もしも『アイ』ではなく『アクアとルビー』が殺されていたら…   作:あえch

1 / 28




愛情の始まり 平和の終わり
双子の星は運命と共に


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お腹を痛めて産んだ、私の双子。

私は、そんな我が子をぎゅっと抱きしめる。

 

「ルビーは甘えん坊さんだねぇ〜、アクアもほら!恥ずかしがらないの!」

 

綺麗な赤い瞳と青い瞳に私の姿が映って。

 

(こんな日々がずーっと続くといいなぁ〜)

 

私は幸せに浸るように、噛み締めるように、目を細めた。

次の瞬間、ルビーが腕を目一杯広げて満面の笑みを作る。

そして、世界一可愛い我が子は、小さな顔で大きく口を開いた。

 

「ママ!今日はドーム公演でしょ!絶対行くからね!」

 

「ルビー良く覚えてたねぇ〜、アクアは来てくれるのかな?」

 

私は元気いっぱいのルビーに負けじとにっこり微笑む。アクアは私たちとは対照的に目を細めて…

 

「当たり前だ。このドーム公演が楽しみで決まった瞬間、メモ帳に予定として書き込んだんだからな」

 

「アクア文字書けるの?凄いねぇ」

 

「あ、いや、偶々YouTubeでな…」

 

(うちの子供達は天才だなぁ〜。私なんて、すぐ越されちゃうのかなぁ)

 

なんて贅沢な悩みだろう。目を瞑った瞼に大きくなった二人が映る。

腕に乗る柔らかい重みを忘れて、柄にも無く浸ってしまって…

そんな私の携帯が、ブルルッという音で電話が来ることを知らせる。

 

私は、反射的に、二人をベッドに下ろして携帯を手に取る。

 

「あ、社長からだ」

 

携帯に付いていた連絡は、社長の名前。

ドーム公演前の連絡ということで少し嫌な予感がしてたんだけど、それはどうやら考えすぎだったようだ。

 

「ドーム公演の前にダンスの練習をする。だから、お前だけ少し早めに来い。子供はミヤコに迎えに行かせるから」

 

「えぇー、一緒に行きたかったのにぃ」

 

私は、ベッドに座る我が子を瞳に映す。

そして、不機嫌に頬を膨らませる。

もっと一緒に居たい。世界一可愛いアクアとルビーを見ていたい。そんな思考が巡る。

しかし、ミヤコさんが居ない時に三人で出掛けるとリスクがある。これは、私でも分かる事実だった。

 

頭を冷静にして、なるべく嘘で繕って。

身長の低い二人に膝立ちで視線を合わせて…

ルビーが悲しまないように、私は優しい言葉を並べていく。

 

「ルビー?アクア?私、ちょっと早めに家を出なきゃ行けなくなっちゃったからお留守番出来る?お昼寝してても良いからね、そしたらすぐミヤコさんが来てくれるみたいだから」

 

そう言った私に、案の定ルビーが涙目…

 

「ママ?ドーム公演終わるまで会えないぃ?」

 

(うちの娘きゃわ過ぎるぅ…行きたくなくなっちゃうよぉぉぉ)

 

可愛く悲しむルビーと、狼狽える私。

そんな二人を見て、呆れたようにため息を吐く男の子。

 

「ハァ、お前な?俺たちがアイの足引っ張ったら元も子も無いだろ?」

 

なんて頼もしいお兄ちゃんだ。これなら、ルビーも大丈夫そうだ。

 

「ふふっ、ルビー?公演前に時間取るからそこでまた会おっか」

 

研究した笑顔。本当は私だって離れたくない。

そんな私の言葉と顔で、良い意味で単純なルビーは、また大きな笑顔を咲かせてくれる。

 

「ママ!約束だからね!」

 

「うん!約束!」

 

