気づいたらデュエルアカデミア   作:りんごうさぎ

78 / 81
またミスが見つかって直してました……


究極のカード

ラーヴァ LP3000 手札0 Tierra インヴォーカー 除外:命削り

天真   LP3500 手札0 コアキメイル・ガーディアン デーモンの宣告 墓地:22枚

 

「やってくれたね……」

 

 さっきまでの余裕の態度はすでに跡形もない。一瞬だけ、さすがのラーヴァも苦虫を嚙み潰したような表情を見せた。

 

「まずは墓地へ送られたリバイバルゴーレムの効果! 自身を墓地から蘇生!」 

 

 

《リバイバルゴーレム》

効果モンスター

星4/地属性/岩石族/攻 100/守2100

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードがデッキから墓地へ送られた場合、以下の効果から1つを選択して発動する。

●このカードを特殊召喚する。

●このカードを手札に加える。

 

 

「何それ……。ホントに岩石族が好きなのね。ラーヴァは悪魔族なのに」

「蘇りのモンスターだ。何度も死んでる俺には丁度いい」

「……」

 

 こんなブラックジョークを言うと普段のラーヴァなら悲しそうな顔をするだろうが、今は全く表情を変えずに油断なくこちらを見ている。

 

 お前と本気で勝負できるのが嬉しいよ。

 

「さらにシャドール・ビーストの効果! カードを1枚ドロー! さらにライフポイントを500支払いヴォルカニック・バレットの効果! デッキからヴォルカニック・バレットを手札に加える」

 

天真:LP3500 → 3000

 

 

《シャドール・ビースト》

リバース・効果モンスター

星5/闇属性/魔法使い族/攻2200/守1700

このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。

(1):このカードがリバースした場合に発動できる。

自分はデッキから2枚ドローし、その後手札を1枚選んで捨てる。

(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。

自分はデッキから1枚ドローする。

 

 

《ヴォルカニック・バレット》

効果モンスター

星1/炎属性/炎族/攻 100/守 0

(1):このカードが墓地に存在する場合、1ターンに1度、500LPを払って発動できる。

このカードが墓地に存在する場合、デッキから「ヴォルカニック・バレット」1体を手札に加える。

 

 

「やりたい放題だね」

「手札の補充はできた。次はフィールドも賑やかにしようか。墓地の2体の馬頭鬼の効果! 蒼血鬼を2体蘇生」

「うぇ……」

 

 

《蒼血鬼》

効果モンスター

星4/闇属性/アンデット族/攻1000/守1700

このカードは召喚・反転召喚に成功した時、守備表示になる。

1ターンに1度、自分フィールド上に存在するエクシーズ素材を1つ取り除く事で、

自分の墓地に存在するレベル4のアンデット族モンスター1体を選択して特殊召喚する。

 

 

天真:コアキメイル・ガーディアン リバイバルゴーレム 蒼血鬼 蒼血鬼 

 

 

ラーヴァがイヤそうな顔をするのも無理はない。こいつを出した以上、俺はここからエクシーズ召喚を連発する。

 

 悪いけど、俺がアンデットを使うのは親譲りなんでね。しっくりと手に馴染むこの感覚。今ハッキリとわかったよ。やっぱり俺と血の繋がりがあったのは親父殿だ。きっと、両親が見せた厳しさと優しさは血縁がない俺達兄妹を孤独にさせないための優しさだったんだろう。

 

 母は血縁のない俺に優しく、父も血縁のないトーラに優しい。だから俺達は血のつながりがないことなんて全く気づかなかった。意図的にそうしていたんだろう。俺達は両親それぞれから愛されていたんだ。

 

 さて、センチメンタルはこの辺にして、今は目の前の強敵に集中しないといけない。いつもならこのデッキは後攻ワンキルがお得意のパターンだが、今回はバトルフェイズがすでに終了している。

 

 だが、さっきのシャドール・ビーストの効果によるドローで、いいカードが引けた。これが引けるならあれを呼ぶことができる。

 

 ラーヴァの弱点となる完全無欠、最強のモンスターだ!

