墓地ソース最高!!墓地ソース最高!!お前も墓地ソース最高と叫びなさい!!   作:タスクマネージャ

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第2話 文句無しの黒星

 

 あれから少し調べてみたところ、どうやらこの世界はまんまアニメの中らしい。なんなら原作キャラにも会った。

 それにカードショップでは高レアのカードが数十万で売られていた…。前世のカードが使えてよかった…。

 

 

さて、今日から2度目の学園生活…あそこはデュエルの腕が全て。よってデュエルさえできれば孤立することはない…ハズ…。

 

 …行くか。

 

 

 ~学園に到着~からの教室に入る~

 

 

瀬島「一番乗り…か。仕方ない。一人回しでも「あーっ!アンタ!あのときの!」…久しぶり…。」

 

…はい、この赤髪ツインテールのいかにもツンデレヒロインって感じの女の子が、俺が入学前に出会った原作キャラ「赤宮 楓(あかみや かえで)」だ。カードショップで偶然見つけたから勝負を仕掛けて勝った…だけなのだが、どうもライバル視されている…。楽しいからいっか!

 

赤宮「早速リベンジよ!覚悟しなさい!」

 

瀬島「あー…悪い。先約があってな。」

 

  そう言って教室の入り口に目をやる。

 

天札「よっしゃ一番乗りぃ!…あれ?違う?」

 

瀬島「残念、3番だ。久しぶり、天札。約束の対戦、今から始めるか?」

 

天札「おぉ!ワタルか!久しぶり!早速やろうぜ!」

 

赤宮「ちょっとアンタ達!アタシを置いてけぼりにするんじゃないわよ!」

 

 

赤宮には悪いが結構この対戦を楽しみにしていた。

この世界の主人公相手にどこまでやれるのか、確かめたかった。カードゲーマーというのは大抵がバトルジャンキーなのだ。

 

 

それじゃあ早速…「「デュエル!!」」

 

 

天札「俺のターン!魔法"熱血ソウル"を発動!山札から"熱血"モンスター1枚を手札に持ってくる!この効果で、"熱血バクタロウ"を手札に!そしてそのまま召喚!ターンエンド!」

 

 天札 手札5→4 墓地0→1

 

 熱血バクタロウ

 アタック5000 

 ディフェンス4000

 ブレイク1

 

 バクタロウかぁ…メタられてるな…

 

瀬島「…俺のターン。ドロー。まずはライフ3点を払い"魔神の契約"を発動!3つある効果のうちの2つ目「相手のモンスターを1体破壊する」を選択!バクタロウを破壊!」

 

 瀬島ライフ10→7 手札6→5 墓地0→1

 

 天札墓地1→2

 

天札「…!やるじゃん!バクタロウは相手の墓地のカードの枚数分パワーを1000上げる!ワタルのデッキには刺さると思ったんだけどなぁ…!効果知ってたんだな!」

 

瀬島「カードプールの把握は当然!そして魔法"鬼の巻"を発動!手札から悪鬼モンスターを1枚捨てて山札から2枚ドローできる!俺は"悪鬼コダマ"を捨てて2枚ドロー!」

 

 瀬島手札5→4→3→5 墓地1→3

 

うわぁ…最悪…このタイミングで"悪鬼ラセツ"2枚も引いちゃった…元々手札にあったからこれで3枚…捨てるか…

 

瀬島「悪鬼ブルニオを召喚!登場時効果で手札を2枚捨てなければならない!俺は悪鬼ラセツを2枚捨てる!」

 

赤宮「ちょっと!それアンタの切り札でしょ!何で捨てちゃってンのよ!」

 

だって基本的に1枚しか使わないし…かといって枚数減らして引けないのも辛いし…

 

  悪鬼ブルニオ

  アタック8000

  ディフェンス2000

  ブレイク3  

 

  瀬島手札5→4→2 墓地3→5

 

瀬島「更に魔法"悪鬼降霊"を発動!山札の上から3枚を墓地に送り、墓地から悪鬼モンスターを1体手札に戻す!俺は"悪鬼オロチ"を選択!」

 

  瀬島 手札2→1→2 墓地5→8→7→8

 

瀬島「そして12-8でライフ4点を払って、俺の切り札"悪鬼ラセツ"を召喚!」

 

 

赤宮「相変わらずライフ削り過ぎでしょ…。一手のミスが命とりになるわよ?」

 

 

瀬島「そのスリルが楽しいんだよ!それにラセツには敗北回避効果もあるから安全だよなぁ!」

 

 

赤宮「性格変わってるじゃないの…。」

 

 

俺のデッキは、悪鬼モンスター達で殴りながら墓地を肥やし、悪鬼ラセツでカウンターを防ぐコンセプトのデッキだ。ライフと手札の減りが早いため、短期決戦型…なのだが、魔神の契約を使って手札を貯めてワンショットのプランも取れるのでいろんなデッキに対応できるのだ!最高!