元気な会話を残して、ルビーの小さな手と小指を絡ませる。

そして、ゆっくりと上下に揺らしながら、メディアの時とは違う少し囁くような、優しく包み込むような声で約束を強固にしていく。

 

「指切りげんまん嘘付いたらアクアにおーっぱい揉ませちゃう、指切った!」

 

私は、大きな声で宣言する。同時、部屋に広がる数秒の沈黙。

静かな沈黙。しかし、その空気とは対照的に、私の帽子とサングラスを持ったアクアの顔が茹蛸のように赤くなっていく。

 

ふふふっ。アクア、油断してたなぁ〜笑

 

「ちょっ、勝手に、そんなこと……はぁ、アイもルビーも、絶対約束破んなよ!」

 

「流石にお兄ちゃんのそんな姿見たくないから、私は嘘つかない!」

 

「ふふふ、私は揉ませてあげても良いんだけどねぇ」

 

私は、アクアが持ってきてくれたサングラスと帽子を受け取る。

そして、口を開いて……

 

「じゃあね〜何かあったらミヤコさんに言ってね」

 

「「いってらっしゃい!」」

 

私は無意識に、ルビーと絡ませた小指をじっと見つめる。

じーっと、じーっと。

なんだろう、この感じ。すごく心地良くて、今まで感じたことがないほど心が温かい。

 

(嘘吐かないって、こんな感じなのかな…)

 

ポカポカと心が温まっていく。

広いドームの中、二人を探すという行為。

それが、今から楽しみで仕方ない。

私は『サインはB』の鼻歌をとてつもなく青くて広い空に奏でていく。

広い、広い空に、何かが隠れていても気付かないほど広い空に、私は幸せを奏で続けたんだ。

 

 

 

 

 

「ねぇ、お兄ちゃん?」

 

「なんだ、楽しみで昼寝出来ないのか?」

 

アクアは分厚い本を手に取ると、早いペースで読み進めていく。

そんな異様なはずの光景に慣れているのか、はたまた呆れているのか、ルビーはお構いなしに言葉を続ける。

 

「そうだよぉ〜ママのドーム公演だよ!あぁ〜ほんと私たち幸せすぎるよね!!!」

 

「あぁ、そうだな…しかも、きっと特等席用意してくれてると思うぞ」

 

「うわぁ〜、楽しみすぎるんですけど!」

 

隠し子として生まれた二つの命。

不便なこともあった。苦しいこともあった。

しかし、それでも、我が子に幸せと言ってもらえるほど、アイという光は強烈で儚かった。

 

アイのこれまで、そしてこれからの希望を語る二人に、時間なんていう概念は存在しない。

 

「それでね!ママのすごいところはね!」

 

「お前、そんな声出してたら眠くなるぞ」

 

ピンポーン。

 

鳴ったのは、黒いインターホン。

 

「ミヤコさんだ!はぁーい!」

 

ルビーの声。それを物語る、この場の二人の興奮。

アクアは興奮をおさめるために本に夢中。

ルビーは早く行きたいと興奮状態で焦る。

 

熱い、熱い気持ち。

人は、テンションが上がると判断能力が鈍る。

わざわざ椅子を持ってきてドアの覗き窓の確認なんてしないし、取り外す時間をケチってドアチェーンなんて掛けない。

 

ルビーは小さな身長で下の鍵を開ける。

そして、同様に背伸びをして、上の鍵を開けようと試みる。

 

「よいっしょ!うぅ、届かないなぁ。ママにいっつも閉めるのは下の鍵だけで良いって言ってるのにぃ…」

 

そんな妹の姿を見た兄は、本を閉じて背伸びをするルビーの元へ…

 

「それ言ってるのお前だけだぞ?勝手に出ないように上の鍵もアイは閉めてくれてるんだ」

 

「もぉー、細かいこと良いじゃん!今日は早くドームに行きたいの!」

 

ルビーは子供らしくじたばたと足を動かして焦りを露わにする。こいつ何歳だよ。そう思ったが、家族で遊びに行く、そんな日常の一コマだと思えば可愛いものだ。

 

「何ぼけっとしてんのよ。そうだ!本貸して!」

 

「あぁ、良いけど…」

 

(何に使うんだ?)

