ヒロアカ世界でLBXをアーマーとして造って戦える五条勝に憑依転生してもうた、誰か助けて   作:ジューク

9 / 10
どうも皆さん、ジュークです。

そういや思ったんですが…
二人の英雄→ウォルフラムの金属操作
ヒーローズライジング→マミーの無機物操作
WHM→フレクトの反射でレーザー系無効

………映画の敵キャラの“個性”、こっちの五条と相性悪い奴多すぎ問題が発生してることに今更気づきました。

どうしよ(他人事)


体育祭:開幕

 

 

 

 

 雄英体育祭。

 

 

 人々の“個性”の発現、所謂『超常』によって画一された『人間』の規格が無くなったために規模・人口共に縮小して半ば形骸化してしまったオリンピックに代わって、日本に於ける「かつてのオリンピック」となったのが、雄英高校の体育祭である。

 

 

 ヒーロー科・普通科・経営科・サポート科問わず、学年ごとに別れて毎年異なる競技で予選を行い、そこから勝ち上がった生徒たちでトーナメント方式の本戦を行う、学年別総当たり戦となっている。

 

 

 基本的には、ラストチャンスであることから生じる熱気と、培われた2年間の全てをぶつける3年生のステージがメインとなる。

 

 

 しかし、今回は雄英高校では異例中の異例とも言える(ヴィラン)の襲撃を乗り越えた1年A組の入る1年ステージに注目が集まっていた。

 

 

 そんな異例尽くしのステージの幕が今、開こうとしていた――。

 

 

 

⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪
 

 

 

「いよいよですねェ五条さん!」

 

「えぇ…そのようです」

 

 

 1年H組の控え室では、自分たちのサポートアイテムの最終調整をする生徒や、早鐘を打つ心臓を宥めようと深呼吸をする生徒など、十人十色の動きを見せていたが、ほぼ全員に共通するのは『緊張』である。

 

 

 その共通から外れている数少ない例が、発目と五条の2人である。片方は相変わらずのマイペース、もう片方は静かに、しかし明らかに何かをキメているヤバい笑みを浮かべて手に着けたグローブを締めている。

 

 

「先日もそうでしたが、何かあったのですか?」

 

「えぇ…とうとう、色々とトラブルやら何やらが重なりましたが、それら全てを乗り越え…完成したのですよ。『例のアレ』が」

 

「アレと言いますと……『アレ』がですか!?」

 

「はい。重ね重ね、感謝します。御礼と言っては難ですが…予選から使うつもりです。見せてあげますよ。貴女のお陰で完成した…『アレ』をね」

 

「それは是非楽しみにさせていただきます!ですが、私が開発したドッ可愛いベイビーたちも負けません『まもなく開会式が始まります。各生徒は移動を開始してください。繰り返します――』よ…と、始まるそうですね。参りましょうか!」

 

「クク…えぇ………始めましょう――」

 

 

 

――私たちの戦い(ゲーム)を。

 

 

 

⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪
 

 

 

雄英体育祭!! ヒーローの卵達が我こそはとシノギを削る年に一度の大バトル!!』

 

 

 1年ステージのスタジアムの実況席から大声を張り上げるのは、鶏冠のように反り立った金髪に逆三角形のサングラスを掛けたDJのような男…プロヒーローにして雄英高校教師の一人であるプレゼント・マイクだ。

 

 

『どうせてめーらアレだろこいつらだろ!?敵の襲撃を受けたにも拘らず、鋼の精神で乗り越えた奇跡の新星!!!ヒーロー科!!1年!!!A組だろぉぉ!!??

 

 

 その言葉と共に、出口からA組の面々が出てくる。更に同じヒーロー科のB組、普通科、サポート科、経営科の生徒たちが別の入り口から続々と出てくる。

 

 

 そして生徒たちがスタジアム中央のステージの前に集まると、目の周りだけを覆うマスクを着けた、中々にきわどい格好の女性…プレゼント・マイクと同じく雄英高校の教師であるミッドナイトがステージに上がった。

 

 

「選手宣誓!!」

「18禁なのに高校にいてもいいものか」

 

「いい」

 

「静かにしなさい!選手代表!!1-A爆豪勝己!!」

 

 一部の生徒からの野次(?)を制止し、ピシャンと鞭…複数の革を束にしたバラ鞭と呼ばれる物を鳴らしたミッドナイトに呼ばれた生徒…爆豪は、気怠げな態度でステージに向かって足を出す。

 

 

「…!………せんせー」

 

 

そのままスタスタとステージに上がると、一瞬五条の方を睨んだ後にマイクに向かって…

 

 

「俺が一位になる」

「絶対やると思った!!」

 

 堂々と爆弾発言をかました。

 

 

「調子のんなよA組オラァ!!」などの罵声を、首筋で親指をスライドさせるジェスチャーで返した爆豪に更なるヘイトが集まる中、ミッドナイトを含む一部の者だけは切り替えていた。

