聖園ミカに転生した男の話 作:本当に先生は聖人なのか?
時は聖園ミカがマダムと邂逅する直前まで遡る。
「やはり止められませんか」
誰もいない玉座で1人ベアトリーチェは呟く。
普段アリウス生に対し絶対君主と崇められ恐れられている彼女であるが、その日ばかりは焦燥を隠せずにいた。
彼女は常に領地の全てを掌握し監視している。だからこそ異変に気付いたのは誰よりも早かった。違和感を感じ侵入者を確認した瞬間、観測した膨大な神秘。
ヒトという小さい身体に強引に神秘を詰め込まれたかのようなその密度は、体外に漏らさず隠していても一瞬で知覚する事が出来た。
「これは…トリニティの制服…」
顔を確認しようと目を凝らした瞬間、ベアトリーチェは気付いた。
(こちらを観測している?)
その黄金に輝く瞳は視線を一切逸らす事なく
蛇に睨まれた蛙の様に固まるベアトリーチェであったが次の瞬間、その場にある全ての観測器具が破壊された事で硬直が解ける。
「ここから逃げッ…」
(…逃げる?)
逃げ込む場所はある。ゲマトリアの拠点に行けば保護はして貰えるだろう。だがそれでどうなる?
本来大人に搾取されるべき子供から逃走し、数十年の成果をドブに捨て見下している奴等に助けてくれと頭を下げる?
(あり得ない…!)
だが何か手を打たなければ
「中途半端にはなりますが儀式を…」
ロイヤルブラッド連れて来させる為にアリウス生を呼ぼうとした次の瞬間、扉が消し飛んだ。
「やっほ〜⭐︎」
少女はまるで友達の家に尋ねる様な気軽さで扉の残骸を乗り越え姿を現した。
その可憐な衣服には一切の汚れが無く、武器の一つすら持っていない完全に手ぶらの状態である。
正体を知らなければ箱入り娘のお嬢様が迷い込んできたのかと勘違いしそうな見た目であるが、ベアトリーチェはアリウス生を薙ぎ倒す彼女の姿を先程見ている。
「何故ここへ?」
「同情?義憤?どちらにせよ的外れです」
「ここはアリウス自治区。トリニティの生徒である貴女の出る幕ではないでしょう?」
「んー…アリウスの生徒の受けてきた待遇は正直どうでも良いかな」
「だから今日は警告だけするつもりだったんだけど…」
少女は言葉を止めベアトリーチェの顔を見た。
「色彩に接触するつもりだったよね?」
「アナタ何様?」
薄暗い部屋の中でもハッキリと見える輝く黄金の瞳には強い怒りの感情が浮かび上がっていた。
「ここはアナタ達の世界じゃない。それを忘れてないかな?」
「思い上がったキヴォトスの〝癌〟にケジメを付けさせる。ただそれだけの話だよ」
次の瞬間、ベアトリーチェの視界が回った。遅れて首の無い己の肉体と近くに立つ少女の姿が目に入る。
「いつの間に私の首を…」
疑問に答える声は無く、目前まで迫る拳を最後にベアトリーチェの意識は途絶えた。
拳を振り下ろした状態で静止する聖園ミカは後ろを振り返る。
「それで?アナタは誰?」
「失礼しました。私は『ゲマトリア』のゴルコンダ…」
「マダムを未だ物語に必要な
「返す訳ないじゃん⭐︎」
「…私は様々な道具を生産しています。それを使えばあなたを殺す事も…「やってみれば?」
「その前にアナタが死ぬけどね」
「……」
「アナタ達ゲマトリアはキヴォトスにとって有益だから
「その事を肝に銘じなきゃ⭐︎」
いつの間にか姿を消していた少女は
「ね?」
ゴルコンダに従う以外の選択肢は残されていなかった。
「そうそう。パテルの子達を召集してくれる?」
「場所?
「あ!燃やしたい
最初に厳しい評価を頂いてしまったのでこの作品はお蔵入りかな?って思っていたんですが、その後高評価を頂けたので続きました。次はアビドス辺りになる予定です
先生ですがアニメ先生にしようと思ってるんですがどっちが良いですかね?
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アニメ先生でも良い
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好きにすれば良い
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アプリ先生で