 

「ミヤコさん待たせすぎたら帰っちゃうからねっと!」

 

この言葉を放ち、ルビーは本を脚立代わりにして鍵を開けようと試みる。

 

(コイツ、人の本を勝手に…)

 

「ほらっ!これで届く!」

 

はぁー。そんなアクアの、子供に似つかわしくない大きなため息が部屋を包み込む。

 

しかし、彼は怒らない。

彼は、まるで星のように目を輝かせるルビーを見る。

血の繋がった家族の姿。

それを見て、微笑んで。まぁ、良いかと。アクアが一つ伸びをした時、唐突に彼の頭に過ぎる『不安要素』

 

(…あれ?ほんとにミヤコさんか?)

 

だってそうだろ?今思えば違和感だらけ。

いつも呼び鈴を鳴らしたらミヤコですよ〜って言ってたはず。

それだけじゃない、合鍵を持ってた筈だし、ルビーがこんなに開けるの手こずってて何も言わないのおかしくないか?

 

悪い方に、悪い方に流れていく彼の思考。

アクアは今にも空きそうな鍵を見つめて、めいいっぱい声帯を震わせる。

 

「ルビー!やめろ!せめてミヤコさんの声を聞いてから…」

 

「そんなに本使ったの怒ったわけ?こんな分厚いんだから…」

 

「良いから離れろ!」

 

「今の私達には1分1秒だって無駄に出来ないの!本については今度ママに相談するからさぁ」

 

ガチャ

 

遂に縦になった鍵。

アクアをそれを見て、まるで滝のように冷や汗を流し、ルビーを退かして、下の鍵を閉めようとする。

しかし、もう遅い。その行動は、無駄になった。

 

瞬間、見えたのは明らかに男の手。

自分たちよりも何倍も大きな男が、花束を持ってフードを被ってる。

 

「だ、誰?どなたですか…?」

 

ルビーがとても細く、淡い期待を持って声を出す。

 

「アイは、居るかな?」

 

「ママ、じゃなかった。アイはここには居ません…」

 

「ルビー何してんだ!早く閉めろ!」

 

「ママ、今お前ママって言ったのか?」

 

ぷるぷると震える男の手。明らかにやばい、嫌な予感しかしない。

アクアとルビーの感じる予感。それは、間違いではなかった。

 

「ルビー退け!俺が閉める!」

 

そう言って彼はルビーの前に滑り込む。しかし、明らかに遅い。

迅速に行動するアクア。しかし、ルビーは、不安そうな顔でまだ気付いていない。

 

「お前らが子供かぁぁァァァァァ!汚い女のガキがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ!」

 

バン!

 

全開に開く扉。

少し冷たい追い風に、振るったナイフがスピードを増して襲いかかる。

反射的か、はたまた兄としてのプライドか。振るわれるナイフから覆い被さるようにたった一人の妹を守る。

 

「お兄ちゃん!おにいちゃん!」

 

「しね…汚物女のぉ、ガキが、しね…」

 

「ごふっ、にげ…ろ…」

 

「やだよ!おにいちゃん!ねぇ!」

 

口から吐血し、背中から血を流し、ぐったりとするアクア。

死の間際、彼の脳裏には、アイにかけてもらった言葉がまるでエンドロールのように流れ始める。

 

賢いね、可愛いね。

 

多くの言葉。

しかし、その中でも、一際強く心に流れてきたのは…

 

「お兄ちゃんとして、ルビーのこと守ってあげなきゃだよ?」

 

もう身体は動かない。当然だ。背中をガッツリ切り裂かれた。これでも医者の端くれだ。医学的にもう動かせないことなんて分かってる。

しかし何故だろう、男が振るう二度目のナイフから今度は腕の中に居るルビーを、彼は突き飛ばして守る。

 

