星野アクア…人生二周目は有馬かなを狂うほど愛したい…   作:あえch

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アクア…有馬かなを愛しすぎる人生二周目 第八話

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「皆、おはよっ!よろしくね!」

 

今ガチ収録初の挨拶…

美男美女が揃うメンバーの中でも一際美しい顔がドアから出てくる…

 

(よし、やるか…)

 

四対四の恋愛ショーの始まりである。

 

『メンバー整理』

 

 

メムチョ

ゆき

あかね

かな

 

 

アクア

ノブユキ

ケンゴ

メルト

 

 

 

挨拶の収録が終わり、いよいよ恋愛のスタートだ。

するとメルトが俺の方に近づいてきて…

 

「…演技じゃないなら負けねぇからな!」

 

(挨拶も無しにいきなり来たな…)

 

俺はため息を付きながら口を開いて…

 

「ま、あんま気負いすぎんなよ」

 

鼻息荒すぎると一周目のあかねみたいになるからな…

俺はメルトに背中を向けながらそう言うとあかねの目の前まで足を運んで行く。

 

「やーっぱり他の女たぶらかそうとしてるじゃない…」

 

誰かが小さな声でそう呟く。嫉妬だと分かっていても止まらないんだろう。

あかねはメモを見ながらぶつぶつと呟いていて近くの俺に気付かない…

 

(いきなりアイの真似してみろとは言えないよな…)

 

俺はそんなことを考えながら肩を叩く。

 

「少し話さない?」

 

アクアからは高校生とは信じられないほどの雰囲気と場慣れ感が…

あかねはメモから目線を外すと少し目線を上げて俺の目を見てこう答える。

 

「うん、もちろん大丈夫だよ」

 

そして俺たちは教室を後にして歩き出した…

 

「アクアのばかっ…私のこと見もしないじゃない…」

 

 

 

 

「アクア君って優しいんだね…私とこんなに話しても返してあげられないよ?」

 

少し話して仲良くなった俺たちはかなり近い距離で言葉を交わす…

こんな子が天敵なり得る芸能界…ほんとに恐ろしいものだ…

 

「ははっ、あかねが一番気難しそうな顔してたからさ」

 

全てはかなのため…その言葉は嘘ではないがあかねのことは嫌いではない。

浮気なんてことは絶対にないが別に無理もしてないしな。

 

すると俺をあかねと挟む形でゆきが現れる…

 

「お二人さんどんな話してたの?」

 

俺を中心に二人が会話を続ける…

アクアからしたら疲れることしかないが側から見たらただのハーレムだ。

俺はあかねがゆきに萎縮したらあかねに語りかけ、ゆきが諦めそうになったらゆきに語りかけることでバランスを保つ。

俺はこの時、必死すぎて周りなんて見れてなかった…

 

その光景を握り拳を作りながら見ていた赤い少女…冷静を装ってノブユキに話しかける。

 

(アクアがそうするなら私も浮気してやる!)

 

自分から言い出したのになんて自己中…と普通なら思うかもしれないがそこがまた可愛い。

 

「ダンサーとかすごいですね!」

 

私はなるべく笑顔でノブユキに語りかける…

 

………

 

……

 

 

全然アクアが嫉妬してない…

会話なんて上の空で私はアクアのことばかり見ているのに…彼は私が他の男と喋っても何も気にしていない…

そのうち会話は途切れ静かになっていく。

 

(あいつあんなに私のこと好きって言ってたくせに…)

 

あんなに近かった彼との距離が唐突に離れるのを感じて、体と脳を不安が侵食していって…

目の前のノブユキもかっこいいはずなのにアクアの顔で頭がいっぱいになる…

 

(…何かあいつに悪いことした?)

 

会話が何故かつまらないと感じた後は自ずと自分を責め始めてしまう…

普段とは違うアクアの笑顔が私の脳裏に焼きつく…

 

 

テレビで放送された一話ではアクアとゆきと黒川あかねが多く映っていた。

特にアクアの表情は多く切り抜かれていて笑顔や会話にうなづく表情…

そして私にしか見せたことないと勝手に思っていた頬を赤らめた表情…

暗い部屋でそれを見た私は胸が痛くて目頭が熱くなる…

 

「何が結婚よ…この不倫やろぉ…」

 

アクアの添い寝を期待して買った少し大きな枕が濡れていく…

 

テレビに出たいなんてそんな贅沢言わない…

だから…頼むからアクアを取らないで欲しい…

 

アクアが思っている以上に有馬かなは星野アクアのことが…

 

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