ヒロアカ世界でLBXをアーマーとして造って戦える五条勝に憑依転生してもうた、誰か助けて 作:ジューク
あとダン戦W57話でゴジョーさんのシン・エジプトが強化前のイカロスゼロイカロスフォースミネルバ改の三機でも苦戦したベクターを複数相手にして無双してるのおかしいって(褒め言葉)
雄英高校・登校初日。
「じゃ~ね~勝くん!」
「ん」
「では、また放課後に」
入学式やガイダンスのため、各々の教室へ続く昇降口で勝、葉隠、小大の三人は一旦別れた。
「さて、私の教室は………と、ここですか」
3メートルはあるほどに大きなスライドドア…生徒の"個性"によっては、通常のサイズのドアでは不便であるため…を開け、勝は雄英高校サポート科、1年H組の教室へ入った。
意外なことに、教室に入った勝への陰口などは無かった。やはり、合格者にはそれなりにモラルがある者が選ばれるのかな、と席に着いた勝が考えていると、チャイムと同時に扉が開き、ショベルカーのようなメットで顔を隠したスーツ姿の小柄な男が入ってきた。そのまま男は教壇に立つと、ぐるりと生徒たちを見回して声を出した。
「合否通知でも顔を見たとは思うが、改めて。今年度の君たちの担任の『パワーローダー』だ。よろしくね。早速だが、今から入学式だ。整列して講堂の方へ向かってもらい、入学式が終わったらガイダンス及びカリキュラムの提示をして今日は終わりとなっている。放課後はサポートアイテムの工房も開放しているから、早速アイテムを作りたいという物好きは来てくれたまえ」
「はい!!」
「うん、元気がいいね。整列してくれ」
約一名、桃色のドレッドヘアのような女子生徒がやけに元気そうだなと思いつつ、勝も他の生徒と共に整列して講堂へと向かっていった。
『――ということで、君たち1年生たちには…』
「(………おや…?)」
講堂で、校長の根津が話をしている時、勝はなぜか1年A組の姿だけが無いことに疑問を覚えていた。
「…五条。どうかしたのかい?」
「あぁ、パワーローダー先生…いえ、知り合いのクラスが丸々いないのが少々気になりまして」
「ん?…あ~…イレイザーのクラスか…」
「イレイザーというと…抹消ヒーローの?」
「よく知ってるね。彼わりとメディアを嫌ってるから、知らないと思っていたが」
「以前、何か参考になるものがないかネットで漁っていた時に、目に留まりまして」
「なるほど………多分この運動場で体力テストでもやってるんじゃないかな。丁度いい。地図とこれ持ってイレイザーの所へ行ってきてくれないかい?イレイザーには『どうせ式が非合理的だとか言ってすっぽかしてやってるんだから、こうして連絡事項伝達するのも合理的だろ?』とでも伝えておくれ」
「はぁ…わかりました」
何やらカリカリとメモを手早く書いたパワーローダーは、それを千切って五条に渡した。メモを丁寧に四つ折りにして胸ポケットに入れた五条は、人目をキョロキョロ気にしながら講堂を後にした。
「えっと…体力テストに使われる運動場は………」
地図を片手に五条が歩いていると、爆音と共に何やら物騒な発言が遠くから聞こえてきた。更には体力テストを行う運動場の方角から黒い煙の尾を引いて何かが空高く飛ばされるのも視認できる。
「…この上なく目立つ目印ですね…」
下手したら襲撃と間違われるのでは、と思った五条は、歩調を変えずに黒煙が上がる方向へ向かっていった。
「…あれ?」
先ほどの爆豪による体力テスト(個性有り)の物騒なチュートリアルの後、最後の種目である持久走を終えて軽く息を整えている葉隠は、土手の向こうからこちらへ歩いてくる見慣れた人影を見つけた。
「あ、勝くんだ!おーい!!」
「ん…?」
なんだなんだと周囲のクラスメイトがざわつき、何やら全体的にダルさが目立つ男…イレイザーヘッドこと担任の相澤も、その人影を目にして声をかけた。
「おい、そこのサポート科。何やってる」
「…えぇと、イレイザーヘッドと呼んだ方がいいですか?1年H組の五条です。パワーローダー先生からの連絡事項を伝えに来ました。どうぞ」