ザシュッ……ビチャッ…

 

「とにかく…はし…れ…」

 

寒い、とても寒い。前世で突き落とされた時は暗いだけで何もわからなかった。でも今は、とにかく…さむ…い…

 

もう、苦しまない。

この時、とある双子の歯車が止まった。

 

「お兄ちゃん?ねぇ、ごめんね?ねぇ!私が悪かったから!」

 

「恨むなら、クソアイドルを恨めよなぁ?アイはどんな顔してくれるかなぁ?もっとグチャグチャにしてぇよなぁ!?」

 

ルビーの体と手に付着した鉄の匂い。

しかし、それは黒ではなく真っ赤な絶望の色。

もう吐血さえしてくれなくなった兄。

そんな彼が、家族が、大切な人が、最後にくれた言葉…

 

『逃げろ』

 

ルビーの身体は、考える前に動いていた。

彼女は、流れる涙を血で汚れた手で拭い、家の奥に逃げ込む。

極度の興奮状態のリョースケは、フラフラとして足取りがおぼつかない。

 

「逃げんなよ!クソが!」

 

(何処に逃げればいいの…?)

 

「クソっ!このガキ邪魔だっ!」

 

もうただの置き物になった骸が、リョースケの足をつまづかせる。

雑に蹴飛ばされたアクアは、サッカーボールよりも勢いよく飛んでいった。

きっと、こんな状態でも、兄としての執念が、アイを悲しませたくないというファンとしての心が時間を稼がせたのだろう。

 

しかし、現実は時に無情である。

 

「はぁ…はぁ…」

 

「おーいつーめた」

 

ビュー、ビュー。強めの風が窓の隙間に流れ込む。

ルビーが逃げ場として選んだのは『ベランダ』

外まであと一歩の所。

 

「上、届かない…」

 

「ガキの身長じゃ無理に決まってんだろうが」

 

ベランダにある高い壁。

子供が落ちないようにと安全に設計されたその壁が、皮肉にもルビーの障害として立ちはだかる。

ピチャ、ピチャ。血で濡れた土足の足がゆっくりと、とてつもなくゆっくりと絶望を奏でていく。

 

殺される、その絶望の瞳に映る一筋の希望。

 

(あれは、お兄ちゃんが持ってた本?)

 

血まみれで、読むという本来の使い道は出来なくなった分厚い本。

そんな本が、ベランダに逃げ込んだ私の瞳に映る。

 

本来の使い道は出来ない本。しかし、そんな本は、私にとっては何よりも必要な物になる。

最後の挑戦。

息を切らして本を拾った私は、壁の前に素早く投げ込み、そこに右足を乗せて筋肉をバネのように上に弾ませる。

 

全てを賭けて、私はベランダの壁に手を伸ばす。

 

「右手、届いた…」

 

私のおでこに当たる希望という名の光。

その光を受けて、私は考える。

 

(今日、ママに前髪セットしてもらったんだぁ……)

 

あれ?なんで私こんなこと考えてるんだろう。

瞬間、ルビーの脳裏に映る幸せのエンドロール…

 

ママと、そして兄と過ごした、幸せの日々。

 

ブスッ…

 

鋭利な鉄が小さな肉を潰して、そして割いていく。

希望は絶望に、ルビーが見たのはまさに走馬灯。

 

「必死で生きてるのに殺される気分はどうだぁ!?」

 

背中を刺されて、うつ向けに倒れる私を掴むと今度はお腹。

ここまで来たら、もう…

 

「でもな?俺はもっと辛かったんだ。辛かったんだぁぁぁぁ!」

 

ブスッ、ブスッ…

 

「うっ…ま…ま…お…に…い…ちゃ……」

 