 

「リバイバルゴーレムと蒼血鬼でエクシーズ召喚! ライトロード・セイントミネルバを特殊召喚! さらにその効果でX素材を1つ使いデッキからカードを3枚墓地へ!」

 

 使用する素材は一応蒼血鬼だ。

 

 

《ライトロード・セイント ミネルバ》

エクシーズ・効果モンスター

ランク4/光属性/天使族/攻2000/守 800

レベル4モンスター×2

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。

自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。

その中に「ライトロード」カードがあった場合、さらにその数だけ自分はドローする。

(2):このカードが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。

自分のデッキの上からカード3枚を墓地へ送る。

その中に「ライトロード」カードがあった場合、

さらにその数までフィールドのカードを破壊できる。

 

 

 墓地へ送られたカードはこの3枚。

 

 妖精伝姫シラユキ

 手札交換

 ライトロードビースト・ウォルフ

 

 しっかりウォルフが落ちてくれた。これでさらに加速できる。ここでもやはりデッキがしっくりと手に馴染む感覚。レイにライトロードを教えたのは俺だからな。面目躍如といったところか。

 

「ふぅん……そういうカード使うんだ」

「……。効果の処理はまだ続く。ミネルバの効果で1枚ドロー。さらにライトロードビースト・ウォルフを自身の効果でフィールドに特殊召喚!」

「そろそろ終わり?」

 

 うんざり、という表情でラーヴァが呟いたが、もちろん終わるわけがない。

 

 

天真:コアキメイル・ガーディアン 蒼血鬼 ミネルバ ウォルフ

 

 

「終わらねぇよ。蒼血鬼とシラユキみえてるだろ? 蒼血鬼でミネルバのもう1つ残っている素材を使って墓地の蒼血鬼を特殊召喚! 効果を使い終わった蒼血鬼とコアキメイル・ガーディアンでアーク・ナイトをエクシーズ召喚! 効果で素材を2つ使用してインヴォーカーを吸収する。さらに吸収したインヴォーカーを使って蒼血鬼の効果! 再び墓地の蒼血鬼を特殊召喚! そして効果を使用済みの蒼血鬼とウォルフでエクシーズ召喚! 鳥銃士カステル! 効果でTierraをデッキに戻す! 最後にフィールドのミネルバ、アークナイト、カステルを含む7枚のカードを除外! シラユキを特殊召喚!」

 

 

天真:蒼血鬼 シラユキ

 

 

《No.101 S・H・Ark Knight 》

エクシーズ・効果モンスター

ランク4/水属性/水族/攻2100/守1000

レベル4モンスター×2

このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードのX素材を2つ取り除き、

相手フィールドの特殊召喚された表側攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターをこのカードの下に重ねてX素材とする。

(2):フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊される場合、

代わりにこのカードのX素材を1つ取り除く事ができる。

 

 

《鳥銃士カステル》

エクシーズ・効果モンスター

ランク4/風属性/鳥獣族/攻2000/守1500

レベル4モンスター×2

このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。

(1):このカードのX素材を1つ取り除き、

フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを裏側守備表示にする。

(2):このカードのX素材を2つ取り除き、

フィールドの他の表側表示カード1枚を対象として発動できる。

そのカードをデッキに戻す。

 

 

《妖精伝姫-シラユキ》

効果モンスター

星4/光属性/魔法使い族/攻1850/守1000

(1):このカードが召喚・特殊召喚した場合、

相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを裏側守備表示にする。

(2):自分・相手ターンに、このカードが墓地に存在する場合、

自分の手札・フィールド・墓地からこのカード以外のカード7枚を除外して発動できる。

このカードを特殊召喚する。

 

 

 これでラーヴァのフィールドは空。さらに俺のフィールドもキレイに掃除できた。

 

「レベル4のモンスターがまた2体揃ったね」

「当然エクシーズ召喚! No.39希望皇ホープ! さらにカオスエクシーズチェンジ!CNo.39希望皇ホープレイ! そして手札のRUMアージェント・カオス・フォースを捨てる」

 

 