 

 

「さーてそれじゃあ早速第一種目行きましょう!いわゆる予選よ!毎年ここで多くの者が涙を飲むわ(ティアドリンク)!!さて運命の第一種目!!今年は……コレ!!!」

 

 

 その言葉と同時にホログラムのスクリーンに表示されたのは…『障害物競走』の文字だった。

 

 

「計11クラスでの総当たりレースよ!コースはこのスタジアムの外周約4㎞!我が校は自由さが売り文句!ウフフフ…コースさえ守れば何をしたって(・・・・・・)構わないわ!さあさあ位置につきまくりなさい…」

 

「さて、と…」

 

 

 

 ガガガと音を立てて壁が変形してゲートになるのに合わせ、生徒たちの大半はゲートの前を陣取っていく。そして五条も、ヘッドギアを装着して位置を微調整する。

 

 

 そして、ゲートに取り付けられた3つのランプが順に消えていき…

 

 

 

「スターーーーーート!!」

 

 3つのランプの消灯とミッドナイトの合図を引金に、大量の生徒が我先にとゲートへ殺到した。

 

 

 しかし、ただでさえ狭いゲートに数百人の生徒が一斉に飛び込んだことと、逸早く先頭に出た白髪と赤髪のハーフアンドハーフの男子生徒…轟焦凍の氷結による足止めが重なったことで、多くの生徒が立ち往生を強いられていた。

 

 

 ただし、ヒーロー科を含む一部の生徒はそれを潜り抜けて進んでいる。そして五条は…未だにゲートをくぐらず、スタジアムで腕組みをしたまま仁王立ちしている。

 

 

『おぉ~っと!!ほぼ全員の生徒がゲートを潜って先へ進む中、アレは………サポート科1-H五条勝!一体あんなとこで突っ立ってなーにしてんだァ!!?』

 

『まァアイツのことだ。おそらく何か…!』

 

 

 プレゼント・マイクの隣で包帯で顔をぐるぐる巻きのミイラマン状態にされている男…相澤は言葉を続けようとした瞬間、五条の変化に先んじて気づいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(アーマー)No.10:(コード)(ネーム)『オーディーン』顕現装着(リアライズ)

 

 

 五条がそう呟いた瞬間、五条の周囲に幾つものパーツが展開される。

 

 

 足から順に、紫と白と黒を基調としたアーマーが装着され、最後に赤い眼が起動するように輝いた。

 

 

『こ、これはー!?1-H五条、まさかの大・変・身!!バリバリ男心を擽るロボスーツを装着した~~!!?てかなんだアレ!?』

『アレは五条の“個性”で造ったアーマーだ。そういやアイツ、つい昨日新しいのが完成したとか言ってたな…やけにテンションがおかしかったが』

 

『マジかよ!!?てかなんでお前あのリスナーとそんなに親しくやってんだ!!!?』 

 

『おい仕事しろ。動くぞ』

 

 

 相澤の小突きで視線をスタジアムに移したプレゼント・マイクが目にしたのは、今まさに駆け出そうとする五条の姿だった。

 

 

「はッ!!!」

 

 勢いよく駆け出した五条は10メートル程走って軽くジャンプし、身体を捻る。

 

 

 それを鍵としたのか、背中に取り付けられた二対の翼の内、一対が前に倒れて五条のメットのトサカに沿う形で合体し、鋭利な先端になる。同時に、太股を身体と一直線になるように伸ばして膝を90度曲げ、バタ足をするような体勢にアーマーが五条を固定する。

 

 

 そして、膝のブースターから桃色の炎を吹き出して加速し、そのまま空へ飛び出していった。

 

 

OH MY GODDESS!!?(嘘だろオイ!!?)1-H五条、まさかの変形飛行ギミックーー!!会場のボルテージも一気に限界突破させやがった!!てかマジで何なんだあのスーツ!!」

『アレは……前に造ってたヤツか』

 

 

 大興奮のマイクの横で、相澤はオーディーンがUSJの時に造っていたアーマーだったなと思い出していた。

 

 

 そんな様子をつゆ知らず、五条は第一関門の『ロボ・インフェルノ』、第二関門の『ザ・フォール』を一気に飛び越え、あっという間に最終関門、威力は低いが音と見た目は派手な地雷が大量に埋め込まれた『怒りのアフガン』で競り合う爆豪と轟に追い付いた。他の生徒たちは、早くてもまだ『ザ・フォール』の終盤手前にいる。加えて、轟と爆豪は互いにヒートアップして前ばかり見ており、後方上空を飛ぶ五条に気づいていなかった。

 

 

「(さて…(轟君)には悪いですが、爆豪君と一緒に潰させて貰いますか…潰す理由はほぼ八つ当たりですが)」

 

 

 かなり物騒なことを考えた五条は、飛行形態から変形し、両端にネオングリーンのエネルギーで形成された穂先を持つ槍…『リタリエイター』を構えた。

 

