ここってドコの世界なん?   作:クソ雑魚メンタルクリニック

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駄文失礼します。


手探りの状態程怖いものはない。

『漫画の世界に転生したら何がしたい?』

 

皆、一度は考えたことがあるだろう。

 

幼い頃から己を鍛えて無双する?

 

キャラクター達を救済する?

 

真の黒幕として君臨する?

 

そもそも生き延びれるか分からないから対策を練る?

 

色々な意見があるとは思うが上記のような事を実行するにはそもそも『その転生した世界の元となっている漫画を知っている』という事が前提とされるのがあまりにファンタジーすぎてわかりやすいという場合以外ほとんどの割合を占めるだろう。

…つまり何が言いたいかというと

 

「ここってなんて世界(漫画)なん?」

 

ワイ鈴木幸人(すすぎゆきと)6歳は物心ついてから(転生したと気付いてから)2年経つがここがなんて世界(漫画)なのか一切わからないのである。

 

 

 

 

 


 

 

改めて自己紹介をしよう。俺の名前は鈴木幸人(すずきゆきと)。1992年生まれの6歳だ。

 

前世の記憶…というか俺の意識が芽生えたのはこの孤児院に来た2年前で、気が付くと知らない部屋の知らないベッドの上で寝てた。(マジで「知らない天井だ…」って言ったよ)

その直前に神(何故か姿も声も思い出すことが出来ない)と名乗る者と喋っていて『お前は漫画の世界に転生する。』と伝えられていたはずなのだが急にベッドの上で寝ていた。…どうも色々とスッキリしない転生をしてしまったようだ。()()()()()()()()()()()()

 

何故かと言うと、この体の4歳以前の記憶…俺が目覚めるまでの記憶がゴッソリと抜け落ちてしまっているのだ。相場では普通に子供をやってた時に頭を打つなりなんなりして前世の記憶を思い出す!…みたいなもんのはずなのだが職員の人達に聞いても急に倒れたからベッドに運んだということしか分からず…4歳以前の事を探ろうと施設の人と話そうとすると、

 

「ねぇ僕どうしてこの孤児院に「ッ!ごめんね!ちょっと用事があるからまた今度ね!」う、うん」

 

…こんな感じで毎回はぐらかされてしまうのだ。それどころかあんまり話しかけてもくれない。

 

え、嫌われてんの俺?何したん?

 

…若干落ち込みつつとりあえず自分になにか力が宿ってないかなーと体に力を込めたり瞑想したりしたけどマジでなんッッッも無かった。

 

考える事が出来るのは

1.この世界がバトルとかない日常系の漫画の世界。

2.この世界はバトル漫画だけど自分がなんの力も持たないモブ。

 

前者は兎に角後者だった場合本当にヤバい。バトル漫画の規模とか物によるけどモブの命が軽すぎる漫画だった場合は最悪だ。

 

…でも今の所そんなヤバい世界の要素が一切見当たらない。と言うのも漫画特有の仮想の都市やその世界特有の組織?みたいなのが見当たらないのだ。*1(組織は隠れてる可能性とかあるけど。)兎に角本当に現代日本そのまま。都市の名前とか本当にそのまんまだったのだ。

 

「やっぱりバトル系の漫画なんかじゃないのかなぁ。」

なんて能天気考えが頭を過ぎるが自分で喝を入れる。

 

俺は備えなければいけない。来るかも知れない災厄に。

 

…その日から俺はとりあえずトレーニングを始めた。俺の異世界生活地味な始まりだなぁと先程の決意表明とのギャップに落胆しながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


Side???

 

()()()()()()()()()()()()()()()()の原因を突き止めよ。

 

という上層部からの伝達でその呪力の中心であろうと考えられる孤児院に私は来ていた。

 

…確かに()()()()()呪力を感じる事が出来るがそれは当たり前のことだと思考から除外する。と言うのも目の前にある孤児院は少々特別だ。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()ここはそういう孤児院だ。ここは呪術の存在が外に漏れないように対策として作られている。そのため職員たちは全て窓や引退した呪術師だ。

 

「岩井先生、お久しぶりです。」

私の元教師でありここの院長である「岩井正和」さんに挨拶する。

 

「よさんか()()儂はもう引退した身じゃ。」

 

「いえそんな…先生「本題に入れ正道。…とはいえ大方予想はついとるがのぉ。」…はい。」

 

先生は真っ直ぐ孤児院を指差し

「あの子は孤児院の裏庭におる。きっと今は瞑想でもしとるじゃろう。」

 

その言葉を聞き私は真っ直ぐ歩き始める。

 

…「あの子」と言ったか?

上層部が動かざるを得ない程の呪力を年端もいかない子供が?

 

歩きながら思考を巡らせるが答えは出ない。当たり前だ。だからこそここに来たのだ。

 

 

 

 

 

___そして裏庭を見た瞬間驚愕した。

 

子供は、確かにいた。異様な紋様をした円形(閉じていない領域展開)の中心に。

 

「何だこれは」頭がそんな感想で埋めつくされる。

 

警戒を最大まであげ呪力で身体を強化し様子を見る。

 

何もしてこない。彼はただただ目を閉じ瞑想している。

 

ならば…確かめなくては。彼の真意を。何を考えているのかを。

 

意を決して1歩領域に足を踏み入れた瞬間。

 

目の前が閉じていくように闇に染まり次の瞬間

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

___森の中にいた。

 

「へ?」

情けない声を出してようやく状況を飲み込む。

周囲に呪力を感じない。どうやら何処かへと飛ばされたらしい。…結局彼の領域の効果も何もつかめぬまま夜蛾正道は20代後半にして迷子になったことを自覚した。

*1
ワン○ンマンとかワールド○リガーみたいな




次の更新はいつになるかな…
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