《No.39 希望皇ホープ》

エクシーズ・効果モンスター

ランク4/光属性/戦士族/攻2500/守2000

レベル4モンスター×2

(1):自分か相手のモンスターの攻撃宣言時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。

その攻撃を無効にする。

(2):このカードがX素材の無い状態で攻撃対象に選択された場合に発動する。

このカードを破壊する。

 

 

《CNo.39 希望皇ホープレイ》

エクシーズ・効果モンスター

ランク4/光属性/戦士族/攻2500/守2000

光属性レベル4モンスター×3

このカードは自分フィールドの「No.39 希望皇ホープ」の上に重ねてX召喚する事もできる。

(1):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。

ターン終了時までこのカードの攻撃力を500アップし、

相手フィールドのモンスター1体を選んでその攻撃力をターン終了時まで1000ダウンする。

この効果は自分のLPが1000以下の場合に発動と処理ができる。

 

 

《RUM-アージェント・カオス・フォース》

通常魔法

このカード名の(2)の効果はデュエル中に1度しか使用できない。

(1):自分フィールドのランク5以上のXモンスター1体を対象として発動できる。

その自分のモンスターよりランクが1つ高い、「CNo.」モンスターか「CX」モンスター1体を、

対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いでEXデッキから特殊召喚する。

(2):このカードが墓地に存在する状態で、

自分フィールドにランク5以上のXモンスターが特殊召喚された時に発動できる。

このカードを手札に加える。

 

 

「発動ではなく捨てる? まさか! 天真、ゼアルを出すつもり?!」

「出す条件の厳しい制圧カードまではマークできなかったんだろう? この世界の理を司るお前であろうとゼアルの前では無力だ。現れろ! SNo.0 ホープ・ゼアル! これでターン終了」

 

 

《SNo.0 ホープ・ゼアル》

エクシーズ・効果モンスター

ランク0/光属性/戦士族/攻 ?/守 ?

同じランクの「No.」Xモンスター×3

ルール上、このカードのランクは1として扱う。

このカードは手札の「RUM」通常魔法カード1枚を捨て、

自分フィールドの「希望皇ホープ」モンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。

(1):このカードのX召喚は無効化されない。

(2):このカードのX召喚成功時には、相手は効果を発動できない。

(3):このカードの攻撃力・守備力はこのカードのX素材の数×1000アップする。

(4):相手ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。

このターン相手は効果を発動できない。

 

 

 ゼアルには今4つのX素材がある。そして俺のフィールドにはモンスターはゼアル1体のみ。ラヴァ・ゴーレムの召喚を許さず完璧な制圧が完成した。

 

「私のターン! ドロー!」

「この瞬間、ホープ・ゼアルの効果! X素材のシラユキを取り除きこのターンのお前の効果の発動を禁止する」

「なるほどね。ラヴァ・ゴーレムを出せないように、1体だけで邪魔しちゃうんだ。エクストリオとBloo—Dのデッキだって使えたはずなのに」

「わざわざお前のエサをならべねぇよ」

 

 しかもこっちにはシラユキが墓地にいるから不意のワンキルにも対応しやすい。

 

 先攻の制圧、後攻のワンキル、どっちもできるのがこのデッキの強みだ。

 

ラーヴァ 手札1 フィールド0

天真   手札2(バレット1)ゼアル デーモンの宣告 

墓地20枚(シラユキ1、バレット1) 除外7枚(馬頭鬼2)

 

「カードを1枚セットしてターン終了だよ」

「なるほどね」

 

 一見、ラーヴァは万策尽きたかのように見える。全てのカード効果が使えない上にカードはフィールドの1枚だけ。しかも壁になるモンスターすら引けていない。

 

 だが、思い出されるのは先ほどのラーヴァの言葉。

 

 ――ずっとずっと……心の奥底ではね、アナタを倒すことだけを考えてたんだよ。――

 

 俺を倒すことだけをずっと考えていた。それも、世界を何度も渡りながら……。人の生涯では成し得ない執念を持ってだ。そのラーヴァがこの程度で屈するだろうか?

 

 あの伏せカードには何かある……間違いない!

