輝く星と夢がない少年   作:多音

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17話

「えっ!?若菜さんと米女さんもスクールアイドルに入部したの!?」

 

「そうなんすよ、そうなんすよ〜!涼君が頑張ってくれたおかげで、同じ学年の仲間が一気に2人も入ってくれたっす!」

 

「そうなんだ!なら、これからもっと応援頑張らなきゃだね!」

 

「なんかきな子が僕の功績みたいに語ってますのですが……」

 

「事実だろ」

 

「事実」

 

 きな子が少々オーバーに話してるように感じるので呆れながら四季とメイに話すと事実だと言われてしまったのです。でも、これじゃあ僕が口説いたみたいに見られてしまうではありませんですか……。

 

「涼君2人にどんな言葉をかけたの?」

 

「教えてあげるっす!涼君はメイちゃんに……」

 

「涼君、メイに何を言ったの?」

 

「さぁ……僕は何を言ったか忘れてしまったのですよ」

 

「きな子、その話は秘密にしておいてくれないか?」

 

「分かったっす」

 

「メイがそう言うなら仕方ない」

 

 いや、マジであんなの他の人に聞かせたくありませんでしたのでメイに助けられたのです。メイもそれを分かってくれてファインプレーをしてくれたのだからここは話題を戻すべきなのです。

 

「これからの3人にどうぞご期待くださいなのですよ」

 

「もちろん応援するよ!」

 

「いつかこの3人の中からセンターする人が出てきたりして……」

 

「いやいや、まだまだ先輩達には及ばないっすよ〜!」

 

「否定してるけど顔がニコニコ」

 

「まぁ嬉しいのだと思いますのです。僕からみても3人の人気も上がってきてるしセンター取れる日も近いと思いますのです」

 

 Liellaの応援コメントでも3人の応援コメントがも沢山来てるし、フォロワーも爆増してるみたいですからLiella人気にはしっかり貢献してますので後は技術の問題なのです。まぁ難しいのは流石の僕でも分かりますですけど……。

 

「どこからその自信が出てくるんだよ」

 

「Liellaのフォロワーさんから応援の声が沢山ありますですからね」

 

 僕がLiellaのフォロワーからの応援を教えると確認しだす同じクラスのファンの子。

 

「え?Liellaのフォロワーってこんなに増えてたの!?」

 

「きな子も今知ったっす……」

 

「これ涼が管理してるのも影響してるんじゃなかったか?」

 

「はいなのです」

 

「なんかフォロワー爆増が涼君の手のひらの上な気がして来たっす……」

 

「流石の敏腕マネージャー」

 

 まぁ、最初はよく分からなかったですけどLiellaファンやスクールアイドルファンがどういうものが好きなのか、求めてるのかを把握して来てますですからね。これからもドンドン写真や動画を出していってバズらせますですよ。

 

「なんと……!?Liellaってこんなにフォロワーが居るんですの!?これはオニナッツチャンネルの動画に出してマニーを得るチャンス……マニーですの……マニーですの〜!!ぐぁ!?」

 

「大丈夫!?」

 

「凄い音がなってたよ!?」

 

「だ、大丈夫ですの……」

 

 なんか離れた所でも賑やかになって……いや騒がしくなってきましたのですよ。

 

「こんなに賑やかな場に居るのは初めて」

 

「私もだ……」

 

 このクラスはみんな良い人だし明るいからこれが普段通りではありますですけど四季とメイには賑やか過ぎたみたいなのです。

 

 ──────

 

「あ、リョー良い所に来てくれマシた!ここにある荷物をこちらに運んでくだサイ!」

 

「今来ましたですけど部室がなんで大きくなってるのですか?」

 

「部員も増えましたので、使ってない物置き部屋を部室として使う事を理事長から勧めていただいたんです」

 

「確かにきな子達が入るまでは先輩達の5人だったっすけど、今は9人っすもんね」

 

「今までの広さだと少し狭くなっちゃうから広くして貰ったんだ」

 

 先輩達で活動してた去年からもう倍くらいの人数になりましたですもんね。それは部室拡張の話が出てもおかしくないのかもしれないのです。

 

「男子は涼だけだし力仕事どんどん頼むわよ〜」

 

「なんか僕をこき使おうとしてますのですよ……」

 

「すみれ!リョーを使うなデス!」

 

「あんただって使ったじゃないのよ!」

 

「また始まってるな……」

 

「見慣れた光景」

 

 四季とメイも言ってるがまたクゥすみ先輩の言い合いが始まったのです。後、僕は指示役をしながら自分もやるをやった方が早く終わりそうな気がしますのです。

 

「こらこら、終わったら練習あるんだから早く終わらせるよ!」

 

「はいデス……」

 

「分かったわよ……」

 

「さすがは部長なのですよ」

 

 千砂都先輩の言葉によりクゥすみ先輩。もう部長としての風格がどんどんと出て来ていますのですよ。

 

 ──────

 

「こ、このステップ難しすぎて全然上手く出来ないっす……」

 

「私もだ……ってかなんで四季は余裕そうにしてるんだよ!」

 

 練習が始まり今日から新しいステップの練習なのですがきな子とメイは上手く行かないようで大変そうにしているが四季は余裕そうである。何か経験でもありますのでしょうか?

