君(キヴォトス)なんかゲームと(雰囲気)違くない? 作: 奥床式住居
おかしい、21時までに書き終えて予約投稿した筈なのに……おかしい……。
私のミスでした。本っ当にすいませんでした。
2話連続投稿(2/2)
アビドス砂漠の熱風を体全体で受けながら、所々割れて砂に埋もれている道路の上をバイクで走る。
砂の霧で視界が悪い、ライダースーツの中に熱が籠もって嫌な湿っぽさが体に纏わり付くような感覚に陥る。
「提案を受け入れて貰ったのは良いんだけど……」
これからどうするか、ここからどうなるか、その全てが未知数だ。
………………このキヴォトスという世界はゲームで見ていた様な『青春』を送れていない生徒も一定数いる。その総数は決して少ないとは言えない程の人数で、その中でも本当に少数の生徒は死んでしまう様な事も偶に起きてしまっている。挨拶の代わりに銃弾をブチ込んでくる奴だっているんだ、そりゃ死人だって出る。
もう俺は
話を戻して、前回の「アビドスの売店を任せて貰えないか?」という提案はなんとか通ったし、もう何回かは届けた。
俺からの提案を詳しく話すと、アビドス売店の品揃えと品質を今と同じ値段で更に良くする。というものだ。知らない人もいると思うが、実はアビドス高等学校には売店が存在する。その存在はスケジュールでしか確認出来ないが、もしスケジュールに書いてある売店がちゃんと存在するならばこの提案は彼女たちにとっても悪くない提案だろう、記憶に間違いが無ければアビドスの売店は対策委員会の皆の憩いの場?人気スポット?的な場所だった筈だ。それに、実質今よりも安い金で今まで以上の質と量のあるものが買える事が本当なら現在のアビドスなら受け入れざるを得ないだろう。
まあ、そうやって定期的にアビドス高等学校へと通う理由が出来た。そして少しずつ彼女たちとの信頼を順調に稼いでいっている……筈だった。いや、”大体は”その通りだ。
ホシノだけが中々警戒を解いてくれない。
表面上は俺の事を受け入れてくれているが、偶に俺を品定めするかのようなホルスアイを向けてくる。それに気付いた時にはもう鳥肌がたったね、まじ怖かった。
シロコもノノミもアヤネもセリカも先生も俺の事を信用してくれている中で、どうしても俺が怪しく見えているんだろうか。黒服の雇ったスパイだと思われてる?後輩達の善意に漬け込む詐欺師?それとも……?
全て明かしても良いが、俺は真っ当な方法を使って他の業者よりも安く多く仕入れている。特別なコネってやつだ。
だから詐欺師な訳じゃないし、俺から最初の提案以上の対価を求めたりするつもりも無い。やはり、どれだけ考えてもファーストコンタクト以降はなにも怪しく無いはずだ。
悶々としながらアビドス高等学校へと向かっていると、1通の電話がかかってくる。
「先生からか……もしかしなくても、このタイミングに起こる事件と言えば……」
そう独り言を零しながら電話に出る。
「もしもs『トオル、ちょっといいかな?ホシノについての事何だけど……』
やっぱり
『あれ、トオル……?』
「ん?どうかしましたか?」
「もしかし無くても、今スクラップに乗りながら電話してるよね?」
「そうです、け、ど……あ。」
「まずは止めてから話そうか?」
「ッスゥー……はい。」
これは色々と話が長くなりそうだ。