ヒロアカ世界でLBXをアーマーとして造って戦える五条勝に憑依転生してもうた、誰か助けて   作:ジューク

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どうも皆さん、ジュークです。
はい、遅れてすまんかった。
大学生活まだまだナメてた。
ごめんちゃい。
あとチェシャ猫(?)ロックなマヤノ天使。以上。


怪物(イフリート)VSラスボス(オールマイト)

 

 

 

 平和の象徴(オールマイト)の到着。

 

 

 それは戦況の新たな変化を意味していた。

 

 

「死柄木弔…」

 

「コンティニューだ…と言いたいが、脳無がいない状態でラスボス2体なんてクソゲーを強行するほど俺もバカじゃねぇ…退くぞ黒霧」

 

「はっ」

 

 

 死柄木はオールマイトに怨敵を見るような目を向けるが、やがて諦めたように黒霧が展開したワープゲートの中に消えていった。

 

 

「逃げたか…それで奴はいったい」

 

「オールマイト!取り敢えずあの鎧は五条君で、敵は今消えていった方で…あの鎧はオールマイト級の敵を想定してるらしいんですけど」

 

「落ち着け緑谷少年。まず状況を教えてくれ」

 

「あ、はい!えっと…」

 

 

 テンパっているのか、わたわたと状況を早口で話す緑谷を宥めたオールマイトは、取り敢えず緑谷から正確な状況を聞き出した。

 

 

 

「――…っていう状況で…今の五条君はかなり危険な状況なんです。敵の身体が物理的に熔けるぐらいの高温で…いくらオールマイトでも」

 

「それでも、五条少年は自らの命を懸けて戦ってくれたんだろう?教師の私がPlusUltraしなくてどうするんだ。大丈夫!行ってくる…さッ!!」

 

 

 そう言ってサムズアップしたオールマイトは拳を握り締めて広場へ飛び出していった。

 

 

 

 

⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪
 

 

 

「(止まれ…!止まっ……てくれ…!!)」

 

 

 一方、イフリートを纏っている五条も無事ではなかった。

 

 

 ヘッドアップディスプレイは『WARNING』だったり『NO CONTROL』『DANGER』だったりの表記で赤く埋め尽くされており、サウナやロウリュが涼しく思えるほどの高温に包まれていた。

 

 

 しかし、止めたくても頭が上手く回らない。吸う息も吐く息も熱風のように熱く、そろそろ意識が完全に切れかけている。

 

 

「(く…そ………ッ…)」

 

 

 

 薄れ行く意識。それが最後に捉えたのは…

 

 

 自身に突撃する大男の姿だった。

 

 

 

 

 

⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪
 

 

 

CAROLINA(カロライナ)…」

 

 

SMASH!!!

 

 

 オールマイトの初撃はクロスチョップの構えから、✕字の振り下ろし。圧倒的な膂力から放たれたそれは、剣士の剣撃にすら錯覚する威力である。

 

 

 それをイフリートに叩き込んだオールマイトは…

 

 

「効いた、けど…熱っつ!?」

 

 

 

 一瞬の接触にも関わらず、手刀を当てた部分がかなり赤くなっていた。

 

 

 思わず飛び退き、あまりの衝撃に耐え切れず、胸部の装甲に大きな亀裂が入ったイフリートから距離を取ったオールマイトは、ふと己の額の汗を腕で拭う。

 

 

「…これは…!」

 

 

 オールマイトの巨体を覆う特注スーツの裾には、たった一撃の際にかいたとは思えないほどの汗が染み付いていた。更に、距離を取ったにも関わらずイフリートから感じる若干の熱気に、暑さの汗とは違う冷や汗がオールマイトの頬を流れた。

 

 

「飯田少年のSOSを聞いてからここまで全速力で来たとはいえ…近づいて一撃入れるだけでこの有り様…加えてここからでも感じる熱気……(最もマズいのは、これ(・・)にほぼゼロ距離で覆われている五条少年だ…!アーマーの機構を加味しても、恐らく極度の熱中症と脱水状態、これ以上続けば全身火傷にもなりかねない!!)早く決め――」

 

 

 

 拳を今一度強く握ったオールマイトは、イフリートに再び一撃を入れんと身を屈める。

 

 

 しかし、ここでこの場の誰も予想していない事態がイフリートに起きていた。

 

 

 元々は対オールマイト級の敵を想定したアーマーとはいえ、それに大きな傷を付けるということは、それほどの強敵が目の前にいることを意味する。

 

 