 

 ゼアルの弱点は意外と単純なところにある。それは自分のターンには相手カードの発動を許してしまうこと。つまりトラップカード1枚で簡単に突破されてしまう。

 

 こんな状況でもラーヴァは冷静だ。たった1枚でこの布陣を突破しようと考えるとは、大胆なヤツ。

 

「どう? 怖い? たった1枚のリバースカード……アナタはどうやって対処するのかな?」

 

 リバースカードの駆け引きか。1年の最初、明日香とのデュエルだったっけ?

 

 それっぽいことを言っているが、あのカードがブラフであるハズがない。そして今俺が考えるべきなのはどうやってラーヴァが俺のターンを凌ごうとしているのか、だ。

 

 なぜなら、このターンさえ凌げば、ラーヴァには命削りの宝札が待っているのだから。

 

「俺のターン! ドロー! さて、ラーヴァ? お前こそ、たった1枚で俺のターンをしのげるのか?」

「心配無用だよ。まだまだ勝負を楽しもうね」

「いいだろう。だったら遠慮は無用だな。まずはデーモンの宣告の効果! 死者蘇生を宣言」

 

天真:LP3000 → 2500

 

 魔サイの戦士

 

「わざと外したの?」

「そういうこと。効果でトリック・デーモンを墓地へ送り、エキセントリック・デーモンを手札に加える」

「手札補充しながら、これでついでに墓地も増やせたわけね」

「続けて3枚目の馬頭鬼の効果、ゾンビマスターを蘇生。ゾンビマスターの効果で手札のバレットを捨てて蒼血鬼を特殊召喚! バレットの効果を再び発動して3枚目を手札に。そして墓地のカード7枚を除外してシラユキを特殊召喚し、シラユキとゾンビマスターでエクシーズ召喚! ミネルバ2枚目! 効果で墓地へ3体送る!」

 

天真:LP2500 → 2000

 

 ウォルフ

 ウォルフ

 シャドール・ビースト

 

 墓地16枚

 

「3枚ドロー! ウォルフ特殊召喚。さらにゼアルとミネルバ含む7枚を除外! シラユキをもう一度蘇生!」

 

 墓地12枚

 

「ゼアルを見限ったの? 4体も四つ星モンスターを並べて、何を呼び出すつもり?」

「俺は蒼血鬼以外の3体をエクシーズ! プトレマイオス召喚! プトレマイオスの効果により素材3つを使用してサイバー・ドラゴン・ノヴァを特殊召喚!」

 

天真 ノヴァ 蒼血鬼 デーモンの宣告 墓地15枚

ラーヴァ 伏せ1

 

「そこまでするんだね」

「遠慮しないって言っただろ?」

「だったらここで使わせてもらう。リバースカード発動」

「さすがにフリーチェーンだったか」

 

 攻撃反応系ではないだろうとは思っていたが、さすがだな。簡単にゲームエンドとはさせてくれないか。

 

「発動するのは裁きの天秤! 天真が好きだったカードだよね……」

「そのカードは……!」

 

 この世界でのテンシンも使用していた。いや、あれは厳密に言うと使用していたのはラーヴァだったか。斎王に操られていた時、俺の体を操縦してくれたのはラーヴァの精神だ。

 

 そう考えると、ラーヴァはずっと待っていたんだな。俺がラヴァ・ゴーレムのデッキを再び使うことを。そしてラヴァ・ゴーレムと一緒に戦うことを。

 

「私は2枚カードを引く」

「だったらこっちも効果発動だ。墓地のRUM-アージェント・カオス・フォースの効果でこれをサルベージ。最後に仕上げだ! サイバー・ドラゴン・インフィニティをノヴァに重ねて特殊召喚!」

 

 

《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》

エクシーズ・効果モンスター

ランク6/光属性/機械族/攻2100/守1600

機械族・光属性レベル6モンスター×3

「サイバー・ドラゴン・インフィニティ」は1ターンに1度、

自分フィールドの「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」の上に重ねてX召喚する事もできる。

(1):このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×200アップする。

(2):1ターンに1度、フィールドの表側攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターをこのカードのX素材とする。

(3):1ターンに1度、魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、

このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。

その発動を無効にし破壊する。

 

 

 どれだけの運命力を持とうがエクシーズ召喚を止める術はない。そして当然この世界に存在しないカードに禁止制限もない。

 

 プトレノヴァインフィニティ……エクストラデッキから使えるパワーカードはこの勝負を大きく左右しそうだ。

 

 さぁ、どうするラーヴァ?