 

「私も、結構ギリギリ」

 

「さすがのポーカーフェイスなのです……」

 

「昔ダンスを習ってたりしてたの?」

 

「いえ、特にそういった経験は無いです」

 

「デハ、家で他のスクールアイドルの動画を見て勉強をしていたりするんデスか?」

 

「それは……」

 

「恥ずかしがらなくても大丈夫だよ。ここにいるみんなやってる事だから」

 

 確かに他の人のライブなどを観て学ぶというのは基本ですますから実に効率的な練習と言えますのです。実際自分も可可先輩に怒られてからいろんなグループの勉強をしてますですけど学ぶ事や見習いたい事が多いですからね。

 

「でも、メイはもっと凄い事が出来る」

 

 四季の言葉通りだとメイも何か得意な事があるようなのです。

 

 ──────

 

 練習も終わった後、僕らは音楽室に居た。その理由は……

 

「まぁ、このくらいなら……」

 

「メイちゃん凄い!」

 

「これは作曲の新たな力になりますね!」

 

 なんとメイが作曲の即戦力レベルだったのである。これはLiellaの大きな力になる事間違いなしなのです。

 

「む、無理無理。勘弁してくれよ……!」

 

「羨ましいっす!」

 

「メイは……音楽とアイドルが大好き」

 

「なんかピアノ発表会を終えた後の先生とか親みたいなのです」

 

「確かに、子の成長を見守る親みたいね……」

 

 なんでかは知りませんですが四季がメイの親みたいに見えますのですよ……。

 

「それに比べてきな子は……」

 

「そんな事ありませんのです」

 

「涼君?」

 

「歌詞ノートに歌詞を書き溜めてるのだって僕はちゃんと知ってますのです」

 

「あれは……良い言葉が思いついたから書き溜めてるだけで全然使えるようなものではないっすよ」

 

「私のピアノも恋先輩に比べたら全然……」

 

「私のダンスも……」

 

 この3人は良いものを持ってますのに先輩達と比べてしまい自信が無いような気がしますのです。3人が自信を持てるようになるにはどうすれば良いのだろうか。

 

「いいんだよそれで」

 

「入っていきなりなんでも出来たら私達の立場が無いでしょ?」

 

「でも、同じ1年生の涼君は!」

 

「リョーはもう別次元なのでそれも比べてはダメですよ」

 

「僕、例外枠だったのですね」

 

「視たり覚えたりしたものはなんでも出来るんだから当たり前でしょうが」

 

 まぁ、普通ではない自覚はありましたですから気にはしてませんのです。でも、僕の存在が更に3人の自信の無さに影響してたりしたのかもしれないという問題は僕と比べるのは辞めなさいとしか僕も言えませんのです。それに、マネージャーとやってる本人達ではやる事が違いますですしね。

 

「頑張って練習して少しずつ伸ばして行けば良いんだよ」

 

「まだ始まったばかりなのですから焦らずにやって行きましょう」

 

 先輩達からフォローを受けるが3人はまだ浮かない表情をしていた。

 

 ──────

 

 帰り道、僕ら1年組は公園のベンチに座っていた。

 

「あぁ言ってたけど先輩達は凄い人ばかり」

 

「そうっすよね……」

 

「私たちが来年の今頃になったら先輩達のようになれてるのかな?」

 

 メイがそう聞くと四季が端末を取り出し予想データのようなものを僕らに見せてくれる。いや、これどうやって出したのですか……。

 

「到底無理」

 

「うぅ……」

 

「追いつく為にオーバーワークはダメなのですよ?」

 

「でもそれくらいやらないと……!」

 

「確かに追いつくのも大事ですけど、オーバーワークすると怪我に繋がりますのです。それに追いつく事ばかり考えてスクールアイドル活動を楽しまないと観てくれる人に素晴らしさは伝わらないのではないのです?」

 

 

 僕はオーバーワークにならないように言ってみたが3人に上手く伝わってる自信が僕にもない。なんか3人は技術面、僕はサポートする面に自信が持てないのです。その後も4人で話してみたがみんなが納得のいく案は思い付かなかったが楽しむ事は忘れないようにだけもう一度伝えて解散になった。




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