神木憑依 作:覚悟ガンギマリマン
僕は神木ヒカル。
突然だけど僕の話をきいてほしい。
僕には双子の兄がいるんだけど凄く優しいんだ。
僕が何か欲しいって言ったら条件付きだけど少ないお小遣いを使って買ってくれるし、僕が兄と遊びたいって言ったらいいよって言ってくれる。
そんな兄だけど良くわからないところで怒る時があるんだ。
ある時僕はいつも優しい兄に恩返しがしたくて兄が欲しいって言っていたスマホを買ってあげたくてお母さんの鞄から財布を取ったんだ。
それでスマホを買いに行こうと思って外に出ようとすると兄が部屋に入ってきた。
兄は部屋に入る瞬間までは笑顔だったんだけど僕を見たとき正確には僕が持っていたお母さんの財布を見て直ぐに兄の顔が険しくなった。
僕は調子が悪いのかなって思って兄に
「兄ちゃんどうしたの?」
って聞いたら兄はもっと深刻な顔をして言った
「…なぁ。ヒカルその手に持っているのはお母さんの財布か?」
「うん?そうだよ?」
「…何でヒカルがお母さんの財布を持っているんだ?」
「うんとね、兄ちゃんが前スマホ欲しいって言ってたでしょ?だからねお母さんのお金で買ったあげようと思ったんだ」
「…はぁ、ヒカルそれは良くないことだ。確かに俺はスマホが欲しいと言った。だけどなヒカル。今持っているお金は誰のお金だ?」
「?お母さんのだよ?」
「じゃあ何でヒカルが使おうとしているんだ?」
「うーんとね。僕、お金そんなに持ってないからスマホ買えないでしょ?でもお母さんならお金いっぱい持ってるでしょ?だからお母さんのお金で買うの」
「ヒカル。それはなダメなことなんだ。人のお金を盗んで使うのは泥棒と一緒だ」
「なんで?僕は兄ちゃんのためにやってるから泥棒じゃないよ?それにお母さんのお金も家族だから共有でしょ?」
「…ヒカル。俺はお母さんのお金で買うんだったら俺はお前を嫌いになる」
「なんでっ!それはダメ!」
「だったらお母さんの財布を戻してきなさい」
「ぶー。わかったよー」
って、こんな感じで怒ってきたんだ。
良くわかなかったけど兄に嫌われるのは嫌だから仕方なく従ったけど本当はスマホを買って兄に褒められたかっただけなのに…
まぁ今はララライに所属して稼いでるからスマホくらい買えるんだけどね。
兄はと言うと、ララライの裏方で活躍しているお陰かスマホなんて直ぐに買ってたけど。そんな兄だが現場に居ると役者たちが凄くやりやすいって社長から高評価を受けていた。流石は自慢の兄だ。
因みに僕も同世代から見たら僕もかなり落ち着いている方らしいけど双子の兄はもっと落ち着いて大人びている。
そのせいで兄は同世代の女子は勿論、二十歳くらいの人にもモテモテだ。
兄は満更でも無さそうだけど僕としては絶対に知らない女なんかと付き合わないで欲しい。僕だけの兄なんだ。
なのに、なのに…この阿婆擦れが僕の兄を襲いやがった。正直殺してやりたい、けど駄目だ。そんなんじゃ僕の気が収まらない。だから、この阿婆擦れを徹底的に壊す。
一年後しっかりとあの女の人生を壊した僕は真っ先に兄に報告しに行った。
これであの糞女の人生は終わったよ!だから安心して兄ちゃん!!
って言った。そしたら兄は数年前の僕が母親の財布を取った時にしていた顔をして
ごめんな。
と、言われた瞬間が今も忘れられない。
何でかって?あの時の兄さんの顔がとても綺麗にみえたんだ。小さい時は不満があってしっかりと兄さんの顔を見ていなかっただから特になにも思わなかったけど、この時の僕は褒めて貰いたい一心で復讐をした。
…けど今は、あの時の後悔と悲しみそして少しの諦めが混ざった顔を越える顔が見たいが為にアイを騙して妊娠させて協力者を作った。
そのせいで兄さんに外国に飛ばされてしまった訳だけどね。
ま、別にいいよ。時間はたっぷりあるしね。
…ただまぁ、兄さん僕は早く兄さんの顔が見たいからね。
だから待っててね。兄さん
神木(兄)覚悟完了
追記
チャート通りに進んでいた筈なのに早く神木ヒカルを飛ばしてしまったのを気づいたので修正しました。
なので次は原作軸から始まります