 

「手札が2枚もあれば十分だよ」

「おっと、慌てるなよ。まだ俺には召喚権が残ってる。手札からライデンを召喚! 効果で2枚墓地へ!……送られたのはフェリスとリバイバルゴーレム! さらにモンスターが2体特殊召喚される」

 

 フェリス

 リバイバルゴーレム

 

 

 天真:∞ フェリス リバゴ ライデン 蒼血鬼 デーモンの宣告 墓地14枚

 

 

「さすがだね、天真……ラーヴァがいなければ、アナタはこれだけの力を持っていたんだね」

「あぁ。そしてこれからも永遠にな。これが俺の全力だ! フェリスとライデンでエクシーズ召喚! 希望皇ホープ! そして蒼血鬼の効果でホープの素材を使って蒼血鬼を蘇生! 手札のRUM-アージェント・カオス・フォースを捨ててホープをホープドラグーンへとランクアップ!」

 

 

《No.99 希望皇龍ホープドラグーン》

エクシーズ・効果モンスター

ランク10/光属性/ドラゴン族/攻4000/守2000

レベル10モンスター×3

このカードは手札の「RUM」魔法カード1枚を捨て、

自分フィールドの「希望皇ホープ」モンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。

(1):1ターンに1度、自分の墓地の「No.」モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。

この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。

(2):このカードを対象とするモンスターの効果が発動した時、

このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。

その発動を無効にし破壊する。

 

 

天真:∞ ドラグーン リバゴ 蒼血鬼 蒼血鬼 

 

 

「効果を使用済みの蒼血鬼とリバイバルゴーレムでエクシーズ召喚! 希望皇ホープ! そして蒼血鬼の効果でドラグーンの素材になっているホープを使用して3体目の蒼血鬼を蘇生! 2体の蒼血鬼でダイガスタ・エメラルをエクシーズ召喚!」

 

 

《ダイガスタ・エメラル》

エクシーズ・効果モンスター

ランク4/風属性/岩石族/攻1800/守 800

レベル4モンスター×2

(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、

以下の効果から1つを選択して発動できる。

●自分の墓地のモンスター3体を対象として発動できる。

そのモンスター3体をデッキに加えてシャッフルする。

その後、自分はデッキから1枚ドローする。

●効果モンスター以外の

自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを特殊召喚する。

 

 

「効果で3枚デッキに戻して1枚ドロー! 墓地に残した2枚目のバレットの効果で3枚目を手札に。さらに鳳凰神の羽根でバレットを捨てて墓地のカードをデッキトップへ乗せる。そして……」

 

天真:LP2000 → 1500 墓地14枚

 

「モンスターゾーンの枠が1つ余っている……」

「あぁ、当然ドラグーンの効果発動! ホープを守備表示で蘇生」

「同名のナンバーズが2体……」

「2体の希望皇ホープでオーバーレイネットワークを構築! エクシーズ召喚! ヌメロン・ドラゴン!!」

 

 

《No.100 ヌメロン・ドラゴン》

エクシーズ・効果モンスター

ランク1/光属性/ドラゴン族/攻 0/守 0

同じランクの同名「No.」Xモンスター×2

(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。

このカードの攻撃力は相手ターン終了時まで、

フィールドのXモンスターのランクの合計×1000アップする。

(2):このカードが効果で破壊された時に発動できる。

フィールドのモンスターを全て破壊する。

その後、お互いは自身の墓地の魔法・罠カードを1枚選んでフィールドにセットする。

(3):自分の手札・フィールドにカードが無い場合、相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。

このカードを墓地から特殊召喚する。

 

 

 ヌメロン☆1 インフィニティ☆6 ドラグーン☆10 ダイガスタエメラル☆4

 

 

「ヌメロン・ドラゴンの効果! 攻撃力はランクの合計×1000、つまり21000となる!」

 

 これがこのデッキ本来の動き。後攻1ターン目にフィールドを荒らした後、手札誘発のモンスターを封殺して、攻撃力10000オーバーのヌメロンでワンターンキルを決める。

 

「ワンターンで終わらせるんだね」

「あぁ、俺の想いを受け取れ! ヌメロン・ドラゴンで攻撃!!」

 

 ヌメロンの攻撃で散れたら本望だろう? さぁ、対抗する手段はあるのか、ラーヴァ?

