聖園ミカに転生した男の話 作:本当に先生は聖人なのか?
トリニティ領内:
悪夢は一つの報告を受けた所から始まった。
〝トリニティの生徒が1人、迷い込んで来た。対応を求む〟
珍しい事ではあるが、無くはない。確保されたトリニティ生をマダムの元へと連行するだけの簡単な仕事だとその時は思っていた。
報告を受け引き渡し場所へ向かう最中、ふと違和感を覚えた。
「静か過ぎる…」
地下墓地内がまるで一切の生物が死滅したかのような静寂な雰囲気を放っている。
いつもならば巡回している筈のアリウス生の姿もここに来るまで一切見掛ける事がなかった。
「聞こえるか?応答願う」
嫌な予感がする。そんな感覚を裏付けるように確保に向かった隊員から返答が来ることは無かった。
走る事数分。通路の先から何かを引き摺る様な音が聞こえてくる事に気付き立ち止まる。後ろを振り返り隊員の3人とアイコンタクトを取り銃を構え、通路の角から顔を出すとその先にはアリウス隊員の襟元を掴み引き摺りながら歩く1人の少女がいた。
「〜♪」
その女は
「止まれ」
「トリニティのお嬢様が一体何の用だ?」
相対したその瞬間、相手の姿が視界から消え部隊長の意識は失われた。
「「敵襲!敵襲!」」
ベアトリーチェの指示により、慌てるアリウス生を引き連れ異常発生地点に向かっていたアリウススクワッドだったがその最中、ある違和感に気付いた。
「リーダー…」
「ああ…隊員の数が減っている」
気付けば連れて来ていたアリウス生の殆どが居なくなっていた。
「姫、気を付け…ッ!?」
周りを見回すとすぐ近くに居たはずの
「一体…ッ」
「動かないで⭐︎」
「ッッ!!」
声に反応し振り返ると誰も居なかった筈の場所に1人のトリニティ生が立っていた。
首に腕を回されている
「一歩でも動けばこの子の首、捻じ切るから 」
「そんな事…」
「出来ないと思う?」
「だったら試してみれば?」
そう言う女と目が合った瞬間確信した。
(この女は
どちらに転ぼうが別に構わない。そう思っているであろう淡々とした目にサオリはゆっくりと武器を置き両手を上げた。
「分かった!抵抗はしない!だから姫だけは…」
事態が飲み込めず、反応が鈍いミサキとヒヨリにも武器を捨てさせる。
「そのまま這いつくばって⭐︎ 」
言われた通りに伏せると、女は警戒する事もなくスタスタと歩き近付きながら口を開いた。
「眠っている間に全部終わるから」
終わるとは何が…そんな疑問を口に出す前に頭に衝撃が走り錠前サオリは意識を失った。
サオリが目を覚ますと周囲を大量のトリニティ生が走り回っていた。
慌てて立ち上がろうとしたが足に力が入らない。何も出来ずに座り込み辺りを見回すが見知った顔が見当たらない。呆然としていると自分達を気絶させたであろう女がこちらに向かって歩いて来ているのが見えた。
「目、醒めたみたいだね」
「皆は…皆は無事なのか!?」
「今は救護騎士団の詰め所で寝てるよ」
「貴女で最後だったんだけど…立てる?」
首を横に振ると肩の上に担ぎ上げられた。
「…すまない」
「そもそもの原因は私だから気にしないで⭐︎」
そう笑う彼女からは先程相対した時に感じた恐ろしさは一切感じない。緊張が解れるのと同時に一つ懸念がある事を思い出した。
「その、マダムは何処へ?」
「殺したよ」
「…」
「徹底的に分解したからもう復活は出来ないと思うな」
「…」
「他に何かある?」
「いや、ありがとう…ございます」
自分達アリウスの生徒にとって絶対的支配者であり、恐怖の象徴であったマダムを事も無げに殺したと言う少女に思わず敬語になってしまう。
「アナタ達アリウスの処遇は私の派閥が預かる事になったから」
「大変だったんだよね〜五月蝿い横槍を黙らせるの。一人一人
「さ、着いたよ」
急いで張られたであろう仮テントの入り口を通ると眠っている3人の姿が見えた。安堵する暇も無く、空いていたベッドにサオリは降ろされる。
「それで貴女達ってこれからやりたい事とかある?」
「やりたい事?」
今までの人生は、皆を守り一日一日を生き抜く事しか考える余裕は無かった。その苦しみから急に解放された今、自分に一体何が残るのだろうか?
「分からない…です」
「そっか。じゃあアリウス高の生徒会長になって貰えるかな?」
「連邦生徒会には届け出てるから。じゃあよろしくね⭐︎」
そう言い残して立ち去る少女を錠前サオリは呆然と見送った。
良くある辛口評価
ミカである理由が分からない→あらすじを読みましょう。ミカ以上にフィジカル強い生徒が他にいますか?
最早ミカじゃないオリ主じゃん→憑依なのでそもそもミカじゃないです
先生ですがアニメ先生にしようと思ってるんですがどっちが良いですかね?
-
アニメ先生でも良い
-
好きにすれば良い
-
アプリ先生で