君(キヴォトス)なんかゲームと(雰囲気)違くない? 作: 奥床式住居
なので、今日はこの18時の投稿と21時投稿の2話分投稿をしたいと思います!いつも楽しみにして下さっている方々は本当にすいませんでした。
2話連続投稿(2/1)
「それで、トオルはなんでアビドス砂漠に居たの?」
対策委員会の部室で先生に説明を求められる。トオルは長机で1番目立つ1人席に座らされ、事のあらましを尋問されていた。
ちなみに、キチンと対策委員会の皆の前には空になったお弁当が置かれており、そんじょそこらのコンビニ弁当とは比べものにならない位の食欲を掻き立てる匂いの残滓が部室を満たしていた。
それもその筈、
話が逸れたが、説明をしなければいけない。どうやって誤魔化そう、もう既に俺という異物のせいで元々知っている未来の流れが少しだけでも変わっているかもしれないのに、ここで「俺は未来が分かるんだ~」なんてセイアちゃんみたいな事を言ったら完全に未来が俺の知らない方向はと変わりかねない。その変化が良い方か悪い方かは分からないが、ここはキヴォトス。ゲームのストーリーの結果一応ハッピーエンドにたどり着けただけであって少しでもピースが欠けてしまうとバドエンスチルみたいになってしまう、つまりバッドエンドに変化する確率の方が高い。
……ん?また話が逸れてる……?ハハッ!んな馬鹿な!
……本当だ。
ええい!もう口から出任せだあ!
「えっと……何となく、勘で……?」
はいしゅーりょー!解散、解散!
「勘?」
「あ、あはは…………やっぱり信じて貰えませんよね……でも、信じて貰えなくても良いんですよ。敵意が無いことが分かって貰えるなら。」
帰りたい、帰ってベッドの上でゴロゴロしたい……はぁ、なんで俺こんな事してんだろ……やっぱり無鉄砲っていうのは何時でも何処でも駄目だなあ。
「信じるよ、私は先生だから。先生である私が生徒の事を信じてあげ無いといけないからね。」
「うわっ眩しい。」
後光がッ!後光が差してるッ!なんだこのイケメン、聖人か!?こりゃ惚れるわな、爽やかボイスとイケメンフェイスそして包容力のある心、俺も惚れたかも。……でもシロコの汗の匂いを嗅いだり、イオリの足舐めてたわ。なんとか理性は保たれた。
「眩しい……?」
「いや、こっちの話です。取り敢えず先生には信用して貰えた様ですけど、アビドスの生徒の皆さんに信用して貰わないといけないって事ですよね?う~ん、どうやったら信用してくれます?」
「先生が信じるって言うなら、私からは何も言わない。でも、何か怪しい事をする様なら容赦しないよ。」
「シロコちゃんと同じく、先生が信じるなら私は何も言いません~。」
「私もっ、トオルさんにはまだ怪しいと思いはしますけど……先生が言うなら、信じます!」
シロコ、ノノミ、アヤネが俺の事を信じてくれるらしい。
「おお、さすが先生。凄すぎる、今度高級牛肉持っていきます。」
「もってこなくて良いよ???」
「私は信用し無いんだからね!ヘルメット団を倒してくれた事には感謝するけどそれ以上の事は何も信用して無いんだから!」
「セリカちゃん、お弁当から視線を離せていませんよ☆」
「ノ、ノノミ先輩!」
「……!」
思いついたぜ、ここから対策委員会の皆に信用して貰う方法をなあ!
「1つだけ、提案したい事があるんですけど良いですか?」
和気藹々と談笑していた対策委員会の面々と先生の意識が一斉にこちらへと向く。
「俺に、アビドスの売店を任せて貰えませんか?」
アビドス編、どれくらいはっちゃけて良いのかイマイチ掴みきれてない……