 

「バトルフェーダーの効果発動!」

「インフィニティの効果! エクシーズ素材を使用してバトルフェーダーの効果を無効!」

「だったらさらに速攻のかかし! これで攻撃は終わりだね」

 

 手札誘発2枚!? なんて引きだ……。しかもこのカード達、また俺が使っていたカードだ。俺が過去の世界の天真のカードを使っていたように、ラーヴァが俺が好んで使っていたカードをデッキに入れていることにも意味がある。そう思えてならない。

 

 世界をリセットするラーヴァ……昔の俺が忘れられないラーヴァ……

 

 どっちが本当のお前なんだ?

 

「カードを3枚セットしてターン終了」

 

ラーヴァ 手札0 フィールド0 除外:命削り LP3000

天真 手札2(バレット、エキセン) ヌメロン ∞ ドラグーン エメラル 伏せ3 宣告 墓地17枚 LP1500

 

「わかってるよね? 次は私の2回目のスタンバイフェイズ」

「お前こそ、わかってるよな? インフィニティの素材はまだ1つ残っている」

「わかってないのはアナタだよ。私を……誰だと思ってるの? アナタに今、ハッキリと思い出させてあげる」

 

 ゾクゾクゾク……!

 

 視線を下げれば俺のフィールドに並ぶモンスター達。あぁ、これはデジャブだ。俺と対峙した数多のデュエリスト達、ヤツらも今の俺と同じように自分のモンスターを瞳に映していた。

 

「なるほどね。来るのか……」

「ドロー! 命削りの宝札を手札に! そして……」

 

 “今から天真の大事なモンスター、ドロドロになるまで溶かしてあげる”

 

 ラーヴァはドローしたカードを天高く掲げて決め台詞を放った。

 

「来たかっ!」

「インフィニティとドラグーンを生贄に……溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム召喚!!」

 

 あいつはラヴァ・ゴーレムの精霊……だからここぞのタイミングで引いてくることができる。そういうことだよな?

 

「さすがだな」

「褒めても意味ないよ。命削りの宝札を発動! 手札が5枚になるようにドローできる。5枚引くよ。そしてブラックホール! これは天真の逆転の切り札……だったよね?

 

最初のアレか。たしかに、俺のデュエルはそこから始まった。

 

「ヌメロン・ドラゴンの効果は知ってるよな?……いや、それこそが狙いか!」

「アナタのモンスターは全滅だよ。さらに私は墓地から命削りの宝札をセットする」

 

 パワーカード連発した上にまだ使いまわす気か! こっちのヌメロン・ドラゴンをこんな形で逆用して自分の切り札を再利用するなんてとんでもないこと考えやがる。

 

「そうはさせない! 伏せていた転生の予言を発動! この効果で命削りとラヴァ・ゴーレムをお前のデッキへ戻す!」

「なにそれ? 命削りの宝札はともかく、私のカード……ラヴァ・ゴーレムも戻しちゃうの? それはなにかな? ラーヴァに生まれ変わってほしいとでも言いたいの?」

 

 ラーヴァの瞳は冷めきっているが、このデュエルでたしかに感じるものがある。ラーヴァは俺との思い出をまだ捨てきれていない。もしかすると、このデュエルこそがその思い出を捨てきるための儀式なのかもしれない。

 

 もし、ラーヴァに未練があるならば、俺はこの世界とラーヴァ、両方を救うことができるかもしれない。

 

 だが、今はまだ早い。俺の心が届くとすれば、それはまだなんだ。まずは勝たなければ、ラーヴァには何も届かない。

 

「……俺はヌメロンの効果でカードを1枚セットする」

「バカバカしいね。転生なんてするのはアナタだけで十分。こんなことしても意味なんてないよ? 最期にサイクロンでデーモンの宣告を破壊。これで過去の思い出ともおさらばできるでしょ? 3枚セットしてターン終了」

 

 壊れたオモチャを見るような無機質な視線。だが、これは本心じゃない。まだ迷っている。思い出を大事に思う気持ちと、捨て去りたい気持ち。ラーヴァ自身もまだ迷っている。心の奥底に眠っている本心を見つけ出すのは、他ならない俺の役割だ!

