す声とrevengerがキレたような音が聞こえた

 

「ふふ、君は面白いな先生。さて?どうするrevenger?挑戦者が現れたぞ?」

「私も、Doctorも準備は完了です!後はrevengerさんだけですよ?」

 

 

 

「………大口叩いたんだ、楽に死ねると思うなよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「うーん、言葉遣い0点。勉強し直しだね」

「revengerさん、先生は目上の方ですよ?わかってますか?」

「……ごめんなさい」

"あっ、うん。いいよ、こっちもごめんね。"

 

 

 

締まらない始まりである

 

 

 

 

 

===================================

 

 

 

revengerが特殊スキルを発動する

 →真銀斬

 →オーバーロード

 →スカルクラッシュ

 →イラプション

 →般若

 

 

===================================

 

 

 

"ホシノ!距離を詰めて!"

「revenger、強打」

 

「逃がさないよ〜?」

「うっ、とおしい!!!」

 

ホシノが盾を構えrevengerに急接近する、シールドの様なモノを展開している今生半可な攻撃ではホシノを動かすことはできない

しかし、revengerはいつの間にか持ち替えていたハンマーでホシノを盾ごと強打する。

 

大型の機械同士が凄まじい勢いで衝突したかの様な爆音

 

ホシノは強打の勢いを殺し切れず吹き飛び

revengerは攻撃の反動で弾き飛ばされた

 

「っ痛。も〜構えてたのに〜。ちょっと強すぎない?」

「チッ、面倒くさい!!」

 

 

「避けろ、revenger」

 

「逃がさない」

 

通信機越しに聞こえるDoctorの回避の指示

その一瞬後に襲いかかる紫の流星群

 

 

「ごめん先生、ホシノ。当てられなかった」

「こっちこそごめんねー。弾き飛ばされちゃったよ」

"いや、彼女の手数を正確に理解してなかった私の落ち度だ。修正する"

 

 

「revenger」

理解し(わかっ)ている」

 

 

 

"来るよ2人とも、避けて"

 

 

ハンマーから刀へ獲物を持ち替えたrevengerが構える。

それは戦闘開始から何度も見た構えだ。

扇状に広がる間合い、飛来する斬撃、銀色の剣線

遮蔽物は意味を成さず、シールドであっても上から叩き切られる

 

しかし、

 

 

 

「私の間合いの方が広い」

 

迫る斬撃の範囲からバックステップで逃れ、終幕:デストロイヤー(愛銃)を構える事を選んだヒナ

 

 

 

「隙が無いわけじゃないよねぇ」

 

迫る斬撃を避けながら距離を詰め反撃に移る事を選んだホシノ

 

 

一振り目、横薙ぎに振るわれた銀の剣線を体を低くする事で回避しながら距離を詰める

 

二振り目、上から下への振り下ろしは一回だけにも関わらず、爪のように並んだ斬撃を範囲から外れることで回避する

 

三振り目、回避先を読んで袈裟斬りの要領で振るわれた斬撃に対して、盾を添える。受け止めるでも代わりに切らせるでもない、盾の表面を水が滑る様に、なめらかに、僅かに軌道をずらし斬撃の上に行くことで回避

 

 

 

「想定内、だっ!!!」

 

 

 

四振り目、迫る刀を目で捕らえながらEye of Horus(愛銃)を相手の腹に向ける。

スローモーションになる視界、迫る致死の一閃

しかし、刀のみを狙って放たれた魔弾がそれらを否定する

折れない刀もそうだが、衝撃を喰らいながらも刀を手放さず片手で握るrevengerもまた見事という他ないだろう。されど、強者の戦いにおいてその隙は致命的だ

 

 

「グゥうう、ガアァァァア!!!!」

 

 

超至近距離で放たれた弾丸の痛みを、叫ぶことで無理矢理無視しながら空いた片手で殴りつける

砕ける大地、飛び散る破片。そこに先程まで懐に潜り込んでいた不届き者の姿はない

 

 

 

かつて、あらゆる敵を一刀の元に切り伏せ、その手に持つ銃で打ち抜き、今日まで敵がおらず衝動を持て余していたrevenger

 

そんな彼女の前にいるのはキヴォトス最高の神秘・小鳥遊ホシノとゲヘナ最強の風紀委員・空崎ヒナ

そしてそれを指揮しているのはシャーレの先生

 

 

認めよう

これは、負けるかもしれない

だが

だが!!