「連絡事項…?今は始業式をしてる筈だぞ」
「先生曰く、『どうせ式が非合理的だとか言ってすっぽかして体力テストをしてるのだから、こうして連絡事項を伝えるのも合理的だろ』とのことで」
「アイツ………まァいい、ご苦労」
「はい。では私はこれで――」
失礼します、と五条が言いかけたその時。
「なんでテメェがここにいるんじゃ!!」
「なんで、とは?制服を着ているのだから、入学したからに決まっているじゃありませんか」
「テメェみてェな敵ヅラがか!?ふざけん――」
「ガッ!?」
鬼の形相で五条に詰め寄る爆豪をさすがに見かねたのか、相澤は自身の"個性"と首に巻いた包帯のような捕縛布で爆豪を瞬時に縛り上げた。
「今のは流石に看過できんぞ。ヒーロー科が人の見た目で差別とかすんなみっともない」
キリキリとイラついた顔をして捕縛布を掴む相澤に、五条は再度声をかけた。
「あー、イレイザーヘッド」
「相澤でいい」
「では相澤先生。私自身、自分が悪人面だと自覚してますし、そこまでしなくてもいいですよ。なんなら入学試験の前に出会した際もまったく同じことを言われましたので」
「お前な…」
「ちょっと爆豪くん!」
掌をいいからいいからと横に振る五条が言った事実に相澤が再度苛立っていると、相澤以上に今の爆豪の発言に怒った者…葉隠が、表情を読み取れずとも声色から怒っているとわかるほどの勢いで爆豪を諌める。
「あ"?んだ透明女!」
「は・が・く・れ!さっきから、勝くんのこと何も知らないのになんでそんなこと言えるの!?」
「…知り合いか?」
「中学時代のクラスメイトです」
「…随分と仲がいいんだな」
「互いに見た目で苦労したもの同士ですから」
「…なるほどな………おいお前ら、いい加減その辺で…」
相澤が五条と葉隠の親密さに納得している間にも、葉隠と爆豪との言い合いはヒートアップしていた。それに気づいた相澤は二人を止めようとしたが…
爆豪が決定的な
「!おいば「訂正しろ」…!」
今のはいくらなんでも無視できないと捕縛布を掴んだ相澤を手で制止したのは、先程とは明らかに声のトーンが下がった五条だった。
「あ"ぁ!?」
「聞こえなかったか?訂正しろ、と言ったんだ」
「テメェ…!舐めてんのかクソ敵が!!」
「あぁ、舐めているとも。貴様のように小汚ないプライドを後生大事に守ろうと躍起になり、その場での戦闘力だけが取り柄だとぬかすド三流のチンピラなど下に見るなという方が無理難題だろう」
「ッざけてんじゃ――」
声のトーンが不自然なほどに下がり、まるでマフィアのボスのような雰囲気すら滲み出ている五条に、臆さず掌から爆破を叩き込もうとした爆豪は…
一瞬で後頭部に銃口を押しつけられながら、地面に倒された。
「い、いま、何が…?」
「わかんねぇけど…一瞬で爆豪が転けて…?」
大半の1年A組の面々は、今の一瞬の駆け引きを理解できなかったが、数人の理解できた生徒の一人…緑谷は、目を見開いていた。
「(凄い…今の一瞬で、突っ込んできたかっちゃんの手を払うのと同時に左足を使った足払いでバランスを崩した。その直後に空いていた右手の座標に"個性"で銃を出して、それをかっちゃんの頭に押しつける勢いで倒したんだ…!!皆は一瞬過ぎて気づけてない…サポート科なのにこんなことができるなんて…でも、なんでヒーロー科じゃなくてサポート科に…?)」
あまりに完成された一連の流れをブツブツと分析している緑谷を尻目に、五条は何が起きたのか未だに理解できていない爆豪の頭から銃を離し、それを除菌シートで丁寧に拭いて異空間に戻す。そして講堂へ踵を返し、歩き始める。
振り向かずに普段の口調でそう言い残していく五条は、漸く理解が追いついた爆豪が怨敵を見る目を自分に向けていることに気づかなかった。
通(五)条はcv.安原義人
怒り五条はcv.佐々木誠二でお願いします。
さすがに身体測定の場でアーマー着込んでドンパチさせるわけにはいかないとはいえ、開始2話でアキレスしか出ないとは…
向いてないのか?俺…