 

 墓地27枚

 

「俺のターン……」

「リバースカード発動、刻の封印! ヒヒヒ……私が見逃すとでも思った? デッキの上にわざわざ置いたそのカード、何か知らないけどとってもほしいんでしょ? だったら絶対にあげないからね」

 

 さっきのターン、俺は鳳凰神の羽根を使ってデッキトップを操作していた。ラーヴァにバレているのは重々承知だったが、まさか対抗手段をこんな形で用意してくるとはね。

 

 ただし、今の使い方では刻の封印はたんなるその場しのぎ。根本的な解決にはなっていない。

 

 にも関わらずこれで満足したということは、ラーヴァにとってはこの1ターンで十分ということ。

 

 しかし、俺はわかっていてもこれ以上何もできない。今できるのはただ待つことだけだ。

 

「このターン俺にできることはない。ターン終了」

「無力だね。せっかく逆転できそうだったのに、もうおしまい? じゃあそろそろ終わらせちゃおうね」

 

 来る!

 

「ドロー! フフフフ……アハハハハァ!!」

「何を引いた?」

「アナタの小細工なんて、ムダだったね。私が引いたのは命削りの宝札!」

「バカな……!」

 

 なんてことだ! 俺の運命力は弱まってはいない! きっと、ラーヴァの力がそれ以上に満ちているんだ!

 

「5枚ドロー! そして苦渋の選択! さぁ選んでよ? アナタが運命を決めるんだよ」

「いいだろう。俺はたとえどんな運命でも受け入れる」

「覚悟はいいみたいね。じゃあ、いくよ? 私が宣言するカードはこの5枚!」

 

 

 封印されし者の右腕

 封印されし者の右足

 封印されし者の左腕

 ゼピュロス

 サウザンドブレード

 

 

 ここでそれを宣言するとはね。

 

 最強の運命力を持つデュエリストにとって、究極のデッキとは何か? 

 

 その答えを今、ここで示そうというのか……。

 

 ラーヴァの操る究極のエクゾディアデッキを倒さなくては、俺に勝利はない。

 

 




大筋に関わるミスがいくつも見つかってヤバイです
後ろでミスが見つかると前に遡って修正が必要な可能性があるので投稿するのがすごく怖い……
さすがにもうないはず()

前回触れるのを忘れてましたが、Tierraとかヌメロンは、リアルで組めるデッキです。
Tierraはオフリス1枚で(初期手札の被りがなければ)10種類集まるところが着想の原点。
実際にはチキンレースとかでも種類かさましが可能だし、10種類はほぼ確実。あとは成金ゴブリンとかもフル投入でTierraを探すだけ。デッキ圧縮も結構できるので割となんとかなります。
ヌメロンは先攻ゼアルと後攻ヌメロンの両プランある上、継戦能力もある素晴らしいデッキ。エクストラはカツカツ。
実際には左腕プラスリロードや打ち出の小槌で芝刈りを引けるように工夫。あとRUMは本来はアザトートを出したときに墓地から回収する想定。
ただし、どっちのデッキも手札誘発は無理()

内容について、インフィニティでバトルフェーダー無効はできそうですが、その後のかかしが発動できるかは微妙。できることにしてください。

エクストラの枚数について、枚数制限はなしにしています。GXの時代はなかったはずですし、その方が面白いですからね。
ただし、ヌメロンで遊ばずにアザトート出せよは禁句()
カードプールが広すぎて何でもできてしまうのも問題ですよ。

これで書きたかったデッキとか展開とかはだいたい出尽くしたので、もう遊戯王で思い残すことはないですね。
いい加減完結したい()
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。