 

「必殺ファンクション!!」

 

 

 

 

アタックファンクション

グングニル

 

 

 

 

 

 

グングニル

 

 

 

 オーディーンの紅いコアパーツを中心に、全身にオレンジ色のエネルギーが集まっていく。五条が力を籠めてそのエネルギーを払い、リタリエイターを天に掲げると、払ったエネルギーが巨大なドリルのような形状となって、リタリエイターの穂先に集中していく。

 

 

「?一体何……!!?」

 

「アレは…まさか………!?」

 

 

 爆豪と轟が異変に気づいたのは、ドリル状のエネルギーが五条から撃ち出されたのとほぼ同時だった。

 

 

 ドリル状のエネルギーは、爆豪と轟を分断するように地面をガリガリと大きな音と衝撃を伴って削り、アフガンの出口を潜ってその先の地面で爆発した。

 

 

 突然の乱入者からの攻撃(五条の空からの不意討ち)に反応した二人は、咄嗟に離れて地面に着地し…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の瞬間、ほぼ全ての地雷が同時に(・・・・・・・・・・・)作動した。

 

 

⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪
 

 

 

 大爆発の音と地響きは、少し離れた一年スタジアムまで届いていた。

 

『何だどうしたァ!!?1-H五条が放った一撃の後、アフガンが轟音と砂煙に包まれたァァ!』

 

 

 会場も軽くパニックになりかけており、実況席ではプレゼント・マイクも大声を上げながら動揺している。その横で、相澤はやれやれといった口調で呟いた。

 

『アイツ…強力な一撃を叩き込んで、爆豪たちの周りの地雷を連鎖的に作動させやがった…加えて、アフガンの先での爆発の衝撃と震動、更に爆発した地雷に反応して、そことは関係無い位置の地雷までもが一斉に作動…ありゃもう使える地雷はほぼ残っちゃいないな』

 

 

『オイオイオイそりゃあ企画倒れもいいとこだぜイレイザー!!!さァさ喜べマスメディア!!一体お前らの、いや、この光景を見ている誰がこんな大番狂わせを予想できた!!?』

 

 

 敵の襲撃ではないとわかった観衆は席に戻った。それを確認したプレゼント・マイクは、改めて観衆に向かって叫ぶ。

 

『まさにドン底からの大逆転劇!そして何より史上初!!予選一位通過を達成させたサポート科(・・・・・)!!てか最早こんなのはサポートって次元のレベルじゃねェ!!そんな型破りのダークホース―――』

 

『五条勝が今、このスタジアムに堂々の凱旋だァァァァ!!!』

 

 プレゼント・マイクのシャウトと同時にゲートを一番乗りで潜った五条は、変形しながら着地する。そして完全に停止すると、会場が崩壊しそうに思えるほどの声量の歓声が沸き上がった。

 

 

 続いて、序盤から『フルカウル』で先頭の2人を追いかけていた緑谷が、吹き飛ばされた爆豪と轟を追い抜く形で2位に。次いで轟、爆豪の順でゲートを通り、その後もヒーロー科の生徒40人と普通科の生徒1名、そして一位の五条と発目の2人、計43人が本戦へと駒を進めた。

 

 

 

⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪
 

 

 

 

 

 その後、1年生は開始時のようにクラス毎に固まって壇上のミッドナイトに注目していた。

 

 

「さて、予選通過は43名!!!残念ながら落ちちゃった人も安心しなさい!まだ見せ場は用意されてるわ!!そして次からいよいよ本選よ!!ここからは取材陣も白熱してくるよ!キバリなさい!!!さーて第二種目よ!!私はもう知ってるけど~~~…何かしら!!?言ってるそばから…

コレよ!!!!」

 

 

 その言葉と同時にスクリーンに表示されたのは『騎馬戦』の3文字。

 

 

 ルールは、予選の結果に基づいて振り分けられたポイントを2~4人で組んだ騎馬の生徒で合計し、そのポイントが書かれたハチマキを、装着した騎手や騎馬で奪い合い、試合終了時の所持ポイントが多い上位4組が決勝ラウンドに進むサバイバル方式。

 

 

 ポイントは、最下位の43位に5P、42位に10Pと五Pずつ加算されていき、3位の轟に205P、2位の緑谷に210Pが与えられる。

 

 

「そして1位に与えられる(ポイント)は――」

 

「(1位と2位で5P差というのはしょうもないですし…多めに見積もって1000Pぐらいですかね。まぁさすがに頭おかしい量は…)」

 

 

 顎に手を当てて自身に与えられるPを考えていた五条は――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「1億!!!!!」

 

 

「――は?」

 

 

 転生してから初めて耳を疑った。

 




な、なんとか…
なんとか自分の誕生日に間に合わせた…!
履修登録とか大変だった…ごめんなさい。
あとデュエプレって面白いよね(開き直り)
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