 

 瀬島ライフ7→4 手札2→1

 

天札「出たなワタルの切り札…!」

 

 

瀬島「まずは悪鬼ブルニオでプレイヤーにアタック!」

 

 

天札「魔法は無効化される…けど!カウンター魔法"熱血フレイム"!アタックかディフェンスの値が5000以下の相手のモンスター1体を破壊する!」

 

 

瀬島「…とりあえずラセツの効果で無効にする!」

 

天札 手札4→3 ライフ10→7

 

 

さて、ここは悩みどころだな…相手のデッキが"熱血"なら"あのカード"の発動が負け筋…相手の手札は残り3枚、1枚も判明していない…ラセツの攻撃が通ればほぼ勝ちだが、もしここであのカードを使われると、一気に不利になる…!が、俺の手札は残り1枚。次のターンまでに決めないと確実に息切れする!…よし、祈って殴ろう!

 

 

瀬島「"どこ立ち"だけやめてくれ…!ラセツでプレイヤーを攻撃!」

 

 

天札「残念だったな!ライフ2を払い、カウンター魔法"ど根性で立ち上がれ!"を発動!効果で"熱血"モンスターを復活させる!来い!熱血バクタロウ!さらにこの効果で復活したモンスターはこのターン破壊されない!」

 

 

瀬島「~~ッ!クソッ!ターンエンドォ!」

 

  

  天札 手札3→2

 

 

そう、この"ど根性で立ち上がれ!"で墓地のバクタロウを蘇生される事が1番の懸念点だったのだ…バクタロウの効果は、「相手の墓地にあるカードの枚数×1000だけアタックを上乗せする」というもの。俺の墓地は8枚…今のバクタロウはラセツのディフェンスより高いアタックを持つ。

よってラセツが突破される事が確定してしまった…!

それだけではなく、相手のモンスターが存在する場合は

プレイヤーに対して直接攻撃できない…!せっかくの4点も通らない!あーあ、殴るんじゃなかった!

 

 

天札「よし!オレのターン!ドロー!!来たぁ!オレの切り札!"爆熱血 ムゲンドラゴン"を召喚!」

 

『ようやく我の出番か…さて、鬼退治と行こうか!!』

 

天札の切り札であるムゲンドラゴンが召喚されると、待ってましたと言わんばかりにカードからSD化したドラゴンが飛び出す。TCGアニメ特有のカードの精霊ってヤツだ。

普通の人間には見えないらしいが、転生したからか俺には見ることができた。そういえば赤宮にもなんか憑いてたな。炎の虎みたいなやつ。今のところ見えないフリをしている。強者との戦いは大歓迎たが、世界の危機みたいな面倒事に巻き込まれるのはごめんだ。メインキャラ達が勝手に解決してくれるだろう。

 

 

  天札 手札2→3→2

 

 

 爆熱血 ムゲンドラゴン

 アタック8000

 ディフェンス8000

 ブレイク3

 

天札「攻撃開始!まずはムゲンドラゴンで悪鬼ブルニオを攻撃!」

 

 

天札「そして!ムゲンドラゴンがバトルに勝った時、アタックを+4000、ブレイク+1を上乗せして再び攻撃可能になる!そのまま悪鬼ラセツに攻撃!これで更にアタック+4000、ブレイク+1!これでムゲンドラゴンのブレイクは5!そのままプレイヤーにアタック!」

 

 

   『いざ!必殺ムゲン斬!』

 

瀬島「…あー、その攻撃は通らないぞ?悪鬼ラセツが破壊されたからこのターン俺は敗北しない。だから今の俺の残りライフである4以上の打点は、攻撃は通るがダメージは0に差し戻される。この裁定って結構特殊だから忘れがちだけど覚えとけよ!」

 

 

天札「そうだったのか!?敗北回避なんて珍しい能力だから知らなかった…!」

 

 

赤宮「アタシは当然知ってたけどね!」

 

 

赤宮…すっかり存在を忘れてた…結構勤勉なんだな。

 

 

天札「それなら…熱血バクタロウでプレイヤーを攻撃!これでターンエンド!」

 

  

  瀬島ライフ4→2

 

 

瀬島「俺のターン…これって何引けば勝てるんだ…?悪鬼降霊でラセツを回収するくらいか?ドロー…こりゃだめだ…ターンエンド…。」

 

 

天札「よし!俺のターン!ドロー!ムゲンドラゴンでプレイヤーにアタック!」

 

 瀬島ライフ2→0

 

         GAME END!

         

         WINNER 天札!

 

あー…悔しい…てかムゲンドラゴン引かれてたならどっちみち負けじゃん…カウンター魔法増やすか…

 

 

天札「ワタル強かったな!またやろうぜ!」

 

 

瀬島「…!おう!いつでもやろう!」

 

 

こうして、入学して始めてのデュエルは、文句無しの黒星で幕を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




赤宮いらなかった気がする
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