第1章 宵闇の中で
2時間後
「こちら西部戦線第7中隊隊長、本部聞こえるか?」
「ああ聞こえる。どうした?って聞くまでもないか。また替えと砲弾だろ」
「わかってるじゃん、よろしく、それと機体だが130mm砲を150mmに変えといてくれ。最近重装甲の敵が出てきたせいで、火力不足が目立ってきた」
「わかった、そのことも本部に通達しとく」
「わかった、それじゃあ」
とりあえず、今回の任務は終了した。
・・・・・・
「ハル、おつかれ。今回は特殊弾薬ぶっ放してぶっ壊したんだって?」
「ああ、ちょっとめんどくさくてな。あ、そうだサラ」
「なに?」
「予備の戦車って旧型の関節機構のやつしかないの?あれものすごい扱いが難しくて嫌いなんだけど」
「まあ、それはがんばって慣れて」
<こちら第5部隊は敵の急襲を受けた。支給援護を要請する>
「ここは俺が練習がてら行ってくる」
「わかったわ。こっちでもなるべくサポートする」
「ありがとな」
「やべえ、この兵器めっちゃ楽しい。なんだこれ」
「あまり無線をつけたまんまであまり話さないように」
「わーってる。でもな意外と操作感は楽だな」
「そろそろ接敵するわよ」
「あいよ」
よし、敵が見えた。側面からの奇襲だからって・・・追加装甲はうぜえな。まあ後方に滑り込めば。
鈍い砲撃音と同時に敵の重戦車が爆散。そのまま敵の後ろ側へ移動しそのまま砲撃。敵は何が起きたか理解が追いついていないようで、そのまま味方との共闘で敵が壊滅。軽戦車程度だったら追いかけることはできたが被弾すると動けなくなるのでやめといた。
「そっちの損害はどうだ?」
「こっちは重戦車3両に中戦車1両、軽戦車4両、駆逐戦車2両ぐらいだ。死人はいない。早めに駆けつけてくれたおかげで助かったぜ。第7中隊長」
「ああ大丈夫だよ。第五部隊隊長君」
「子供ですけど子供じゃないんですから」
「いや、子供だろほぼ。存在しない市民なんだから」
「は、冗談きついぜ大尉」
「それじゃ、また今度会う時まで」
「ああ。気を付けて」
「ただいま」
「お帰りハル。んでどうだった?新しいやつの感想は」
「まあまあだな。装甲がないからひやひやするぜ」
「あなたのは軽装甲だからあまり無いのだからかわらないでしょ」
「まあ、そうだけど。気休めの装甲があるのとないのじゃ大違いだよ。あっちは機銃でも破壊されるんだから」
「大変ねー。そういえば関節系の摩耗率ってどのくらい?」
「82%削れた。普通70%削れると動きが遅くなって80%削るとほぼほぼ限界なんだよな。まあ側面からの奇襲だったからあまり機動戦に持ち込む必要はなかったけど、正面からたたっ勝てたらほぼ死んでた」
「ああ、部品交換をメインにしてたから、摩耗率がやばいのよね」
「そうそう。おれは整備してから寝る。そういえば明日俺の旧友が来るから」
「ええ、わかっ・・・・だれだれ?」
「まあ、お前はあったことないかな?多分」
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