か細い声で発っそうとした言葉はたった7語、そんな短い言葉だけれど、その言葉が意味するのは、私が知らなかった家族の温かみをくれた大切な人たち。

 

「お前もどうせアイみたいにクソビッチになるんだろ!?そうだろ!だから俺が制裁してんだよ…勘違いするなよ?俺が正義なんだ!」

 

もう返事も反論も出来ない。もう何故だか分かるだろう。答えは簡単、この場に生命が一つしか無いから。

 

返り血が滴り落ちるカーテンの近くで、もう一つの、とある双子の歯車が止まった。

 

それから10分間、リョースケはルビーとアクアをただの肉片にしていく。

そんな地獄は、たった一人の人間が来るまで続いた。

 

「え、ルビーさん?アクアさん?」

 

元気な子供を迎えに来たはずのミヤコさん。

空いていたドアには、幼い子供が肉片になっていく過程が今も続いている。

 

「やべ、見られちまった…」

 

あれだけ子供相手に調子に乗っていたリョースケも、大人が来たら焦り、冷や汗をかきながら逃げ出していく。

返り血で染まったリョースケの肩が、突っ立つミヤコの肩を突き飛ばす。

 

「え、嘘ですよね?だって、昨日まであんなに、今日だって…」

 

この時、この瞬間、誰も知らない歯車が回り始める。

何故こうなったのか。あなたには分かるだろうか?

 

ミヤコさんが迎えに来るのが遅かったから?

社長がアイを呼んだから?

アイが一人で家を出ていったから?

…そもそもアイが子供を産んだから?

……それとも全部?

 

 

 

嘘というのは防衛手段。今ガチで生きていたはずのとある骸が言っていた言葉。

しかし、隠し過ぎれば溜まったものは溢れ、壊れていく。

それは台風の日にダムが決壊するように、ちょっとずつ、ちょっとずつ壊れて、溢れ出していく。

 

この時、この瞬間、何かが、終わりを告げたんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ?お兄ちゃん?ベランダに私が逃げることって分かってたの?」

 

「なんでだ?」

 

「だって投げなきゃ玄関からベランダにあんな分厚い本行かないでしょ?…へへっ、私コ◯ンばりの名推理ぃ!」

 

「まぁな、でも結果的にここに来たってことは、なんていうか…言わない方がいいか…」

 

「……でも!お兄ちゃん最後めちゃくちゃお兄ちゃんだったよ!」

 

「会話になってねぇよ」

 

「…」

 

「…」

 

「ルビー、フード被ってた男が言ってたこと覚えてるか?」

 

「なんだっけ?私、将来クソビッチになるって言われたんだけどそれ?」

 

「それもひでぇけど、それじゃなくて恨むなら『アイ』を恨めってやつだよ」

 

「あぁ、言ってたね。有り得なさすぎて耳に入って無かったわぁ。えぇ!?もしかしてお兄ちゃん恨んでるの!?」

 

「なわけないだろ。寧ろ、俺はアイに恩返しが出来てない」

 

「ふぅーん、私はママともっと居たかった!」

 

「はぁ、やっぱりお前は単純で羨ましいよ…」

 

「へへん!」

 

「おい、皮肉だぞ?」

 

 

「じゃあそろそろ行くか…」

 

「行こ行こ!」

 

「お前、どこ行くか分かってんのか?」

 

「知らないけど、私はお兄ちゃんと居たいの!良いでしょ!」

 

「そうか、まぁ、良いけどな」

 

「……」

 

「……」

 

「なぁ、ルビー?」

 

「お兄ちゃんどしたの?」

 

「感謝してる、アイの次にな」

 

「私は、ママの次にお兄ちゃんのこと大好き!」

 

 

ガシャンッ。アクアとルビーの後ろ姿が、唐突に現れた扉で消えてしまう。それから、二人を見ることは叶わなくなった。

しかし、私は思う。否、確信している。

この二人はきっと、世界一幸せな双子だったのだろうと。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。