 長時間の稼働。それにより生じる、耐熱特化の装甲でも耐え難いオーバーヒートからなる活動停止の可能性。

 

 

 そして…目の前の()の危険度。

 

 

 それらを理解したイフリートのAI、そして五条の生物としての生存本能は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後にして最大の攻撃を選択した。

 

 

 

 

 

アタックファンクション

プロミネンスレイド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロミネンスレイド

 

 

 

 

 

 

 

「ガギャアァァアアァァアアアァァ!!!!」

 

 

 両手にスパークを走らせながら拳を握って力を籠めたイフリートは、高速移動の際とは明らかに違う巨大な一対の炎を噴出させ、大きく吼えたかと思った次の瞬間、USJの天井ギリギリの高さまで跳ね、空中に留まる。

 

 

 そして、オレンジ色の微光を放つエネルギーを空中から吸収し始めた。

 

 

 ベールをはためかせながら巨大な一対の炎を翼のように広げ、四方八方からエネルギーを吸収するその姿は、先ほどの凶暴な怪物(モンスター)とは程遠い神々しさすら感じ取れる。

 

 

 しかし、その場にいたオールマイトら他の面子には、惚けている精神的余裕など無い。いや、あってはならなかった。

 

 

 特にそれが当てはまったのは、土砂災害ゾーンから広場に到着した二人…葉隠と轟だった。

 

 

「あれ…まさか五条くん!!?」

 

 

 葉隠の声には、驚愕と戸惑い、心配と焦りといった様々な感情がごった返しになっている。

 

 

 しかし…

 

 

「………クソ親父(・・・・)……!?」

 

 

 轟の目に映った怪物(イフリート)は、彼が最も忌み嫌う怪物(父親)の生き写しだった。

 

 

 片や、自身の友人の苦しそうな姿に。

 

 

 片や、最も憎い存在と瓜二つな姿に。

 

 

 故にこそ、一瞬反応が遅れた。

 

 

 イフリートが両拳をぶつけ、スパークを迸らせながらゆっくりと離す。

 

 

 そしてその光が極限に達した、その瞬間…

 

 

「!全員離れるんだ!!!」

 

「!!ちィっ――」

 

 

 オールマイトが叫ぶと同時に轟が右手を振り…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

滅びの光が散った。

 

 

 

 

 

⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪
 

 

 滅茶苦茶な軌道で広場に降り注いだ熱線の雨。

 

 

 広場全体を覆う土煙が、やがてゆっくりと晴れていく。そこに、ポツポツと立ち上がる人影が幾つかあった。

 

 

「………てて…皆、怪我は…?」

 

「…お、オイラはなんとか………」

 

「ケロ、私もよ。相澤先生は…」

 

「大丈夫だ…あの熱線が追尾式なら全員お陀仏だったろうが」

 

「…よかった……!広場は!?広場の皆は!!」

 

 

 頭を擦りながら起き上がった緑谷に続くように、峰田と蛙吹、そして相澤が物騒なことを言いながら起き、顔に手を当てる。そしてハッとした緑谷は、四つん這いの体勢から立ち上がり、フラつきながら広場を見る。

 

 

 

 そこには…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…せ、セーフ………鼻先カスった…

 

 

 咄嗟に地面から引き抜いて盾にしたのか、幾つも穴が空いた大きな石材を持ち上げているオールマイト。

 

 

「あ、ありがとう轟くん…」

 

「無差別攻撃か…クソ親父並みにイカれてるな」

 

 

 

 十数メートル程の厚さにも関わらず、オールマイトの石材同様何ヵ所も穴が空いた氷塊の下にいる葉隠と轟。

 

 

 奇跡的に、熱線に貫かれた者はいなかった。*1

 

 

「よかった…皆無事……!五条君は!!?」

 

 

 とにかく命は助かったらしい三人を確認した緑谷は、ホッとしたように息を吐くと、思い出したように辺りを見回す。

 

 

 そして…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最後の一撃の負荷と、落下の衝撃によるものか、胸部の装甲を中心に、完全に壊れて機能停止したアーマーに覆われた、罅割れた蔓無しメガネの男を見つけた。

 

 

 

「ッ五条君!」

 

 

 

*1
約一名カスったため、「灼かれなかった」は不適切




えーはい、家族旅行in北海道と履修登録、あとレポート課題(発表先陣切り)に追われた結果大幅に投稿遅れましたごめんなさい。
1年経ったとはいえキツいっすわ…
あと短い。酷いな俺。マルチタスク苦手とはいえ…

五条がタヒんだ!?

この人でなし!(豹変&理不尽)
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