だが!!!!

 

「まだだ、まだまだ行ける!!血湧き肉躍り刀が燃える様な!そんな闘いを!!!私は望んでいた!!ならば、倒れてる暇なんて無い!!!貴様らを強者と認めたんだ、最後まで付き合って貰うぞ!!」

「そっちこそ、張り切りすぎてバテないでよ?」

「面倒くさいけど、付き合ってあげる」

 

 

 

闘いは終わらない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……revengerさんが張り切ってますね。私も頑張らないと」

 

「ボーっとしてていいのかぁ!?!?!」

「そんな隙を与えるつもりありません」

 

「!さすがに速いですね、はあッ!!」

 

 

戦場は移る

コードネーム・black rabbitと呼ばれる少女はコールサイン00・美甘ネルとコールサイン04・飛鳥馬トキを相手取っていた

 

 

「ああもうクソ!やりずれぇ!」

「別に私1人でも戦えるのでネル先輩は後ろで休憩されていても構いませんよ?」

「あぁん?!誰が疲れたって?お前こそアビ・エシェフ(それ)もうスクラップ寸前じゃねぇか、そんなんでやれんのか?」

「愚問で「貴女たちの考えは、お見通しですよ?」来ます!!」

 

 

 

black rabbitの背後、戦闘開始から出現した黒い謎の紋様

そこから射出される黒い球

銃弾では無いものの速度はほぼ同じ、実態を持っていないのか迎撃しても構わず突き進んでくるソレに2人は回避するしかない

しかし、何よりも厄介なのは

 

「秘杖・反重力」

 

「また来た!ヒマリ!アレ、なんだ?!」

「俄かに信じがたい事ですが、結論を述べるなら重力です」

「重力ぅ?何言ってんだ」

「ですがそうとしか説明がつきません。トキのアビ・エシェフのパーツが不自然に宙に浮いて、被弾した貴女たちが空に浮くほど軽くなる。一番近いのは重力なんですよ」

「彼女は所謂、神秘が強い。ということでしょうかヒマリ部長」

「その通りです。別の戦場にいる小鳥遊ホシノさんがキヴォトス最高の神秘である、と以前小耳に挟んだことがありましたが……彼女の方が「神秘」の扱い方が上手いと言えるでしょう」

 

 

black rabbit

危機契約運営チーム内で一番幼い彼女は、しかしその能力から戦闘において脅威的な存在になる、正しく異能を保持するもの

周囲の重力の変化

結界を展開し物理的な防御力を上げる

聖域を開き神秘的な攻撃に耐性を得る

周囲の環境を硬質化させ

地獄の業火を思わせる火炎で攻撃もしてくる、後方支援の万能者

 

ネルとトキの役目はblack rabbitをrevengerと合流させない事

こちらの環境に好き勝手干渉して、相手は特に変わらず耐性を上げる、なんて事をされ続けていれば、どれだけ力を合わせても攻撃が届かない

だからこそ、2人で戦っているのだが…

 

(チッ、手数が多すぎる!あの獄炎もそうだが、黒い球も鬱陶しい!隙を見つけて攻撃しても妙に硬くなりやがる)

(攻撃自体は当たる隙がありますが、防御を抜くほどではない。それが期待できるアビ・エシェフの砲撃は準備に時間がかかる。)

(反重力に普通に対応してきた……スピードが速いから私では完璧に対応できていない……Doctorならなんとかできたのでしょうか…でもDoctorで先生を抑えていないと戦況が不利になるのは確実。やっぱり私がなんとかしないと!)

 

 

 

「私は倒れません!貴女達を突破して、2人の元へいきます!」

 

その宣言と共に攻撃の速度が増す。

特殊な攻撃の使用頻度も増したようだ

 

 

「ハッ!見た感じあたしより年下みてぇだがいい覚悟じゃねぇか!気に入った!とことん付き合ってやるよ!!」

「ネル先輩。付き合わさせてるのは私たちです。」

「うるせぇ!こーゆーのはノリなんだよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

苛烈さに燃え上がっていくこの戦い

果たして最後に立っているのはどちらの陣営か?

それはまだ、誰にもわからない

 

 







本編はこれで終わりです
気が向いたらオマケの投稿をするかもです

読んでいただいてありがとうございました。

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